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1.  フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ 《ネタバレ》 前作「フランケンシュタイン対地底怪獣」の姉妹編?的ポジションだが、前作よりも完成度が高い稀有な一例。成功の要因は幾つか有るが、何と言っても本多監督自身が馬淵薫と共に書き上げた渾身のシナリオであろう。とにかく極力ムダを省いた抜群のテンポで一気呵成にラストまで見せる物凄い馬力に圧倒される。第2にサンダとガイラを俳優に演じさせる愚を繰り返さず、(成田亨デザイン・利光貞三造形の)着ぐるみにしたこと!殊にガイラはスーツアクター中島春雄のパワフルな演技により出色の出来映え。海を目指して疾走する姿は従来の鈍重にノッソリ歩く東宝モンスターとは完全に一線を画していた。第3に皆さんご指摘のメーサー殺獣光線車による抜群の視覚効果。漲るハイテンションのL作戦シーンは伊福部昭の勇壮な「L作戦マーチ」の音響効果と相俟って屈指の名場面に仕上がっている。難点は…強いて挙げれば「ビアガーデンの女性歌手が歌うシーンの冗長さ」、「ラス・タンブリンのスチュワートがやや木偶の坊」と「終盤の海底火山噴火が唐突で不自然」辺りか。しかし満足度の高さで8点進呈。怪獣映画かくあるべし![DVD(邦画)] 8点(2010-02-21 02:48:27)

2.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 「オトナ帝国」でも強く感じたが、これも何で敢えて「クレしん」シリーズでやる必要があったのか甚だ疑問。確かに近頃の邦画アニメの中では割と練り込まれた良作かなとは思うけど、時代考証へのこだわりとか、どう見ても本作スタッフが見据えるメインターゲットは本来の児童じゃなくて親御さんだろ?と鼻について仕方が無い。あと、安直な「タイムスリップ」ネタは「夢オチ」と並ぶ両刃の剣だから個人的にどうにも好きになれないこともあって、高評価の中で申し訳ないけど5点。悪しからず。[DVD(邦画)] 5点(2009-03-10 16:12:29)(良:1票)

3.  惑星大怪獣ネガドン 《ネタバレ》 殆ど一人でコツコツ作り上げたという一点に於いては驚嘆に価するが、作品全体として総合的に見ると残念ながら及第点には届かず。古き良き東宝怪獣映画風のOPに比して中身は平成ガメラの影響が(悪い意味で)濃過ぎる。タイトルロールの怪獣も何だかEVAの使徒みたいな風情で全くワクワクさせないし。もっと着ぐるみを意識したゴジラTypeの造形に出来なかったものか。街のCGも確かに物凄く凝った作り込みではあるが、矢張り古き良き東宝怪獣映画へのオマージュとするなら敢えてここで柳行李を抱え大八車に家財一式を積み込んで逃げ惑う群集のモブシーンが欲しかった…!でも、一人でこれだけやれると世に示した功績は大だと思うのでオマケして5点進呈。[ビデオ(邦画)] 5点(2007-08-29 00:50:46)

4.  座頭市地獄旅 《ネタバレ》 名匠・伊藤大輔のシナリオなんだが、お種が実は…ってのはチト反則。そもそも近づきになるキッカケも、市からドロップキック(!)を食らって転落してきた藤岡琢也と子供(みき坊)が激突した偶然からであって、狙って意図的にという訳では無かったハズ。山本学の仇討ちやらラストの戸浦六宏一味との対決やら色々蛇足っぽく盛り込み過ぎて、肝心の成田三樹夫演じる十文字がやや描写不足。あと、お種が岩崎加根子じゃなくって、もっと色っぽい女優だったらなぁ…惜しい!でもタイトに引き締まった三隅演出はやっぱりイイ!![CS・衛星(邦画)] 7点(2007-06-26 05:07:03)

