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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ かっわいいなぁ! かわいいだけでなく、いろいろと刺さるなぁ。気が付いたら泣いてて、そんな自分にビックリしたよ。 若いころに観たら、たぶん「子ども向けで退屈」と思ったかもしれない。 いい年齢の大人になったから、人生や世の中は思うようにいかない事の方がずっとずーっと多くて、不条理も悲しい事もたくさんあって、それでも人はなんとか人とつながることで生きていくんだ、という事が骨身にしみてわかるようになったからかもしれない。 余計なものをそぎ落として、大事なものだけ描いた、この「すみっコぐらし」の世界が、こんなにも沁みる。 この映画は、子どもは何も考えずそのまんま、楽しんだり悲しんだりできるんだろうね。 大人は、イマイチと思うか、思いっきり刺さるか、どっちかだと思う。私は後者でした。 目が腫れるほど泣けた自分に驚いた、久々の映画でした。[インターネット(邦画)] 7点(2020-06-19 15:06:42)《改行有》

2.  るろうに剣心 面白かった~。 でも原作を知らない人にはイマイチな評判かも。それはこの作品が「映画としてイマイチ」というわけではなく、原作が「少年漫画」だから。 少年漫画は、まずアクション(闘い)とキャラクターありき、なのです。この二つがよくなければ、いくらストーリーがよくても人気が出ない。「るろうに剣心」はストーリーやテーマもよく考えられていますが、人気の秘密はやはりキャラクターや闘いあってこそ、だったと思われます。 なので、キャラクター、アクション、テーマの順に重点を置いた事は、「るろうに剣心」という映画として間違っていません。 しかし、原作を知らずに普通の映画のつもりで見た人は、イマイチ説明不足だったり、ストーリーの流れの力点がわからなかったりしたかもしれませんね。あと、幕末についての知識が薄い人にはチンプンカンプンね、きっと。 でも、逆に原作を知っている人の評判は、とてもいいのではないでしょうか。ワタシは原作を知っていたので、とてもよかった。アクションシーンもワクワクしましたよ。 俳優さん達も、皆さんよかった。 香川照之→佐藤健→武井咲→青木崇高→蒼井優 の順で上手だった。 惜しかったのは吉川晃司。芝居はいいのに台詞まわしがイマイチ。声の演技を勉強したらもっとよくなると思う。 下手で勘弁してほしかったのが、江口洋介。 ルックスだけで来ちゃった役者ってのは本当にしょうもないな~。わざとらしい目線、わざとらしい咥え煙草、1ミリも変化しない表情。監督がもっと親切に演技指導してあげた方がよかったね。 次回作も楽しみです~[地上波(邦画)] 7点(2013-08-22 14:58:39)《改行有》

3.  ハウルの動く城 これは、ラブ・ストーリーですね。 本当は清楚できれいな少女なのに、美貌の母と妹を持ったせいで、根深い容貌コンプレックスを抱えるソフィー。 若い娘としての自分は無価値であり、家族の中でも帽子作りという職業においても、自分は華やかな存在を支える「裏方」である、と自分を諦めているようなソフィー。 その彼女の孤独が、冒頭の帽子作りのシーンで、すごく上手に表現されています。 また、ハウルも同じ。 「美しくなければ生きている意味がない」と、本当は自分に自信がない弱虫のハウル。「ハウルは弱虫でいいの!」と、強く戦う男を目指すハウルではなく、弱虫のままのハウルを受け入れるソフィー。 二人がお互いをお互いの姿のままを受け入れる、それが「愛」ってやつなんだよね。そうこの映画は言っています。 冒頭でソフィーの深い孤独に気づいた人なら、呪いの意味も彼女が若返ったり老けたりする理由も理解できたでしょうし、ファンタジックなラブ・ストーリーとして、純粋に映画を楽しめたんじゃないでしょうか。音楽も美術も、舌を巻くような素晴らしいものでしたし。 ただ、「ナウシカ」「もののけ姫」系列の作品をジブリに期待している観客は、点が辛くなるのもわかります。そういった観客向けに戦争をからめたのかもしれませんが、かえって逆効果だったような。ラブ・ストーリーならば、あの大団円で八方まるく収まるラストシーンもいいのですが、話を国や戦争に広げたせいで、まるすぎて気が抜けるラストになってしまいましたね‥‥それが、ちょっと残念です。 でも、テーマが壮大でないからといって映画として価値が低いなんて事は全くないですし、随所に小さな破綻が見られるとはいえ、やはりセンシティブな少女や少年の心理の表現は卓越していると思います。 最近の映画は、テーマや説明をそのまんま台詞で言わせてしまう”わかりやすい映画”が多いのですが、本来、表現とはそういったものじゃないわけで。観る側の想像力を膨らませるような、心の琴線にそっと触れてくるような、そんな豊かで表現的な作品だと思います。7点(2005-01-07 21:05:51)(良:1票) 《改行有》

