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1.  となりのトトロ 《ネタバレ》 今まで何十回と見たことあるのに、まだレビューしてなかったのね…。 今回久しぶりに見直してみたけどやっぱり最高! コンパクトによくまとまってるし、ファンタジー度合が絶妙でキャラクターもそれぞれ立ってるし。 アタシ的にはこの映画には3つの号泣ポイントがあって、1つ目は米研いでるおばあちゃんにサツキが不安をぶちまけるとこ、2つ目はカンタが池に浮いてたサンダルの話をサツキに伝えるとこ、そして3つ目はサツキがトトロにメイを探してほしいって涙ながらに訴えるとこなんだけど。 入院中のお母さんの代わりに弁当作ったりメイの面倒見たりと精一杯努力してるサツキ、ほんとはサツキだってまだまだ子供なのに自分がしっかりしなきゃって頑張ってる姿がほんと健気で…。 お母さんのセリフじゃないけど、ホント聞き分けがいいだけに余計かわいそうなのよね。 もちろん井戸のとこでおばあちゃんに慰められてるサツキを見て一大決心するメイもいじらしいんだけど。 病院のお母さんにとうもろこしを届けようとメイが決めたのは、お母さんに早く良くなってほしいからってのはもちろんだけど、お姉ちゃんを泣かせたくないからってのもあったと思うのよね。 お姉ちゃんもほんとはツライんだ、じゃあメイがこのとうもろこしで早くお母さんを治してあげよう!的な。 …奇妙な生物が出てくるだけのファンタジーアニメじゃなく、ちゃんとした人間ドラマが根底にある作品だからこそ、24年も前の映画なのに今も多くの人の心を鷲掴みにしてるんでしょうね。[地上波(邦画)] 9点(2012-07-14 21:01:41)(良:4票)

2.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 コレは文句ナシにジブリの最高傑作でしょー。 随分ぶりに見たけど年甲斐もなく思いっきり楽しんじゃったもの。 今まで何度も見てるからセリフまで暗記しそうな勢いなのに、見るたびに泣いて笑ってワクワクできるって…ホント奇跡的な作品だと思うわ。 王道だけどよく練られたストーリー、登場人物の魅力的かつ個性的なキャラ設定、独創的な世界観とそれを完璧に表現しきった美術…どれをとっても満点よ! 戦争の愚かさとか自然と共存することの大切さとか、伝えたいメッセージはしっかり込められてるのに、後の宮崎作品のような説教臭さは全然なくってちゃんとした冒険活劇として成り立ってる…そのバランス感覚がホント素晴らしいの。 …名言(?)が多いこの映画だけど、アタシが割に重宝してるのがドーラの「40秒で支度しな!」。 朝とか急いでる時になーんか思い出しちゃうのよね。[地上波(邦画)] 9点(2012-04-21 21:27:54)

3.  魔女の宅急便(1989) とっても心温まるステキな映画だったわ。 ずっと前にも見たことあったんだけど、その時とはまた違った感慨にひたれたのもよかったし。 キキにとっての唯一の特技「ホウキで空を飛ぶ」っていうことは、さしずめ「人よりちょっと裁縫が得意」とかその程度のことだと思うのよね。 そんな些細な取り柄しかない女の子が、ぜんぜん知らない街で落ち込んだりしつつもたった一人で頑張る姿にアタシはとっても共感したし、彼女の健気な姿にはすがすがしささえ感じられて…「たった一人で」と書いたけど、訂正しておくわ。 黒猫ジジはもちろんのこと、おソノさんや絵描きのウルスラ、青い屋根の家の老婦人…キキもいろんな人に助けられ、支えられていろんな苦難を乗り越えてるのよね。 人の気持ちを踏みにじって落ち込ませるのも人(「あたしこのパイ嫌いなのよね」発言のあのコとか)なら、人を優しい気持ちにしてくれて立ち直らせてくれるのもまた人…たとえ嫌なことがあって落ち込んだとしても、投げ出してしまわずに誠実に丁寧に毎日を生きていれば必ず手助けしてくれる人が現れる…そんな前向きな気分にさせてもらったわ。 ところで、ユーミン(松任谷由実じゃなくって荒井由実時代のユーミンよ)の「やさしさに包まれたなら」はホントこの映画にピッタリ!よね。 エンドロールのこの曲でほんとにやさしさに包まれたようなほんわかした気分になったわ。[地上波(字幕)] 9点(2006-04-07 16:25:35)(良:2票)