5.  県立地球防衛軍 《ネタバレ》 この稀代の怪作をアニメ化するのであれば、何故「まっする日本」も「正月仮面」も「グリコーゲンX」も出さなかったのか??特にグリコーゲンXと盛田がアニメ「キングコング」主題歌(作曲:小林亜星)を熱唱する、脳波の乱れるが如き名場面は何としても音声付(ウッホウホウホウッホッホ♪)で再現して欲しかった…!とにかく、原作の有するローカル九州ネタや特撮おたくネタといった奇天烈テイストの半分も味わえないような半端なアニメ化には6点マイナスで臨むのが安永ファンの正しかるべき在り方と個人的に断言して4点進呈。悪しからず。[ビデオ(邦画)] 4点(2007-04-07 03:50:09)

6.  幻の湖 《ネタバレ》 「琵琶湖は現に滋賀県に存在しており、幻でも何でもなかろうが」という私の小癪な突っ込みなど一切拒否しつつ、「トルコ風呂」「どこからともなく耳に響く謎の笛の音」「地獄の耐久マラソン」「ファントム~イーグル」「信長の妹お市」「出刃包丁」「スペースシャトル」といった素敵なタームが万華鏡の如くに散りばめられて怒涛のストーリーが見る者をぶっちぎりに突き放す。ていうか思いっっっっっっきりドン退きしますた。巨匠の全てを擲(なげう)った漢(おとこ)の散り様に敬意を表して零点を進呈しつつ平均点を大幅にsageちゃえ~。[DVD(邦画)] 0点(2007-02-23 04:33:04)(笑:1票)

7.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 本サイトにおける凄まじい高評価の中で誠に申し訳ないのだが…昭和の高度経済成長期ノスタルジーに訴える本作の作りに先ずスタッフのあざとい(しかも何処か冷笑的な)意図を感じてしまい、描写の芸が細かい分だけ妙に鼻についてどうにも素直に感情移入できなかった。お子様に飽き足らず親御さんをもメインターゲットに据えようと考えたのかどうか知らないが、そもそも本来の「クレしん」は子供アニメのはずだろう?本末転倒とは正にこのこと。何よりも「懐古」を未来に背を向けたマイナスイメージとする本作の語り口には全く同意しかねる。「本当に良いモノは幾星霜を経ようとノスタルジー云々抜きに時代を超えて普遍的な輝きを放つのだ!」と何故イエスタデイ・ワンスモアは主張しない??しんのすけに論破される程度の回帰願望レトロ趣味なら他者を巻き込むような大袈裟な計画なんか初めから立てるなよ!ただ、ケン役の津嘉山正種の抑制された声の演技(だけ)は良かった。彼の声に…5点。悪しからず。 [DVD(邦画)] 5点(2006-12-11 02:25:41)(良:2票) 《改行有》

8.  狼の紋章 《ネタバレ》 「幻魔大戦」で知られる平井和正のウルフガイシリーズを東宝が映画化した珍品中の珍品。物語のキモとなる狼への変身場面が今となっては失笑モノのチャチさなのが余りに致命的。まぁバラエティでのお笑い芸能人としての志垣太郎しかご存じない向きには、意外なほどニヒルかつワイルドな犬神明を演じる元祖イケメンの彼を垣間見ることが出来るという点と、本作がデビューとなる初々しい松田優作がフンドシ一丁でヒロインの女教師をレイープする全然初々しくないシーンの資料的価値(のみ)に3点。[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-09-29 15:59:53)

9.  白蛇抄 《ネタバレ》 「わ、私はあくまで水上勉の原作がいかに映像化されているのかを確認しようというだけであってだねぇ、断じて小柳ルミ子のヌードを目当てにしている訳では…ご、誤解してもらっては困るよ君ぃ!」と弁解しながら(誰に?)ニヤニヤ鑑賞する、そんな殿方のための映画。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-09-21 11:21:53)(笑:1票)

10.  乱れからくり 《ネタバレ》 日本推理作家協会賞を受賞した泡坂妻夫の原作を禿げしく改変して火曜サスペンス並みのショボさに。殊に沖雅也のカラクリ人形場面は失笑モノ!大野雄二の音楽も横溝正史モノの”おどろおどろしさ”が影を潜め、妙にテレビの「ルパン三世」風で違和感バリバリ。峰岸徹の大袈裟な大根演技や岸田森の余りにわざとらしい老けメイクも×!いっそ原作に忠実に「メテオストライクであぼーん」というトンデモシーンを再現してくれれば評価もワンランクUPしたものを…6点マイナーーース![CS・衛星(邦画)] 4点(2006-06-25 02:45:52)