4.  ユリゴコロ 《ネタバレ》 原作は未読、DVDパッケージの写真と吉高由里子に惹かれて鑑賞しました。 なかなかよくできた作品だと思いましたが、原作を読んでいる方は点が辛くなるようです。ずいぶん登場人物や謎をカットしてして、ミステリー要素が減ってしまったそうですし。 けれど、この映画の主役は吉高演ずる美沙子であり、松坂桃李演ずる亮介ではないことから、映画の主題がミステリーではなく一人の殺人者である女性の半生を描くことなのがわかります。なので原作とは全くの別モノ、として観た方が作品を楽しめるし、味わえると思います。 しかし、前半は確かにつらかった。 サイコパス美沙子がユリゴコロを求めて幼少期からずっと殺人を繰り返すさまを描くのですが、なんとゆーかグロいし画面はやたら暗いし淡々としていて、このテンポで最後まで観るのはキツイと、途中で休憩を入れたりしました。 また、松坂演ずる亮介に魅力がないんだ…。 婚約者が行方不明になったっつーのにたいして探しに行かず、他人まかせ。警察にも行かず探偵も雇わず、じゃー何しているかとゆうと、実家に謎のノートを読みにせっせと通うという…。何やっとんじゃ、オマエ(呆)。 後半は松山ケンイチ演ずる洋介が登場して、一気に画面に花が咲く感じ。いや違うか…。なんというか魅力的なキャラクターが登場した!という感じで、ストーリーは淡々としつつも濃度を増して、どんどん目が離せない感じになっていく。 役者の力ってすごい。 松山ケンイチは別にイケメンではないが、すごく魅力のある俳優さんだ。彼は常に作中人物になりきり、その人物がもつ独特の雰囲気まで演じ切ってちゃんと画面から放出してくれる。 妖艶さと清純さをあわせもち人を惹きつける演技をする吉高由里子といい、この二人のキャスティングのおかげで、この映画のクオリティが上がっているのは間違いない。 対して、松坂桃李はイケメンの部類に入るんだろうけど、いつも合格最低点スレスレの演技しかできない。 絶望して叫べと言われれば叫ぶ演技をするし、沈痛な表情をしろと言われればできる。殺気立って睨みつけろと言われたら、ちゃーんと白目がちに目をむいて睨みつけるんだけどねぇ。 でも「そういう演技」は出来ても、その人物になりきることはできない。だからどんな役をやってもみんな同じに見える。亮介と藤吉(byわろてんか)の違いがどこにあるのか、さっぱりわからん。 なので私にとって一番のクライマックスは、亮介と美沙子の再会ではなく、美沙子と洋介の別離のシーンだった。 この二人の素晴らしい演技に圧倒され、涙なくしては観られなかった…。 一番の難は、亮介の婚約者の千絵と美沙子が「偶然」仕事仲間で、「偶然」都心のホテルでばったり会った、という部分。 あまりにもご都合主義な設定で、ちょっと待てー!と、涙も乾いてしまいましたよ。 そこは子どもである亮介が心配で、正体を隠したまま側にいて彼の成長を見守っていた、という設定にしなければおかしいでしょ。原作もそうだったらしいのに、なぜわざわざ不自然な設定に変えたのか。 その部分をミステリーとして描くつもりがなかったからなんでしょうけど…。 もしや「殺人者の愛と生を描く」というテーマをゆるぎなくしたかったため、あえてそのミステリー部分を排除したのかも?ですね。 そう、この作品はミステリーでもサスペンスでもなく、殺人鬼である女性の人生と愛を描いた作品なのです。 これからご覧になる方は、ぜひ原作と切り離して観てください。 心を持てない殺人者だった彼女が、ユリゴコロを求めて罪を犯しさまよい、やがて愛情を手に入れ心を持つ人になり、そしてすべてを失くしても、かつて手にした愛をずっと慈しんでいる姿になんとも言えず胸を打たれると思います。[DVD(邦画)] 6点(2018-07-14 01:26:50)《改行有》