4.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 アタシこの映画何回見たかしら?ってぐらい見てるんだけど…今回もしっかり考えさせられちゃったわ。 アタシにとってのこの映画のテーマって、単に環境保護的な「自然を大切に」ってことだけじゃなく、もっと広い意味での「お前ら、いい気になってんじゃねえぞ」的なことなの。 なんていうのかしら、人間の都合で自然の形を変えたり、思い通りにならない人を力でねじふせたり…そんなことを重ねた結果、世界が腐海に覆われ、偉大な文明は失われてしまったのに、それでもまだ腐海を焼き尽くそうとしたり、巨神兵をめぐって戦争したり…。 そんな未来を実際に築きかねない愚かなアタシたち人間に、なんでも思い通りになると思ったら大間違いだ、あんまり傲慢になっちゃダメだぞ、ってなことを言ってるような気がするわ。 もちろんアタシはナウシカみたいな「イイ子ちゃん」にはなれないけど、この映画見るといつも気をつけようって思うのよね、いろいろと。 ところで、誰かも言ってるけどナウシカは人間を超越した存在よね。 そういう意味では感情移入しにくいし、アタシはそんなに魅力を感じないわ。 アタシに言わせりゃナウシカよりクシャナ! すごく魅力的な存在よ。 映画ではあんまりそれが発揮できてなくて残念だけど、すごく人間くさくて、でもすごく尊敬できて、キャラクターとして秀逸だと思うわ。 ところで映画と漫画を比較してる人が多いようだけど…アタシはどっちも好きよ。 ってか別物だと思うわ。 映画は寓意童話っていうか、絵本みたいな感じで単純化されてるところがあると思うけど、漫画は人間の弱さとか汚さとか、避けることのできない矛盾だとか、間違いだとわかっててもせざるを得ない切なさとか、もっとなんかこう人間味あふれる感じの現実感があると思うわ。 ナウシカも映画よりは人間っぽいし。 それにしても宮崎駿の頭の中って一体どんな具合になってるのかしら? こんな不思議な世界を創造できるなんて、なんだかんだ言われててもやっぱり天才なんでしょうね。[地上波(邦画)] 9点(2004-01-17 01:16:10)(良:1票)

5.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 実はジブリ作品を映画館で見るのはコレが初めてなアタシ、実在の人物をモデルにした「最もジブリらしくない」作品っていう触れ込みだったんでどうかなーと思ってたんだけど…最近のジブリ映画は最初に大風呂敷広げすぎちゃって後半迷走ってパターンが多かった割に、このお話はよくまとまってて終わり方もイイ感じだったわ。 堀辰雄の『風立ちぬ』は未読なんでわかんないけど、このお話は基本的には零戦開発者である堀越二郎の半生を追ったドキュメンタリーで、恋愛関係のみ小説『風立ちぬ』だと理解すればいいのかしら?? …ただただ美しい飛行機が作りたかっただけなのに結局それが戦争に利用されてしまうっていうやるせなさと、最愛の菜穂子を結核で亡くしてしまう絶望感、それでも彼女の言葉に従って「生きねば」という結論に達する姿勢…そのあたりがとってもよく伝わってきてアタシはウルッとしちゃったわ。 でも…零戦とか旭日旗とかが出てくるから韓国とか中国の人が過剰反応しそうで心配ね。 戦争を美化するのが目的の映画ではないってことをちゃんとわかってくれるといいんだけど…。 あと!荒井由実の大昔の歌「ひこうき雲」が、この映画のために作られたんじゃないかってくらいの奇跡的なハマリ具合でビックリ!! ほんとエンディングまでキレイにまとめたわねー。[映画館(邦画)] 8点(2013-07-20 21:28:19)(良:1票)

6.  かもめ食堂 《ネタバレ》 とっても良かったわ。 特に何が起こるってわけでもないんだけど、女優3人のほのぼのした雰囲気だけで延々と見てられる感じ。 主人公サチエがとっても丁寧に毎日を生きてる姿がホント清々しいっていうか。 アタシもこういう人になりたいわー。 そしてなんといってももたいまさこ! もう彼女の存在自体がアタシ的にはツボで、出てくるたびに笑っちゃったわよ。 それから映画の中に出てくる食べ物の数々もホントに美味しそう! でもアタシは食べたい!ってより無性に料理したい!って気になったわ、なんか。 それこそサチエのように毎日穏やかな笑顔で体に良さそうなお料理を作りたいもんだわね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-30 18:05:30)