11.  わたしのグランパ 《ネタバレ》 筒井原作は未読だが、シチュエーションはなかなか面白そうと思って観てみた。駄菓子歌詞!だがしかし!余りにヌルく淡々としたプロット展開で、いくら何でも演出にメリハリ無さ杉。コメディ狙ってるのかマジなのか、はたまたファンタジー入ってるのかアイドル御用達プログラムピクチャーなのか何だか訳分からない。それでも中盤までの文太と石原さとみの”ほのぼの”交流はそう悪くなかったんだけど、文太がヤクザから大金を横領していたせいで孫がヤクザに拉致誘拐~意味不な空中浮遊~自動小銃バリバリ乱射~人質交換あたりの浮世離れし(過ぎ)た超展開に思いっっっきりドン退き!まぁ文太の漲る存在感あって辛うじて成立しうる凡作の極みってコトで悪いけど6点マイナス。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-06-04 03:09:50)

12.  マジンガーZ対暗黒大将軍 《ネタバレ》 公開から30余年が経過しようとしているが、今も尚コレを超えるインパクトを有したロボットアニメは(まぁつぶさに全てのアニメを検証した訳ではないけどサ)他にあるまい。それほどまでに本作におけるマジンガーZとグレートマジンガーの交代劇は当時の児童にとって筆舌に尽くし難い衝撃的なイベントであったのだ!まずもって主役たるロボットをよくぞここまで容赦なくサディスティックに痛めつけ満身創痍にしたものだ、とスタッフの英断には感心させられる。TV放映中にも多少のピンチは幾度かあったものの、敗北や死を予感させるような危機に甲児が見舞われたことなどほぼ皆無だっただけに観る者の不安・焦燥はいかばかりかご想像いただけるかと思う。だからこそ雷鳴と共に颯爽と登場し、絶体絶命のZを救援するグレートの勇姿と縦横無尽・快刀乱麻の大活躍にも尋常ではないカタルシスが生まれる。TV版最終回のようにZが戦闘獣にやられっ放しのまま終わるのではなく、反撃に転じつつグレートに借りた剣で敵の司令官にとどめを刺すラストも配慮が見られ嬉しい。惜しむらくはグレートの操縦者・剣鉄也のCVがニヒルな低音ボイス野田圭一ではなくチョット甲高い声の田中(デビルマン)亮一だったことと、タイトルロールたる暗黒大将軍が対決など一切せず、単なる顔見せに過ぎないばかりか「余の機械獣を云々」とチョンボ発言まで犯していたこと。併せて2点マイナス。でも、理屈が先走りロボットの活躍そっちのけで小難しい鬱な人間ドラマに傾倒しがちな昨今の妙なロボットアニメなんかよりゃ、遥かに血沸き肉踊らせる”熱い”傑作であり、後代に与えたその影響は甚大であるコトは疑う余地のない事実。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-30 02:48:51)(良:1票)

13.  インストール 《ネタバレ》 「電車男」と云いコレと云い、パソコン事情やネット風俗を最新トレンドのつもりでネタにしているんだろうけど、この世界はタダでさえ「日進月歩」の目まぐるしさ。なもんだから、公開から2年足らずでアラ早くも賞味期限切れw。そもそも上戸彩じゃちーーーーとも不登校ヒッキーにゃ見えないって時点でストーリーに説得力これっぽっちもnothing!むしろ展開をあのマセガキだけに絞って”消防のネカマがエロチャットの女王に君臨?!”てな感じに描いた方が、顔の見えないチャット界の空虚さを思いっきり皮肉る意味でもずっと面白くなっていた希ガス…イヤ原作アリってのは分かってるけどさ。好い歳をしたオッサンたちが小学生に手玉に取られてディスプレイの前でハァハァしているクロスカッティングやスクリーン分割でも見せてくれたら、さぞ滑稽で意外とイイ線いってたかもとか思ってね。てコトで6点マイナス。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-05-21 08:21:41)