5.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 監督、楽しそうですね!監督、のっちゃってますね!あんまり監督がノリノリなんで、こっちは追いつくのが大変です。 とにかくタラ監督が楽しんで作ってるのはわかった。監督の楽しさの五分の一くらいは共有できたと思う。たぶん。 後半は笑いをこらえすぎて腹筋が痛かったです。栗山千明。いいですね。スケバン刑事かと思いました。なんですか、あの「彼女は若さを凶暴さで補い‥」ってモノローグは。補えんのかよ! アニメは長すぎ。アニメの過去のオーレンは日本語ペラペラなのに、成長したオーレンは日本語忘れちゃったようでカタコト。主役ともども、あの程度ならいっそ英語オンリーの方がよかったのではないか。なんか無駄にマヌケなんだよね。 あとジャパニーズギャングは勘弁してください。どう見てもあれはヤクザでなく日本刀を持ったチャイニーズマフィア。階段律儀に降りないように。 6点(2003-11-15 00:13:40)(笑:1票) 《改行有》

6.  昼顔(2017) 《ネタバレ》 TVドラマを知らないで観ました。 不倫してバレて一度は別れた二人が、海辺の街で再会するのですね。 最初から、すでにラストはわかってしまう展開ですね。だって不倫モノですから、脚本的に「ふたりはようやく結ばれたのでした。めでたし」にするわけにはいかないですものね。 でも「二人の気持ちは変わらない」という根幹は変えられないわけで、そしたらもうどっちかが死ぬしかないですよねぇ(苦笑)。 そういうわけで北野先生はあっさり死んじゃうわけですが、「別れるくらいなら死ぬ」とマンションから飛び降りたり車で暴走して心中しようとした妻も、肝心の夫が死んじゃったらむしろスッキリしてフツーに生きていけそうな感じになってて、執着ってそーゆうもんなのかもしれませんね。 自分を捨てた人間が誰かと幸福になるのは自分が惨めすぎてつらいけど、死んじゃったらもういないから仕方がないもんね、みたいな。 ともあれ、配偶者の不倫を許して別れてあげるには、ものすごく器が大きいか、次の恋人がいないと無理なんじゃないでしょうか。 自分を騙していい人になろうとすると、北野妻みたいに精神的におかしくなって大暴走してしまいそう。 不倫男なんて最低、と見限れればいいけど、そうじゃなくて、夫の運命の人は自分じゃない人だった、みたいなのはつらいね。 ドラマは未視聴なので想像ですが、紗和の元夫は離婚してくれたみたいだし、家庭以外のよりどころ(仕事とか友人とか)をしっかり持っていれば、つらくても乗り切れるのかもしれませんね。 残念ながら、北野妻は業界が夫と同じなわけで、そーゆう意味でも気の毒だったなぁ。乗り切るには、やっぱ次の恋人を作るのが一番なのではないでしょうか。 なんで、やっぱり誰が一番つらいかって言えば北野妻だろうし、離婚後に元夫を愛称で呼ぶくらい許してやれよって紗和に対して思ったよ。 本音は嫌だろうけど、自分は北野先生を手に入れるんだから、許せよそれくらいって。元妻に対して本気で申し訳ないって思ってないなって気がしましたね。 まぁ、北野先生が怪しい行動をとりだしたら着の身着のまま飛び出して尾行するし、北野に対してはなにも譲れないってトコなのかな。 あと、海辺の街の人々が紗和の不倫を知ってすっごく冷たくなっていたけど、みんなまだ若いのに、なんでそんなスクエアに正義好きなの?そんなにみんな清廉潔白?ちょっと極端じゃない?って思ってしまったのは、田舎を知らないからかなぁ。海辺だから開放的に見えるけど、みんなあんな感じだとしたら、とっても怖いです…。 ラストで、実は紗和に新しい生命が…とゆーオチは、いらなかったでしょう。彼女はあの時生きることを決めたんだから、オマケというか後付けの理由はいらなかったと思う。 作品を希望的に終わらせるためにそうしたんでしょうけど、イマイチな感じがします。曖昧にしないで、スパッと紗和に一人で生きて行かせるべきでした。 でなければ、北野妻が妊娠していた方が、ストーリーとしてマシというか、面白かったと思います(笑) 彼は死んだけど赤ちゃんがいます…みたいなのは、キレイ事で依存的で、あまり好きになれないラストでした。[インターネット(邦画)] 5点(2020-07-03 20:38:32)《改行有》