7.  つみきのいえ 《ネタバレ》 淡々とした切なさにかなりやられたわ。 おじいさんが水に沈んだ一階で奥さんとの食事を思い出しながらワイングラスをチン!のとこで号泣よ。 でもアタシはこのおじいさんが自身の孤独な老境を恨めしく思ってるような感じはしなかったわ。 むしろすべてをありのままに受け入れて、それを普通のことだと受け止めて、粛々と毎日を生きてるような雰囲気。 だからこそ逆に第三者の心にはズシンと響くんだけど。 娘夫婦もちゃんと盆暮れ正月には孫を連れて実家に帰ってくれてるといいわね。 アタシもたまには実家に帰ろうかしら。 …かえって迷惑がられたりして。 オホホ。[DVD(邦画)] 8点(2011-03-21 17:21:59)

8.  美貌に罪あり とにかくキャストが豪華すぎるわ。 当時のスター勢揃いで、しかも監督は増村保造とくれば、おもしろくないはずがないわよね。 でもあんまり増村っぽさを求めて見ると、ちょっと肩すかしをくらうかもしれないわ。 だって意外に普通のヒューマンドラマなんですもの。 とはいっても話の展開も、ちょっと切なさの残るエンディングもとってもいい感じよ。 おっさんたちに酌をしながらキツイ厭味を連発する杉村春子とか、山本富士子と杉村春子の盆踊りとか、若尾文子のスチュワーデス姿とか、勝新太郎と山本富士子の奇妙な踊りとか…とにかく必見なシーン満載!で絶対オススメよ。[地上波(字幕)] 8点(2005-03-09 08:01:40)

9.  ルパン三世 カリオストロの城 ひさしぶりに見たけど、とってもおもしろかったわ。 細部に至るまで小技が効いてる割に起承転結がしっかりしてるっていうか、話の本筋が全然ブレてなくて見事よ。 世界観も完成されてるし、風景や建物の描写もステキ。 ストーリーは老若男女関係なく楽しめる冒険活劇!って感じで、アタシは最初から最後まで釘づけだったわ。 ただ…やっぱりアタシとしては銭形警部にはあんなこと言ってほしくないし、ルパンにはずっとアウトローであってほしいし、不二子ちゃんには色気で勝負してほしいの!! …この作品は「ルパン映画」ではなく、「(ルパン三世のキャラクターをモチーフにした)宮崎駿の映画」だっていう心構えで見ないと、やっぱり複雑な気持ちになっちゃうわよね。 とは言ってみたものの…やっぱりオモシロイ! (ルパン三世も宮崎映画も好きなアタシの複雑な気持ち、わかっていただけるかしら?)[地上波(字幕)] 8点(2005-02-18 15:31:13)

10.  二十四の瞳(1954) すばらしかったわー! 新幹線の中で原作を読んだとき、大泣きしてほかの乗客に気持ち悪がられたアタシとしては、この映画がホントに原作に忠実に作られてるってことがとってもうれしかったわ。 小説の映画化って、読者それぞれが勝手にイメージを持ってるからなかなか難しいと思うんだけど、高峰秀子の大石先生はアタシのイメージぴったりで、小豆島ののどかな風景とあいまってとってもステキでした。 あんなに平和そうな寒村までものみこんでしまう戦争って…ホントに罪よね。 最初がのどかだからこそ、後半が本当に辛くって…雨の中を自転車で岬の分教場に向かう年老いた大石先生の姿にはホントに胸をしめつけられたわ。 …作家壺井栄が女性だからか全体的に「母性」が強く感じられるこの作品、映像化した木下監督も、大石先生を完璧に演じきった高峰秀子もスゴイの一言よ。 もう一回原作を読み返したくなったわ。[ビデオ(字幕)] 8点(2004-12-26 16:51:11)

11.  ルパン三世(1978) 久々に見たけどおもしろかったわ。 これって1978年の映画なのねえ。 まだアタシは赤ちゃんだったわ。 この映画のよさはやっぱり奇想天外なストーリーと強烈な悪役、そしてエッチなルパンかしら? ストーリーの整合性とか現実味なんておかまいなしな感じで、制約が多すぎてこじんまりしちゃってる最近のアニメ映画よりよっぽどいいわ。 ルパンも不二子ちゃんもオトナな感じでステキだし「ルパン音頭」も最高…これこそがアタシにとってのルパン三世なのよー。 この雰囲気、ずっと守ってほしいわー。[地上波(字幕)] 8点(2004-10-22 23:34:04)