14.  あにいもうと(1953) 《ネタバレ》 かつて1936年に木村荘十二監督によって「兄いもうと」の邦題で映画化された室生犀星の原作を名匠・成瀬がリメイク。味わいと完成度で旧作には惜しくも及ばないものの、こちらも実に素晴らしい。何より古き「日本の夏」の情景をここまで活写した作品はそうそう無い。表の往来に打ち水・井戸に吊るして冷やした果物・川辺で網を振るっての魚採り・壜入りラムネ・ふんどし一丁で川に泳ぐ子供ら・日傘・かき氷・もんがパクつくアイスキャンデー…etc。元来ストーリーに拘りのない成瀬は伊之ともんのいかにも新派好みな兄妹愛場面を極力省略し、愛憎劇の舞台たる(今は失われた自然豊かな)多摩川沿いの状況描写を優先させた。結果として劇的な昂揚感(ドラマツルギー)は著しく減退したが、うだるような夏の情景はしっかりとフィルムに込められることとなった。その是非は観る者の判断に委ねたい。俳優アンサンブルとしては母りき役の浦辺粂子が矢張り絶品。ダメダメな夫・息子・娘を欠点込みで丸ごと愛する包容力を誇張の無い全身の演技で見せる上手さときたら溜め息が出そうな程だ。気の弱そうな大学生・小畑を演じた船越英二の飄々とした個性も実に良かった。森雅之はウマイことはウマイけど、余りに作り過ぎた役柄なのが些かハナについたので若干減点。木村版の丸山定夫が見せたブルーカラー丸出しの石工職人ぶりには及ばず。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-23 01:43:31)(良:1票)

15.  大江戸五人男 《ネタバレ》 松竹が30周年記念に制作したオールスター時代劇の決定版。この年の邦画興行収入1位を記録する大ヒットだったらしい。何と言っても役者の存在感が圧倒的!しかも名匠・伊藤大輔の的確なディレクションぶりはメリハリが利いており、主役級に止まらずちょっとした端役に至るまで実に活き活きとした見せ場が各々に提示されている。それでいてテンポは些かも澱むことなく快調そのものなのだから、面白くならないハズがない。阪妻扮する長兵衛が江戸の泰平を願い自らの生命を犠牲にして狼藉三昧の旗本・白柄組を(喧嘩両成敗で)壊滅に追い込むメインストーリーに「番町皿屋敷」誕生秘話までも絡め見応え充分。役者では阪妻や右太衛門も勿論イイが、個人的には権八役の高橋貞二、近藤役の三島雅夫、大久保彦左衛門役の山本礼三郎が出色の好演だったと思う。昨今の●HK大河ドラマ等を思えば、平成の世ではもはや再現不可能な”本物の役者による本物の時代劇”の稀少価値に…8点![CS・衛星(邦画)] 8点(2006-02-25 01:10:37)

16.  電車男 《ネタバレ》 ”2ちゃんねら”であれば思わず( ̄ー ̄)ニヤリのAA_| ̄|○顔文字(;´Д`)ハァハァや「くぁwせrftgyふじこlp;@」カキコや夜空に弾けるキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!花火といった作中の無数の小ネタもイパーン映画ファンには何のこっちゃ意味不明で( ゚д゚)ポカーンだったのでは?原作の発信元が「2ちゃんねる」なんだからその程度の予備知識は必須てのはあくまで制作者側の論理であり、無駄に敷居を高くするだけで却って逆効果な希ガス。ていうか退くよフツーw。しっかし、こんな底浅いアキバ系童貞おたくの願望丸出しファンタジー(絶対に実話じゃねーだろコレw)が映画化され、(B級プログラムピクチャー程度の認知度なら兎も角)それなりに話題作になる邦画界の惨状にはクラクラ目眩を覚えて仕方がないので6点マイナスゥ!あと、あの妙に電車男に親切なネット住人たちは真の意味での”2ちゃんねら”には程遠い善人っぷり、匿名掲示板特有の「毒」が無さ杉!2ちゃんを美化し杉!で余りに嘘臭くて興醒め。ヒッキーや漫喫の三人組はともかく、看護婦のねーちゃんが殆どチャット状態に近いスレにカキコなんかしてるヒマあるかよw。まぁかく言う自分も年季の入った”2ちゃんねら”である事(格付け板住人であって独男板住人ではないが)は別に隠すつもりも無いけど、だからといって”ねらー”の誰もが本作を絶賛するワケではない!という意味も込め敢えて4点。邦画復権への道程は限りなく険しい…本当に…orz [DVD(字幕)] 4点(2006-02-17 01:05:23)(良:1票) 《改行有》