7.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 ああ、これは怪獣映画なんですね。そりゃそうだ、なんたって「ゴジラ」ですもんねぇ!! …と鑑賞後ひどく納得したくらい、ストーリー性はなかった。 まず、父と息子の2代をゴジラの謎に絡めて描こうとして、失敗。次に、怪獣による世界壊滅危機の中で離散した息子一家を描いてはいるが、すべてが中途半端で薄っぺらく、だからなんだ?という感じ。 だいたい父親と亡き母親はゴジラの謎に絡んでるかもしれないが、息子は単なる軍人で爆弾処理係だ。ゴジラとまったく関係ない。 関係のある父親が死んじゃったら、あとは怪獣を倒すために息子が軍で働きだす、というシナリオがとってつけたようで、その不自然さを誤魔化すためにかかげた「家族愛」が、これまたわざとらし過ぎだろう。 こんなどーでもいいシナリオでゴチャゴチャやってるより、もっと早くゴジラを出してくれよ。 悪い怪獣を倒すためにいきなり途中で出現して、チャチャッと倒して、あっという間に海へ還ってしまったゴジラ。あまりの見せ場の少なさにガッカリです。 怪獣映画として観るなら、怪獣の見せ場が少なくて物足りなくて不満。 人間ドラマのあるパニックものとして観るなら、人間ドラマが下手すぎて陳腐すぎて不満。 かなり中途半端な作品だと思いました。 ただ、海へ還っていくシーンとか、役に立たない芹沢博士(日本人)だかに、一応原作へのリスペクトは感じました。 もっと派手に怪獣だらけでギャース!と責めたらよかったのに。アメリカ人の中に眠っていたコアな怪獣映画ファンが掘り起こせたかもしれないのに、と思いました。残念。 [DVD(吹替)] 5点(2015-03-14 22:47:20)《改行有》

8.  サイレントヒル 《ネタバレ》 映像美術に力を入れるあまり、コスチュームまで気が回らなかったのか? お母さんがブーツとミニスカで走り回ってるのが、変…。いや、お母さんはミニスカ着ちゃイカンと言いたいのではなく、キャラに合っていないのに、「この役はこのコスチュームね」って言われて無理して着てるような、不自然さを感じました。(つまり、似合っていないのです…) ストーリーも展開も意味不明なのですが、「そーゆうゲームの映画化なんです!」と言われれば、はぁそうなんですかと納得するしかなく。 ゲームへの愛はわかるのですが、作品への思い入れ度と、ストーリーの作りの粗さが、なんともバランスが悪い。 そういえば、諸外国(米、欧州)は、養子に激しく思い入れする母親、という構図をよく描きますが、そーゆう感覚が一般的だからなのか、それとも珍しいから描かれるのか、気になるトコロです。 そして、そーゆう母子モノに出てくる父親の存在はないに等しく、あったとしても、母親の行動を阻止しようとする邪魔者的存在だったりする。 この映画では、見事にゼロでした。 邪魔もしないけど、役にもたたんという。なんでわざわざショーン・ビーンを使ったのでしょう?勿体ない配役です。 それでも5点を献上したのは、描かれた「サイレントヒル」の世界がすごくよかったから。素晴らしく完成された映像でした。 サイレンが鳴るたび、人間味や可愛気を1ミクロンも感じさせない圧倒的な暴力と殺気で、恐怖と生命の危機をつきつけてくるクリーチャー。 宗教で頭が狂った街の人間たちによる、問答無用のオソロシイ処刑。 観賞中に「あの、こわいんですけど!」と思わず抗議の声を上げたのは、この映画が初めてかもしれません。 ホラーな怖さではなく、生命を脅かされることに対する、動物としての本能からの恐怖というか。 そこは、本当に大したものだと思いました。 最後、オタク心をくすぐるエンドロールでしたね。 悪くはナイし、魅力がナイとは言いませんが、一般の人には「妙に凝ってるな~」と思われるだけかも。 ワタシはゲームはあまりしませんが、感覚がオタク寄りなんで、「おお、このエンドロールが一番いいね!」と思いました。 ストーリーはイマイチなのですが、あの世界をもう一度体感してみたい…と思わせる魅力のある映画です。[DVD(字幕)] 5点(2012-09-07 23:47:54)(良:1票) 《改行有》

