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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 七人の侍 《ネタバレ》 この映画に出て来る百姓、というか村民の醜さ、汚らわしさと言ったら筆舌に尽くし難い程だ。冒頭で村民全員が項垂れてるシーンやら、敵が攻めこんできたという菊千代による嘘の知らせに村民が大袈裟に右往左往するシーンやら、志乃が父親に激しく追ったてられるシーン(2回もあった!)やら、菊千代の奇天烈な行動を面白がる村民の笑顔が一人一人大写しになるシーンやら・・・他にも幾つもあったが・・・もう見ていて不愉快極まりない。腹立たしい。侍達が実に生き生きと朗らかに描かれているのと比較すると、黒澤さんはもうこの村民を敵視してるとしか思えない。しかしそれでも「戦に勝ったのは俺達じゃない、百姓だ」。この点は、映像の迫力等々よりも非常に重要な点だと思う。7点(2004-01-17 19:08:58)(良:1票) 2. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 「アリ取って」といい「駆け落ち」といい、ただの男側からの一方的な妄想なのに、それを趣味の悪い(特に音楽!)青春映画に仕立てるとは・・・まぁ、作者は楽しかったんでしょうけども、見てる方は退屈なだけです。カメラワークと主人公の子役の演技はまぁまぁ良かった。3点(2003-10-26 19:48:26) 3. 太陽を盗んだ男 原子力発電所への侵入・・・女DJ含むラジオスタッフ・・・カーチェイス・・・等、確かに冷静に見れば荒唐無稽な箇所はいくらでもあると思います。しかしジュリーのオーラによるものでしょうか、音楽によるものでしょうか、尋常でないテンションと奇妙な熱っぽさにグイグイ引きこまれ、素直に「はは、凄ぇ・・・」と笑いながら唖然としてしまうばかりでした。8点(2003-10-26 18:23:21) 4. 天国と地獄 冒頭の重役同士の重苦しい会話シーンから、余韻が数日間頭に響き渡ること必至の衝撃のラストシーンまで、まさに息も付けないほどの凄まじい緊張感が全編を貫いており、ただただ圧倒されます。ホッと息が付けるのは犯人に誘拐された子が無事戻ってくるシーンの数秒だけです。本ッ当に凄い。9点(2003-10-26 16:08:02)
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