12.  ドラミちゃん ミニドラSOS!!! アタシこのお話、小さい頃とっても好きだったんだけど、大人になって見ても十分面白かったわ。 とってもよくまとまってるし、なにより夢のある未来世界の描写がほんとにステキ。 ピンチのノビスケたちを尻目にひたすらはしゃぎ続けるミニドラもとってもカワイイし、頭がよくてカワイイけど生真面目で融通が利かないっていうドラミちゃんの性格もよく表されてたと思うわ。 大人になったのび太・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫もそれぞれよかったし。 海底牧場のシーンの絵もほんとにキレイだったわ。 …2011年まであと7年しかないけど…こんなステキな未来になってたらいいわね。[地上波(字幕)] 8点(2004-05-16 14:56:17)

13.  夜の河 すばらしかったわ。 なにがすばらしいってやっぱり山本富士子よ。 女の揺れ動く心を見事に演じ切ってて…演技だと思えないほど「舟木きわ」そのものだったわ。 京都の老舗の染物屋の娘らしい、たおやかでありながら芯の強い自立した女性を、嫌味なく控え目に、でもしっかりと表現してたわ。 そして着物姿のうつくしいこと! 立ち居振る舞いやなにげない動き(首の傾げ方ひとつとっても)がほんとに美しくって…なめらかな京言葉とあいまってほんとにステキだったわ。 やっぱり日本の伝統的な美はすばらしいわね。 アタシもお着物を日常的に着るような生活がしたいわー。[地上波(字幕)] 8点(2004-05-10 08:21:45)

14.  華やかな女豹 《ネタバレ》 とってもよかったわー。 話自体もよくまとまってておもしろいんだけど、この映画の魅力はやっぱり少女漫画のヒロインのようなルリ子の美しさと艶やかなファッション!よね。 仏ヴォーグ誌専属のヘアデザイナーっていうスゴイ肩書きの杏子=ルリ子が次々と見せるお洒落な服とコロコロ変わる髪型…ほんとステキ。 彼女のカッコ見てるだけでも十分楽しめるわ。 松原智恵子もとってもカワイイし。 大人のオンナなルリ子と清純で可憐な智恵子…二人の魅力が存分に発揮されてる感じね。 …ほんのちょっとだけどミコたんやピーターの姿も拝めるし、アタシはとっても楽しんじゃったわ。[地上波(邦画)] 8点(2004-04-28 16:43:51)

15.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 おもしろかったわ。 なんだかほのぼのしちゃった。 趣味を持つってステキなことね。 アタシももう少し年をとったら、社交ダンスやってみようかしら? ところで草刈民代を酷評してる人が多いみたいだけど…アタシはけっこうよかったと思うわ。 まあそもそも役者じゃない彼女にアタシが演技力を期待してなかったせいかもしれないけど(なにげに毒吐いてるかしら?)、ずーっと氷のような冷たさだった彼女が、杉山さんたちにダンスを教えるようになってはじめて見せた笑顔にはドキッてしちゃったわ、アタシ。 それにさすがバレリーナ。 指先にいたるまで全身の動きが美しくてたおやかで…バレエと社交ダンスって全然ちがうもののはずなのに、草刈民代が社交ダンスを踊ってるとほんとにコンクールで賞とれそうなのがスゴイと思ったわ。 他の役者さんもそれぞれ個性が出ててステキだったし。 幸せなんだけどなにか足りないような…って日常に空虚感を感じ始めたら、やっぱり社交ダンス!かしら?[地上波(邦画)] 8点(2004-03-10 20:22:24)(良:2票)

16.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 泣いたわー。 澄んだ青空に黄色いハンカチがヒラヒラ舞ってるラストではアタシもご多分に漏れず大号泣! これはまさに映画史に残る名シーンね。 妊娠した時みたいに1枚だけでもいいものを、運動会の万国旗なみにたくさん飾った女心がカワイイわー。 …序盤はウザすぎる武田鉄矢とイモっぽくてカワイイ桃井かおりにどうしても目が行きがちだけど、島さんの過去が明らかになる後半はやっぱり健さんの独壇場! 渋くて影のある雰囲気と存在感はサスガよね。 倍賞千恵子の幸薄い感じもピッタリだし、寅さんの人情味溢れる警察官っぷりも良かったわー。 それにしても…アタシは女優(キャラ)「桃井かおり」の完成度にビックリ! 姐さんったら若い頃からホントにあんな喋り方だったのね。 オホホ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-11-26 13:27:59)(良:1票)