9.  アカルイミライ 《ネタバレ》 アカルイミライ‥‥か。そりゃ夢の中くらいでしか遭遇できないもんかもね。 その前に、浅野忠信って演技うまいすか? にやにや笑ってるだけで評価されてしまうお得な俳優ではあるけれど、なんか下手じゃないすか?今回、ベタベタな演技しか見れませんでしたが。 逆に、オダギリジョーはよかった。 名前くらいしか知らない俳優ですが、素でやってんの?と思うくらいにはよかった。 映画のテーマなどは、知らん。 わかりやすく文章で書けるようなメッセージはなかった。逆に、だからよかったと思う。 十代の若者がどう受け取るかは、大人に育ちきったワタシにはわからない。 逆に、大人の立場でみているから、有田父の言葉は心の琴線に触れた。 「許す。わたしは、きみたちを許す」 これは、自分がどん底で苦しんでそれでも他者への愛情を失わずにいられたという経験なくしては、言えない言葉だと思う。他人を切り捨てる事がどうしても出来ない、やさしい(ある意味では弱い。そして強い)人間でなければ決して言えない。 そして、私自身は決して仁村に言ってやれないであろうから、有田父の言葉に涙が出た。 はたして、現代の日本のどれくらいの大人たちが、有田父のようなやさしさと強さを持っているでしょうかね? 自分自身のことを含めて自戒しました。 そういう意味では、仁村が前進するまでの話ではなく、前進するために子ども達が必要としているものを、大人たちが与えられているだろうか?というメッセージを受け取ったのかもしれません。[インターネット(字幕)] 5点(2010-10-02 20:45:36)《改行有》

10.  ザ・リング 怖くなかった。もちろん、リメイクだから先がわからない怖さがないってのもあるでしょう。でもでも、全然貞子‥じゃない、サマラが怖くないんですけど~。死ぬ前は可愛いフツーの女の子だし、死んでからは瞬間移動して追っかけてくるし(笑)。向こうは幽霊も活動的でデジタルだよなぁ。曖昧さがなくて輪郭がハッキリしすぎの幽霊や呪いって、ど~なんでしょう?アメリカのユーレイものって、結局モンスターが人を追っかけて殺す話になっちゃう。笑えこそすれ恐怖はなかった。唯一日本版より怖かったのは、みなさんの死に顔です。さすがに特殊メイク技術はスバラシイ。5点(2003-12-14 00:32:11)

11.  Dear Friends ディア フレンズ 《ネタバレ》 感動モノというには、あまりにも雑さと破綻が目立つ作品。 まず、主役のリナがなぜあそこまでヤサグレてしまったのかの説明が一切ないのが、観客の感情移入を阻んでいると思う。 小金持ちの家の一人娘として両親に溺愛され、たぐいまれなる美貌も持って生まれたリナ。 彼女に近づいてくるのは、男も女もその美しさを利用しようという人間ばかりで、そのため彼女は人間不信になった…的な説明はあるものの、あそこまでヤサグレる理由としてはあまりにも弱すぎて、こっちはいまいち納得いかない気分のままリナの荒れぶりをみせられることになる。しっくりこない。 病気になっても、今までの所業がたたって、ちゃんと見舞いに来てくれる友達もいない。そりゃそうだよな~と見てる側は思うワケで、そこに「だって友達だから」とストーカーのようにつきまとうマキの出現は、感動ではなく恐怖をよんだよ…。 結果から見れば、マキは自分が難病だったからこそ、密かに友達として慕っていたリナが病気になった時に放っておけなかったわけで、その行動はおかしくないはず…なのだが………。 本仮屋ユイカの演技がキワモノすぎて、マキが変な子にしか見えなかったよ。 一番よくなかったのは、リナの癌もマキの筋無力症も、表面だけの知識しかない人間が描写した感じしかしなかったところだ。 乳がんで乳房を全摘したら再建手術をするのが一般的で、現実ではあんな傷跡にはならない。ああいう傷跡になるという認識は、もう数十年以上前のものだ。 男が逃げ出すシチュエーションを描きたいためにテキトーに乳がんという病気を使った感がすごくあるのだが、現実にその病気に罹患して闘病している人は多いのだから、もっとちゃんと病気について学んでから使うべきだろう。 そういう知識のない若い人がデキトーに作りました、という感じが最後まで消えないのが、残念。 途中で死んじゃう子役の子も、「けなげに病気と闘ったけど力尽きて死ぬかわいそうな子」「リナの事をすごく慕ってくれた子」という役をストーリー上必要だから振り分けられただけ、というのがアリアリだったし。 結局、荒れてた女子高生が病気でさらに自暴自棄になった時に救ってくれたのは友達で、しかしその友達はもっと重い病気で、友達を介護するために彼女は立ち直って看護師になりましたっていう、「感動的な筋書き」ってのが最初に決まってて、そこにテキトーにエピソードを作ってテキトーに配役してって言う感じが見え見えで、しらけるったらないよ。 こんなんで感動できるのは、「誰も自分をわかってくれない」って中二病をこじらせているティーンの子だけじゃないのかな。 すべてがテキトーで雑で嘘っぽいストーリーだったけど、北川景子の美しさだけは本物でした。[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-03 19:08:34)(良:1票) 《改行有》

