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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アフリカン・カンフー・ナチス 《ネタバレ》 まさに珍品ですね。大戦後、生き延びたヒトラーと東条がガーナで最強舞踏会を開催、という わけのわからないお話ですが、初っ端に「ポンコツのイタリアは除外」というパワーワードが出てきてお茶吹き出しました。 吹き替え版で見たのですがなぜかみんな関西弁なんですよね。でもこれは関西弁の吹き替え込みで完成されている、という気がします。 吹き替えの人たちの個性が光っててより面白く見れたのは間違い無く、逆に言えば字幕だったら見れたもんじゃなかったかも(笑)。 ヒトラー役の人が自ら監督・脚本して出演してるんですね。クラファンで続編の資金も確保して製作中だそうで、 こんなおバカな映画を作るバイタリティと意欲に4点を献上。[インターネット(吹替)] 4点(2025-04-23 14:01:18) 2. 殺人狂時代(1967) 《ネタバレ》 60年代のモノクロ作品。 個人的には仲代達矢演じる主人公のキャラが好きです。牛乳瓶の底のようなメガネをかけて、 のんびりした喋りでマイペースな個性を発揮。こんな仲代達矢は他に見たことありません。 そして敵キャラの溝呂木省吾。まるで漫画から出てきたみたいな濃いキャラで実に忘れ難いです。 舞台装置のような精神病院、そこで繰り広げられる西部劇のような一騎打ちのシーンから、 バーのシーン、富士山バックのプールのシーン、自衛隊のシーンなど、どれも風景的に印象深い。 短い1ショットで顛末を見せテンポよく繋げるこの感覚はその後のハリウッド娯楽作品に よく道いられるように思え、それを60年代に多用してるこの作品の先進性に唸らざるを得ません。 ただその形式故に多少のわかりにくさももたらしてるように感じました。 なんにせよいろんな意味でとんがってる作品で、とんがっている作品には高評価をつけざるを得ません。[インターネット(邦画)] 7点(2025-04-17 16:46:53)《改行有》 3. 唄う六人の女 《ネタバレ》 変な映画ですけど、それなりに面白かったです。 入り口はまさしく不条理ホラーで、得体の知れない女達に監禁され、そこから脱出するという話なのかと思いきや、 この女達のまさかの正体が明らかになり、自然を守ろう的な展開に。まぁ人間も自然の一部ですからね。八百万の神の国らしい設定。 振り返ればいろんなシーンで疑問が生じるのも正直なところなんですが、シュールな新しさがそれを補って余りあることも確か。 あと山田孝之は流石の実力派俳優だなと感じました。[インターネット(邦画)] 6点(2025-04-17 16:15:01)《改行有》 4. 水深ゼロメートルから 《ネタバレ》 元々は高校の演劇だったものを映画化したんだとか。 最初から最後まで、本当に些細な話で特に何も起こらないのですけど、 同じJKが見たら、ああわかるわかるみたいな感じで楽しめるのかな?とか思ったり。 まぁでも男女というものの有り体に悩んでる様は分からんでもないです。 それにしても、プール底に砂がありすぎだなと思いました。 学校のプールって掃除しなかったらあんなに溜まるものなんでしょうか。 女の子達の演技は自然で良かった。[インターネット(邦画)] 5点(2025-04-13 16:59:47)《改行有》 5. 私にふさわしいホテル 《ネタバレ》 のんの七変化という触れ込みでしたが、最初のほうは多少笑えたのですが 瞬間湯沸かし器みたいに急に怒り狂う感じが私には演出過剰に思えてしまいました。[インターネット(邦画)] 5点(2025-04-13 16:50:15)《改行有》 6. 侍タイムスリッパー 《ネタバレ》 面白かったです。超低予算だと話題になってたので調べてみると2600万円だとか。 でも全体として丁寧に作られてるのが見て取れます。 映画って作るのに大人数必要ですから、どうしてもお金がかかるんですよね。 だから予算が少ないと、チープさが先んじちゃう。低予算映画は内容以前にそのチープさでもうダメみたいなのが多いけど、 本作は照明やからBGMに至るまで丁寧な繕いでチープさを無くそうとしてるなと感じました。 あと、何より主役の方の顔が良いです。本当に幕末の侍っぽい顔つきで、全体として配役もいいなと思いました。 タイムスリップものという題材は新しいものではありませんが、前半は笑いをとり入れ面白く、 後半は感動へとしっかり娯楽を意識した作りで万人受けするものになってます。[インターネット(邦画)] 7点(2025-04-11 16:50:50)《改行有》 7. サザエさん(1956) 《ネタバレ》 アニメのサザエさんというのは1969年から放送スタートしているそうです。 それよりもだいぶ前にこんな映画が作られていたとは知りませんでした。 夢みがちな、若かりし頃のサザエさん。度々、槐達による歌が披露されていて、そういうシーンは見ていて楽しいです。 特にワカメちゃんの早熟な演技と歌が印象に残りました。まさか松島トモ子さんだったとは、、、。 全体的なお話もすごく時代を感じさせるもので、割と本格的なジングルベルをみんなで歌うシーンが素敵でした。