17.  紅の豚 《ネタバレ》 ポルコ・ロッソがひたすら渋い!! オトコはやっぱ顔じゃなくて中身よねー。 ダンディズム満載のこういう映画って、ともすると単なるオトコの自己満足に終わっちゃうもんだけど、この映画は主人公がブタさんっていうひねりのおかげか、アタシも最後まで置いてけぼり食らわずにすんだわ。 とは言ってもアタシはやっぱり終始マダム・ジーナ目線で「ホント男っていつまでもガキよねー」みたいな感じだったけど。 でもそのマダム・ジーナも結局ポルコ・ロッソの少年性に惹かれてるんだろうから…男と女は堂堂巡りね。 それにしてもブタさんの声の渋いこと! この映画は森山周一郎のダンディなお声ナシでは考えられないわ。 そしておトキさんの艶やかな歌声! アドリア海の至宝、誰もが惚れる大人のイイ女マダム・ジーナの声をアノ加藤登紀子がやるってのもある意味斬新だけど、しっとりした歌声はさすが! とってもステキだったわー。 …観客に想像の余地を残したラストだけど、元に戻ったブタさんのお顔もアタシはちょっぴり見てみたかったなー。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-08-31 15:23:39)

18.  吉原炎上 《ネタバレ》 吉原に生きるオンナたちの情念がオドロオドロしく入り乱れて展開していくわけだけど…やっぱり圧巻は西川峰子の「ココ噛んでえ」ね。 映画史に残る名シーンだと思うわ、強烈すぎて。 …最初はオドオドしてた若汐も、紫になる頃にはドップリ女郎の世界に染まっちゃって花魁道中を夢見るようになるんだから…オンナってのはわからないものね。 古島財閥の若サマも結局は「娼婦だけど心は純真」っていう「幻の女」を追い求めたあげく財産を食い潰したダメ男、「まだ純粋なお春チャンが紫のように花魁の世界に目覚めてしまわないよう今のうちに心中してしまえ、どうせ自分ももう落ちぶれるだけだし」的な大爆発は自分勝手にもほどがあるっていうか…。 ラストの名取裕子のなんともいえない表情…吉原が燃えたことで拠り所を失った不安なのか、ようやく心身ともに吉原から解放された安心なのか…。 坪坂(稔侍)と幸せになれるといいけど…どうかしらね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-03-23 15:25:43)(良:1票)

19.  ルパン三世 血の刻印~永遠のmermaid~<TVM> 《ネタバレ》 ここ最近のルパンシリーズでは一番良かったんじゃないかしら?? なんだかんだ最後まで楽しめたし。 とっても心配した新声優陣も、無難にこなしてて良かったと思うわ。 銭形警部と峰不二子は若干オリジナルに似せてくれてるので全然許容範囲だったし、五ェ門にいたってはまったく違和感ナシ(もともと五ェ門はあんまりしゃべらないからねえ)。 一番アタシの耳に障るのは、実はやたらキーキー声の栗田貫一だったりするんだけど…。 無理にモノマネしようとすればするほど違和感が出てくる気がするわ。 内容もまあ面白かったけど、どうしても高橋留美子の『人魚の森』がチラついて…どちらも八百比丘尼の伝説をもとにしてるんだから似てて当然なんだろうけど、『人魚の森』がとっても印象深かったからどうしても二番煎じなイメージが拭えないっていうか。 他にもいろいろとどっかで見たことあるようなキャラクターとか展開があったのは残念だけど…まあアタシ的には全然合格点よ。[地上波(邦画)] 7点(2011-12-09 07:42:40)

20.  伊豆の踊子(1974) 《ネタバレ》 アタシもアイドル映画だと思って見たクチなんで、内容はそんなに期待してなかったんだけど、案外しっかりしてるのねー。 旅芸人と書生であんなに身分の差があるなんて今じゃピンとこないけど…活動写真に行きたがってたかおるの邪魔をするおっかさんの「書生さんなんか好きになってもツライ思いをするだけ」ってのがひたすらせつないわよね。 百恵ちゃんの大根っぷりも初々しくてカワイイんだけど、この映画はなんといっても三浦友和!! 今の彼も渋くてステキだけど、この頃の純朴青年っぷりはホント驚異的ね! …ラストでかおるに絡む刺青のオッチャンも、おっかさんがうまくあしらってくれたとアタシは思いたいわ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-23 13:40:21)(良:1票)

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