12.  ピンクとグレー 《ネタバレ》 原作付きなのですね。 なんか仕掛けが若いというか…最後に判明する自殺の本当の理由も若いというか…そもそも幽霊が真相を話すってどうなの?アリ?ナシでしょ(苦笑) あと歩道橋からライター投げちゃダメだよ。海ならともかく。危ないなぁ。 役者陣がすっごくよかっただけに、ストーリーやプロットの穴が目立って残念でした。 仕掛けなんてやらないで、素直に青春モノにしておけばよかったのにね。[DVD(邦画)] 4点(2016-12-17 20:18:08)《改行有》

13.  喰女-クイメ- 《ネタバレ》 グルグル回転する舞台は、観る側は面白いけど、演じる側は目が回ってクラクラしちゃうんじゃないでしょうかね。後で尻モチついたりして次のシーンへ行けなさそう。映画だからいいけどさ(笑) それにしても、驚くほど怖くなかった。 全体にやたら暗くてスローテンポで意味ありげなセリフやカメラまわしを多用し、くるぞくるぞ~と煽っておいて結局こないのはジャパンホラーのお約束とはいえ、この怖くなさは反則なんじゃなかろうか。長いし。 まあ怖くない一番の理由は、全体に柴崎コウの演技がよろしくない上に、クライマックスもイマイチだったせい?特殊メイク以外に鬼気迫るものがないので、ただの陰気な女になっちゃってるのがなぁ…。 その点、海老蔵の方がうまいのかもしれんが、別に目を半眼にしてボーっと突っ立っていただけ、とも言える。それにさ~海老蔵演じる浩介とやらがあまり魅力のある男じゃないのに、なんであんなにモテる?主演男優だから?海老蔵本人も、バックグラウンドを取っ払ってしまえばそんなに女にモテるタイプじゃないからなぁ…まあ変な意味じゃなく、男からはいい男だと思われるタイプかもしれないけど。 あとね。好きな男の子どもを妊娠してでも男は浮気者でーって、よくある話だと思うんだが。 過食するのはともかく自分でフォークで掻破しようとするなんて、あり得ないでしょ。そのあり得なさに説得力を与えるのが女優の演技力なのだが、今回はそこに問題があり。舞台で主演をはろうって女優が普通以上に精神的に弱いなんて不自然な設定だな~って、後で実はそこら辺からは海老蔵の死の際の妄想(?)だったってわかるまで、少々シラケちゃいましたよ。 この現実の三角関係と四谷怪談のストーリーがまったくリンクしていないのも、なんだかな。 行燈に灯る明かりとか、背景のプロジェクターの絵とか、デクスターばりの部屋中を埋め尽くすビニールシートとか、グルグル回る舞台といい、映像的にはすんごくよかったので、肝心のストーリーがつまらなくって残念です。[DVD(邦画)] 4点(2015-05-08 23:04:19)《改行有》