[インターネット(邦画)] 5点(2025-04-06 16:10:55)《改行有》 8. MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 《ネタバレ》 全く予備知識なしで見ましたが良かったです。小気味良い編集とテンポ、そして付随音楽のセンスの良さ。 部長のキャラと部下たちの応対の変化、楽しさからほのかな感動、そして終わり方も後味が良いです。 あと、木本事務所の崎野です〜!の言い方が耳にこびりついて離れません。[インターネット(邦画)] 7点(2025-03-22 15:14:04)《改行有》 9. はい、泳げません 《ネタバレ》 大学教員をしてる主人公はカナヅチで、水泳教室に通う。 そこで繰り広げられるのはまさしくコメディで、同じく生徒の4人のおばちゃんとの掛け合いが印象的。 彼は常に考えすぎなタイプで、何かをしようとするといちいち理屈で考えてしまう。 この辺は私も同じなのでその不器用さが理解できる。いつも考えごとばかりしている人にとって一番難しいのは何も考えないことなのだ。 それにしても泳げない人が教室に通って泳げるようになるまでのお話なんて、日本は本当に平和だなぁなんて見ていたら、 後半から途端に雲行きが怪しくなる。話が急激にヘビーになっていく。そしてトラウマチックな描写が増えていく。 この展開には少々面食らいました。そういうことだったんかい。主人公は最終的には新しい恋をスタートさせ泳げるようになる。 なのでめでたしめでたしなのだが、そこに至るまでのサクセスがいまいち咀嚼できない。 とりあえず新しい一歩を踏み出せば新しい景色が見えるぜってなところか。 悪い映画ではないけれど、感動するほどの構成力はストーリーにはなかったかも。[インターネット(邦画)] 5点(2025-03-18 16:07:37)《改行有》 10. かがみの孤城 《ネタバレ》 感動まではしなかったですが、いいお話だと思います。 他の方も言われてるように孤城自体のファンタジー的な魅力あるシーンは確かに少なかったように思います。 でも現実世界への処方箋みたいなストーリーなのでこれもありだなと。実際に色々な境遇を抱えている子達は多いだろうから、 もし一人でも勇気付けられた子がいるのであれば製作者冥利に尽きるでしょうね。[インターネット(邦画)] 6点(2025-03-06 17:21:52)《改行有》 11. アナザヘヴン 《ネタバレ》 冒頭、事件現場から例のものを見た刑事たちがオエ〜!オエ〜!と嗚咽を吐きながら ものすごい勢いで部屋から飛び出してくる様を見て、ああこういうスタイルの作品なのね、と期待しました。 不思議なコミカルさがあって、ダンスミュージック風の付随音楽を鳴らしながら進んでいく前半は良かったと思います。 でも後半は失速します。結局のところ、犯人は水?というトリッキーな内容でまぁそれ自体はいいのですが、 終盤は綺麗に撮ろうとしてる節もあり、脳みそがなんだというところからの尻すぼみ感を感じてしまいました。[インターネット(邦画)] 5点(2025-03-03 17:21:38)《改行有》 12. ザ・ファブル 殺さない殺し屋 《ネタバレ》 前作も面白かったですけど、こちらもまた引き続き良かったです。 邦画ではなかなか観ないようなスピードアクションを楽しむことが出来ます。 特に団地のシーンですかね。スローモーションの使用も作品を印象深くさせていて、 爆発する部屋、吹っ飛ぶ扉を間一髪避けるシーンとか、地雷を踏んだ彼女を 高速で救う終盤のシーンとか、すごく脳裏に焼き付きます。 あと無敵なのに猫舌キャラなのも凄くいいですね。アクション、コメディ、 そして結末に尾を引くほのかな感動に至るまで全体として素晴らしい娯楽作品に仕上がってました。[インターネット(邦画)] 7点(2025-02-25 13:32:14)《改行有》 13. EM EMBALMING/エンバーミング 《ネタバレ》 独特な世界観、エンバーミングという題材など興味深く嫌いではないけれど、 まぁそれでも流石にその犯行目的が凡人には理解不能でついていけず。 父親なのかと匂わせる同じエンバーマーのおじさんも、結局何だったのか。 もっと腑に落ちる、咀嚼できる内容なら良かったんだけど。 全体的にまとまっていない印象を受けた。[インターネット(邦画)] 4点(2025-02-21 14:24:56)《改行有》 14. ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険 《ネタバレ》 子供の時以来のドラゴンボールを鑑賞。 全体的に詰め込みすぎでダイジェスト感があるので一本の映画としてはどうなのと言う気もしますが、 とにかくいろんなキャラが崇めるのでその点は楽しい!と言うべきなのかな。 今作の一押しキャラはやっぱりタオパイパイですかね。舌だけで相手を倒すシーンやどどん波の凄まじい威力、 自分で投げ飛ばした柱に自分で乗って移動すると言うシュールさなど、全てが懐かしいです。 あと途中アラレちゃんが出てくるんですけど、いいともの最終回であらゆる芸人が集結してるのを見た時のような感覚(笑)。 子供の時に見てテンションが上がったのを思い出しました。