17.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 何より腹立たしく痛恨なのは「未亡人たかが亭主の仇オールグレンに接吻なんてフツーありえなくね?」とか「ヲイヲイ明治時代にニンジャ?」とか「村の入り口に鳥居?」とか「なぜオールグレンにはガトリング銃が当らないのか?」とか「官軍兵士一同なぜラストで土下座?」とか(皆さんの今までのレビューで散々ガイシュツだしキリがないので割愛!)そういう些細なツッコミ処では断じてなく、こんな陳腐かつ薄っぺらい「日本&武士道」勘違い映画をお耽美に撮るしか能がないエドワード・ズウィック如きに渡辺謙をオスカー(助演男優賞)へノミネートせしむるだけの力量を見せつけられたコトだ!珍妙な日本の風俗描写に辟易かつ失笑したヒトらも、勝元の画面における存在感には目を見張り、合戦場面のスペクタクルには思わず息を呑んだハズ。つまりそういうコトだ。要するに我が邦画界は”役者のポテンシャルを十全に引き出し増幅させる”という点に絞っても「ブラックレイン」のリドリー・スコットや本作のエドワード・ズウィックといったハリウッド二流作品及び監督にさえ完敗を喫している、という屈辱的な苦い”事実”を認めざるをえないのが現状なのである。取り敢えず日本人監督による(ジブリアニメ以外の)映画で逆にハリウッドをぎゃふん(死語?)と言わしたるくらいに奮起していただきたい!![DVD(字幕)] 5点(2006-02-14 02:59:44)(良:2票)

18.  がんばれ!!タブチくん!! やく○つる辺りによって、今だにスポーツ新聞や4コマでプロ野球マンガが描かれ続けているのも、全てはいしいひさいち原作が開拓した功績のお蔭を蒙っているワケだ。しかーーーーし!プロ野球に限らず、スポーツ選手の賞味期限てのは余りに短い。本作もリアルタイム世代を除けばヤスダやオーヤにヒロオカなんて「誰それ」レベルだろうし、太ったタブチの可笑しさなども全く理解不能に違いない。しかも本作のアニメーションのレベルは原作の持ち味を凌駕するにはてんで全く一切ちーーーーとも至っておらず何とも中途ハンパ。あんまりその時代に擦り寄り過ぎると、後世からの視点では滑稽ていうかイタイ典型のアニメの間口の狭さに5点。点数の凡そは偉大なる原作の功績を加味してだと知れ![地上波(吹替)] 5点(2006-01-22 02:36:49)

19.  東京暗黒街・竹の家 ヌーヴェル・ヴァーグ関係者&信者は必見!何と言っても鬼才フラーの最高(に奇天烈な)ケッサクですからw。1955年当時の(胡散臭い)日本風俗描写は「戦後」というタームが風化しつつある現在、ドキュメンタリーとしても貴重と云えるでしょう(ウソウソ)。にしても、早川雪洲は何で洋画に出演するとワザとらしい日系二世風の”ニホンゴ”をしゃべるのでありましょうか。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-11 04:18:12)

20.  妖刀物語 花の吉原百人斬り 《ネタバレ》 原作は河竹新七の歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」。廓を舞台にしたデスペレートな悲劇を内田吐夢が格調高く色彩鮮やかに描ききった傑作時代劇。次郎左衛門が花魁の八ツ橋に心底惚れ抜くキッカケが単に肉欲に溺れるのではなく、ほんの気まぐれから発した何気ない彼女の台詞「心の中にまで痣が~」だった、という依田義賢の脚本アレンジが何とも素晴らしい。ラストの村正を振るっての大立ち回りは千恵蔵の他を圧する風格あればこその名場面。時代劇の所作を重厚に演じきれる本物の役者が絶滅した今、その存在感は一層光芒を放つように思えてならない。昭和は遠くなりにけり、か…。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-29 03:28:53)

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