14.  ヘルタースケルター(2012) 女性監督はなぜ映像に偏りがちなのか。 同じメッセージを、手を変え品を変えくどいほど映像でアピールしてくるが、そのせいで逆にメッセージ性は薄まり、インパクトも弱くなってしまっている。 結果、「過剰な美容整形による人体崩落」という下世話なテーマだけが浮き上がってしまった。 それと、原作まんまのシーンばかりなのに、「ハテ、こんなにSEXシーンが多かったか?」と思ってしまったのだが、それは原作はメッセージ性が正面に出ているためあまりエロさを感じさせなかったのに対し、映画ではエロが前面に出されており、メッセージ性は後ろへ引っ込んでしまったからだろう。 確かに主演の沢尻エリカはとてもいい(スバラシイ肢体と顔!)が、エロと美貌だけで127分はつらい。お腹いっぱいになってしまう。検事役をギャクに落としたせいで台詞が宙に浮いてしまったのも、テーマが不明瞭になった原因だ。 原作は、濃密なエッセンスのみで構成され、すばらしいメッセージ性を持っているが、その原作まんまの展開・キャラ・台詞で行くのなら、90分で十分だったろう。冗長なのも女性監督の特性か。スミマセン、差別みたいなこと言って。[DVD(邦画)] 4点(2014-12-13 17:32:57)《改行有》

15.  鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 脚本家選びが失敗なのでは…? 実写じゃないんだから、アクションシーンを見せ場にするのって、失敗でしょ。 ストーリーで盛り上げてからじゃないと、全くワクワクもドキドキもしないよ。だってアニメだもん、何でもアリなんだから。 アクションで「すっげー!」って思ってもらえるのは、実写だけ。なのに、冒頭は無駄にアクションシーンが多くって、飽きる…。 全体に、ストーリーをぎゅうぎゅうに詰め込こんだ感があって、展開に次ぐ展開で忙しい。忙しい割に中身がないというか、表面だけギチギチに詰まってるだけで面白くはないんだよね…。 みっちり餡子が詰まってるけど不味い饅頭、って感じ?ファンへのサービスを間違えてすべった作品、って感じもする…ああ、残念。 原作が終了してからの映画製作は、確かに難しいでしょう。 それはわかる。わかるのですが、どうせオリジナルストーリーを作るのならば、もっとチャレンジして欲しかった。 「鋼の錬金術師」の世界を守ってその中で枝葉の話を作るのではなく、あえて違うモノを目指してほしかったなぁ…。だって、せっかくの映画じゃないすか。挑戦しないで守りに入ってどーするの??? …など等、かなり文句はありますが、原作の漫画もアニメもまったく知らない人が観る分にはいいんじゃないかな。 これを観たら、ハガレン・LV1だよって感じ? つまり、ハガレンFANには、あまりにも物足りないLVって事になるのでしょう…。 あらフォローするつもりが、フォローできないわ。映画館でなく、DVDならいいかもです。 [映画館(邦画)] 4点(2012-08-05 22:51:11)《改行有》

16.  THE JUON/呪怨 日本版はひとつも観ておらず、『呪怨』はこの作品が初めてなのですが、とてもハリウッド的だな~と思いました。 全体にこわ~い雰囲気を漂わせ、ドキッと驚かせる技を小出しにし、最後は『ペット・セメタリー』、みたいな(笑)。 外国人が描くと必ずついてまわる、勘違いジャパーン!がどこにもなかったのは、成功だと思います。 しかし、いかんせん、インパクトがない。とゆーか、弱い。日本的なおどろおどろしさを出すため仕方がないのかもしれませんが、あまりにも全編おなじトーンで進んでいくので、ハッキリいって途中で飽きます。 日本的ホラーって、慣れちゃえば怖くないんですよね。インパクトが弱くてジワジワくる恐怖で、地味だから。 それに、せっかく複数の呪いの幽霊(ヘンな表現‥しかし他になんて言ったら‥)が出てくるんだから、誰かひとり親玉といえる位の強烈な幽霊がいてもよかったんじゃないかなぁ。 みーんなおんなじで、そんなとこ日本人的に平均化してどーなるんじゃ。と、そこら辺がちょっと不満。 あと、主役のバフィー‥じゃない、サラを見てると、ついつい「吸血鬼や狼男をバッタバッタとなぎ倒しているくせに、ユーレイは駄目なんかい!」と突っ込んでしまうのもいけませんでした。はい。 4点(2005-03-14 20:56:36)《改行有》