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-18 09:48:37)《改行有》 15. ドラゴンボール 神龍の伝説 《ネタバレ》 子供の時以来のドラゴンボールを鑑賞。 つかもうぜ!ドラゴンボール!からロマンティックあげるよ〜まで全てが懐かしい。 子供の頃は何も考えずに観てましたが、大人になって見ると色々と気づきがあります。 まずはギャグ漫画としての完成度ですね。ベタなハレンチ要素が、子どもたちの心を掴むのには必須要素だなと。 あと効果音の派手さですね。こんなにも、デフォルメされたやかましいほどの効果音で満たされていたんだなと。 この元気の良さが、80年代を代表する感さえあるわけです。 みんな良いキャラですが、女子を見ると赤面してカチコチになるヤムチャが特に好きです。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-17 11:59:01)《改行有》 16. ドラゴンボール 魔神城のねむり姫 《ネタバレ》 子供の時以来のドラゴンボールを鑑賞。 大人になって観てみると、なんか色々と思うところがありますね。 ああこんなベタベタなギャグ漫画だったんだなって。子供の時はただ楽しく観てただけですけど。 序盤の悟空とクリリンの競争とかも、ああこんなだったなってわりかしまだ覚えていました。 亀仙人のスケベっぷりとブルマいじりもほんと楽しい。この映画版は、魔神城のダークさが特色ですかね。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-16 18:07:16)《改行有》 17. Broken Rage 《ネタバレ》 60分の尺。前半は凄腕殺し屋によるシリアスな内容、後半は前半の内容を、何をやっても上手くいかないおじいちゃんによるコメディで反復。 なので前半は北野武監督、後半はビートたけし監督、という印象です。仮にこの作品が劇場公開作品だったら、多分ほとんとが酷評で埋め尽くされてたと思います。 つまりはアマプラによる無料配信なので、これぐらいならみんな怒らずに温かい目で見てくれるだろう、という範囲内で自由にやってる、という作風だと理解してます。 コメディ内容はまさにたけし節そのもので、いわゆる「失笑ギャグ」ってやつですね。頭打ったり滑ったり覆面被ったりを性懲りも無く続けます。 最近はオールドメディアなんて言葉がよく聞かれますが、これはいわばオールドコメディですね。もうたけしさんくらいしかやらないよなって。 お金取る映画では流石にできないし、今のテレビでやる場所もないので、この場所ならOKでしょ?って言ってるような。 よく言えば安心感あるけど、本当に失笑スレスレのギャグばかりなので賛否はあるでしょう。 私としても「時間ちょうせい」のネットの書き込みみたいなのが出てきた時は流石に寒すぎると思いました。 逆に気に入ったのは、取り調べでの大道芸人と化す浅野忠信かな。あまりに脈絡のないコメディでちょっと笑っちゃいました。 あと全然関係ないけど、たけしさんは年齢の割に下半身がしっかりしてるなと思いました。多分鍛えてるんだろうなぁ。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-15 12:22:13)《改行有》 18. 花のあと 《ネタバレ》 北川景子さんはお綺麗な方ですが、この役柄はなかなか難しかったろうなと思います。 内に秘めた思い、語らずして表情で説明する、そういう高度な時代劇の役は大変ですね。 殺陣のシーンも正直今一つで、現実路線で行くのかエンタメ系にいくのか、 どっちかに振り切ったほうが良かったのではと思います。[インターネット(邦画)] 5点(2025-02-14 13:46:36)《改行有》 19. 家族ゲーム 《ネタバレ》 奇妙さがクセになる、不思議な魅力を放つ作品です。 あらゆるセリフがいちいち面白いです。どれをあげても構わないのですが、個人的には目玉焼きの黄身を指して 「こんな硬いんじゃチューチューできないじゃないか」と抗議するセリフがツボに入りました。 そして最後の晩餐です。一列に並んでガツガツ食ってどんどん壊れていく。 シュールさがしっかり笑いになる。なかなかこんな作品ないです。[インターネット(邦画)] 7点(2025-02-13 15:06:54)《改行有》 20. 男なら夢をみろ 《ネタバレ》 離れ離れになった兄弟。片方は刑事に育てられ学生に、片方はヤクザ。 3年後再び会った時には検察庁幹部になってるわけで、ヤクザと兄と妹の由紀の三人で会食するシーンはおおらかな時代を感じさせますね。 最初から住む世界が違う、叶わぬ恋、交わるべきでないとわかっているからこそ自ら引く行為というのは情があって良いです。 ドンパチシーンになると、途端に影の世界に入ってアメリカのマフィア映画らしい画作りになるのがみていて楽しかった。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-02 15:30:13)《改行有》
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