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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. フラガール 《ネタバレ》 舞台となったハワイアンズに遊びに行ったことがあり、なぜここでハワイ?という唐突な印象を引きづりながら、映画を鑑賞しました。頑なな炭鉱関係者にとって、それはもっと顕著で、当然の反応であったかもしれません。しかし将来性の乏しい分厚い現状から抜け出す機会を熱望している若者たちにとって、現実離れした夢想だけが、夢を託す価値があったのかもしれません。だからこそフラガールは、無謀であると感じながらも、懸命にしがみ付こうとします。その必死さときたら!内部から湧き上がる意志が周囲に浸透し、一丸となって気迫の踊りへと変貌していきます。運命を切り開く姿に、拍手すると同時に、のめり込める対象を捻り出した強さに対して、羨ましいな・・と感じたのは私だけでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2007-07-27 01:53:27) 2. 69 sixty nine 《ネタバレ》 大好きな映画!主人公は周りを巻き込んで楽しいお祭りにしてしまうと同時に、楽しいことを必然的に吸い付ける様な、魅力に溢れています。ガムシャラに自分なりの“永遠”を模索し、それが正反対の“瞬間”であったとしても、笑っているに違いないと思います。『退屈な奴らに俺らの笑い声を聞かせてやるったい!』と叫ぶシーンは印象的で、確かに彼らの笑い声が自分にはビンビン聞こえちゃいました!(苦笑)[DVD(字幕)] 10点(2007-07-27 01:11:11) 3. 美しい夏キリシマ 《ネタバレ》 “戦争で生き残る事の悲劇”が伝わりました。身近な人々が戦死や犠牲者となった時、生き残った者は生きている事自体を罪と感じる。私が今まで観た反戦映画とは別の次元での葛藤が描かれており、考えさせられました。戦争とは、“死ぬも地獄、生きるもまた地獄”なのでしょうか。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-27 00:38:06) 4. 父と暮せば 《ネタバレ》 この映画には2重の点で驚きました。一つ目は戦争を題材とした室内劇であること。2つ目は、生者と死者との対話であること。ジャンケンポンの場面は特に心を揺さぶられました。実際に広島や長崎では多くの人々が、愛する人との別離の修羅場を、現代に引きずっていることと思います。ノーモア・ヒロシマ!ナガサキ!の悲痛な叫びを身近に感じました。[DVD(邦画)] 8点(2007-03-18 02:58:27) 5. ワンダフルライフ 死後に人生の最高の一瞬を映像化する作業は、映画製作そのままだと思いました。皆が持ち寄る特別の感情の集まりが、この映画での大きな共感に繋がっていると思います。そして最後に自分なら何を映像に残すのだろうかと、考えさせられました。8点(2003-10-24 23:01:04)
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