17.  CASSHERN 途中で目が疲れて何回も目をつむりました。トシかなぁ。 音楽の入れ方がうるさくて、何度もセリフを聞き逃しました。トシだなぁ。 美術のセンスは大変よいと思いました。 しかし、なぜ誰も脚本を添削してあげなかったんでしょう? 「別にキャシャーンでやらなくってもいいんじゃない?」と、なぜ誰も言ってあげなかったんでしょう? なんだか、監督にはまず主題と創造したいビジュアルイメージがあって、それから無理矢理商業的にも失敗しないよう、色々詰め込んでしまった気がします。 これならオールCGでやったらよかったのに。 いえ、俳優・女優さんたちの演技は大変いいです。特に唐沢くん、見直しました。 だからこそ、CGと人物がいまいちマッチしてないのが、惜しい。 この映画は、家でビールでも飲みながら3回くらいに分けてみる分には申し分ありません。嫌いじゃないです。4点(2004-09-06 16:56:40)《改行有》

18.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム 藤原竜也の口をあまり開けないでヒソヒソ声で早口で話す演技が、鼻についてしょうがなかった。不自然とか演技が下手とかいうより、アニメキャラみたいで気持ち悪かった…。まあ藤原だけでなく、登場人物すべてのキャラクターがパロディみたいではあったけれど。 にしても、これをミステリと言ったらミステリに失礼だ。 「ソウ」のような、殺人ゲーム×心理ゲームを狙ったのかもしれないが、土台から崩壊している。 もしかして原作はマシなのかもしれないが、映画を観る限りは期待できなさそう…。もともとの設定がしょ~もな。いくら小説でも、金目当ての人間を寄せ集めてゼロサムゲームをやらせるなら、貴志祐介「クリムゾンの迷宮」くらいのスケールでないと、チャチすぎて滑稽。しかもリアル感ゼロ。 小説ならまだしも、3次元で映画化するなら、お汁粉に入れる塩程度でもいいからリアリティがなければ、甘すぎてウンザリしてしまう。 もしかして、リアルさを一切排除したチャチさとスケールの小ささを「現代風」というのか。それだったら、この程度の心理・殺人ゲームレベルではなく、それこそ「ソウ」のように究極に突っ込んだ描き方をしないと、商品にならないよ。 観客も読者もこんなんで満足できるのか。ワタシはできない。できるワケないだろ。制作側は観客をナメてるのか、それともレベルが低いからこの程度しか作れないのか、どっちだ。最悪の回答は、「レベルの低い観客に合わせてレベルの低い作品を作った」。コレだったら、もうお手上げ。[地上波(邦画)] 3点(2013-03-07 20:44:29)《改行有》

19.  黒い家(1999) 《ネタバレ》 森田監督、狙いすぎ。原作を自分流に味付けしたかったのはわかるけど、主役がひどすぎる~。びくびくおどおどしすぎてて、普通の人に見えない。あれじゃ大竹しのぶの旦那役と同じくらい変な人だ。 もしや、変な人しか出さないとゆ~演出か?! 大竹しのぶは頑張ってて、さすが女優だなぁ、と思いました。が、「乳なめろー!」ははずしたでしょ。しかも乳、妙にキレイだし。汚かったら怖かったかもしれない(笑)けど、あれじゃ何を狙ってのサービス‥じゃない演出なんだろう?ボーリングも一体なんなんでしょ~?(しかも黄色だ‥)唐突すぎて恐怖より笑い‥苦笑いが。監督ー、笑わせたかったんですかー? 3点(2003-11-15 00:27:14)《改行有》

20.  天使のたまご(1985) たまたまケーブルでやってたんで、途中から観ました。天野喜孝、好きなので。しかし、これは‥‥‥‥(沈黙。)ははは、娯楽性、ゼロですね。いえいえ、難解でも芸術的でも暗示的でもいいんです、受け手の事考えてなくったっていいんです。しかし作り手側はこの作品、これで満足なのか?だとしたら、この程度の自己満足でお金とらないでくれって言いたいなぁ。全体に「まぁこんなもんだろ」的な感じがするんですけど。 それにしても、芸術って便利な言葉。その一言で「理解できないほうが劣っている」事になるもんなぁ。2点(2004-03-21 23:49:45)

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