|
1. Love Letter(1995)
《ネタバレ》 泣けるぞー、とか、いいぞーとか周りの雑音をたっぷり吸い込んでから見て、大概こういうのははずれる事が多いし、岩井俊二って綺麗な映像撮るのは知ってたけど、所詮は短編のCM監督でしょ、って思い込みもあって、全然期待していなかったんだが、不覚にも泣いちゃいました。中山美穂はアイドル時代に好きだったというのもあるんだろうが、とっても綺麗に撮れてたのが嬉しかったし、演技や映画そのものの内容も上質でした。オープニングの雪の上に仰向けに寝てる中山美穂とそのバックに流れるピアノの旋律は美しいですねえ。ラストの似顔絵を見る場面で泣いちゃいます。あそこの中山美穂の演技は、まあ上手いと言えば上手いんだが、少しクサいとも言えるのに、なんで、こんな所でって思うんだけど、何度観ても知らないうちに泣いてるんだよねえ。不思議な映画です。中山美穂をとっても綺麗に撮ってくれてありがとう、岩井監督。実は酒井美紀も好きな女優さんなので二倍に嬉しかったりするのだが。
音楽の素晴らしさもこの映画に大きく貢献していますね。REMEDIOSって、その名前とこの音楽の感じからずっと外国人だと思っていたら違うんですねえ。沖縄出身の、しかも女性であることをつい先日知りました。ただ、途中の脇役の役者の演技や各場面のセリフにはバツもあり。「お元気ですかー?」もちょっとねえ。あそこで泣く人多いんだろうけど、もうちょっと違うセリフあるでしょう。あと個人的にトヨエツはいらないなあと・・ファンの方、ごめんなさい。私的にはとってもお気に入りの作品だけど、自分の中山美穂びいきを公平化するために1点引きます。 7点(2004-01-04 04:08:04)《改行有》
2. ラスト サムライ
《ネタバレ》 比較的日本人の評価が高かったので期待した分がっかり。やっぱりこれはアメリカ人向けの映画だな。日本人の感覚ではついていけない部分が多すぎる。サムライというのは欧米人が作り上げた日本精神に対する言葉だろうが、正しくは武士道あるいは大和魂だろう。侍っていうと、なんか一匹狼の素浪人というイメージがぬぐえない。時代考証も無茶苦茶なので、歴史好きな者としては突っ込みいれたい場面ばかり。日本人は織田信長の頃から鉄砲を使っていたんだよ。明治維新後に刀と槍、弓のみで戦うわけないじゃないか。そんな冷めた眼でみながらも戦闘シーンは結構迫力あって鳥肌たったし、渡辺謙や小雪の演技に泣けるところもあった。日本人役者が日本語のセリフでしっかり演技していたね。英語と日本語の入り混じった映画ではとかく変な日本語のセリフが聞かれるが、これはちゃんと日本語も聞ける。ふだん英語・日本語字幕のばかり観ているから新鮮に感じた。最後の明治天皇の言葉はよかったね、近代化を進めながらも日本人としての精神・伝統を守っていかなければならない。今の米追従路線の政府に聞かせてやりたい。これをアメリカ映画でアメリカからいわれた事に衝撃。他国の人にはかなり評判になる映画じゃないでしょうか。6点(2003-12-14 14:50:24)
3. ザ・リング
ナオミ・ワッツはマルホランドの時よりも綺麗なくらいで、見ているだけで良いのだが、映画は・・しょせんリメイク。3点(2003-12-11 21:28:55)
|