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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ひろしま(1953) あの時の「ひろしま」はこんなふうだったのかと、大きな衝撃を受ける映画だった。 燃えさかる街から川へと逃れる大勢の女学生たち、負傷者で溢れる救護所など、胸に焼き付くような圧巻のシーンの連続だった。 原爆を扱った映画は多々あるが、ここまで生々しく迫る映画は他にないのではなかろうか。 特に、このような悪魔的兵器を民間人の上に落としたアメリカ人の言い分、第三者のドイツ人の見解をさりげなく挿入してくれているので、人間の犯した原爆投下という行為の恐ろしさが、より一層、胸に突き刺さる。配給会社はこのシーンを問題視して、配給を取りやめたそうだが、当時の日本人もアメリカにずいぶんと飼いならされてしまったものだ。残念なことである。 原爆投下による民間人大量殺害は、天変地異ではなく、人類の犯した最大の罪の一つだろう。この映画が一人でも多くの人に鑑賞されることを願って止まない。[地上波(邦画)] 10点(2019-09-10 16:23:44)(良:1票) 《改行有》

2.  野菊の如き君なりき(1955) 「おばさん、あたしもう死んだ方がいい。」そう静かに死の床で話す民やの姿に、私は涙がとまりませんでした。10点(2003-12-31 16:42:15)

3.  永遠の人 《ネタバレ》 木下恵介監督作品には当たりはずれがあるように思うが、この作品は大当たり。恋人のいる小作人の娘高峰秀子に横恋慕した地主の息子仲代達也が、彼女を強引に自分の女房にしてしまう。女はそれを恨んで夫を憎み、憎みつづける。娘の元恋人佐田啓二は別の女をめとるが、かつての恋人を忘れられないのか、彼女に愛を向けることはなく、離婚してしまう。被害者的なこの元恋人2人が、それぞれ他人に残酷な仕打ちをしながらその非に気づかず、かたくなな心を捨てようとはしない。この作品はその様をじっくり描いていく。その心理描写がこの映画の魅力だろう。この映画が初出演となった田村正和も、母親の愛薄き少年のさびしさをうまく演じている。なお、映画のラストは、憎しみも解け、その後の平穏な生活を暗示する救いのあるものとなっている。10点(2003-12-31 16:31:52)(良:1票)

4.  浮雲(1955) 高峰秀子は本当につらそうに泣く。同情をかうためやストレス発散、感情失禁といった涙ではなく、また悲しいからでもなく、つらさのあまり崩れるようにして泣く。10点(2003-12-27 23:19:45)

5.  切腹 時代劇として、また日本映画の中で第一級の出来。最初から最後まで画面にある種の緊張感がただようなか、仲代達也の演技が出色。特に開始早々の茫洋とした表情が何を意味するのかが分かってきたとき、彼の演技力の深さに感動を覚えた。10点(2003-12-27 21:19:18)

6.  シン・ゴジラ 石原さとみを除いて、たいへんリアリティのある映画であった。知性のまったく感じられない女が、将来のアメリカ大統領候補とはあんまりだ。日本人発音もきつかったし、いくらヒールを高くしてもアメリカ人にはとうてい見えなかった。しかし、あの福島事故を思い起させるラストは涙物だった。311の恐怖が心によみがえった。 追記:3度目の視聴ではじめて気が付いたのだけれど、これだけゴジラが暴れても死傷者(の描写)が一人も出てこない。死を忘れた現代日本に相応しいと言うべきかもしれないが、やはり何か間違っているような気がする。[映画館(邦画)] 9点(2016-09-03 23:53:38)《改行有》

7.  海底軍艦 《ネタバレ》 日本SF映画史上の白眉。地殻変動のため滅亡の危機に瀕するムー帝国が、その特異な科学・軍事力をもって地上を攻めようとするが、立ちはだかったのが旧帝国海軍軍人が密かに建造していた海底軍艦だった。映画は海底軍艦側の視点から描かれるが、最後には滅ぼされることになるムー帝国側を単純な悪としては描いていない。捕虜になったムーの女王が、海底で大爆発を起こし荒れ狂う海に飛び込んで故国へ戻っていく。それを海底軍艦の軍人達も止めようとはせず、見送ってやるシーンがいい。この映画が作られた時代には、まだこうした武人の心というか、人間の魂というものが理解されていたのだろうなと思う。9点(2003-12-31 21:13:33)(良:1票)

8.  座頭市(1989) 《ネタバレ》 宿屋に泊まる市を殺しに行った浪人 緒方拳が、何も気がつかぬ風の市の背後に立って刀を抜いたものの、その市の姿にどうしても切る気にはなれずにそっと刀を収める。じーんとくるシーンではありませんか。剣を振り回すところを見せず、音や天井に突き刺さる刃、刀を収めるカットなどで、剣豪による一瞬の早業を見せるシーン。子供達が無心に遊ぶシーンや群衆のさりげない表情など、監督勝新太郎でなければ撮れないカットが満載の映画である。麻薬問題などで晩年を棒に振ってしまったが、私生活はともかく、俳優、監督としては日本の中で彼にかわるものはいないと思う。9点(2003-12-29 15:52:51)

9.  となりのトトロ 昭和30年代の初めまでは、確かにこんな風景、こんな生活が東京近郊にもあったように思う。たまらなく懐かしい。9点(2003-12-27 23:00:33)

10.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 ロボットが目覚めてその破壊力をしめすシーンが印象的。しかし、宮崎アニメには、成熟した男と女が出てこないように感じる。この映画も少年少女が主人公で、脇役にばあさんとマザコンの海賊達だなんて。9点(2003-12-27 22:55:44)

11.  GONIN 《ネタバレ》 石井隆作品の中で出色の出来。竹中直人はいつも癖のある異様な演技で不自然きわまりないが、この映画でははまっている。洗面台の前の場面が秀逸で、狂気に取り付かれたサラリーマンの演技、それを写すカメラワーク、ライティングに我を忘れて引き込まれる。バス停で佐藤浩市がキャラメルを買うシーンなどに石井隆らしさを感じる。9点(2003-12-27 21:31:18)

12.  黒い雨 被爆者たちの「その後」の日々が白黒の映像で淡々と綴られていく。穏やかな日常のなかで、背景音楽のように発症の不安が重苦しく淀んでいく。ついに来るべきものが来たとき、見る者の眼も恐怖で凍り付く。「正義の戦争より、不正義の平和の方がいい。」という言葉には単純に賛成できないが、心を揺さぶられずにはいられない。日本人なら必見。同じテーマの作品で「純愛物語」、「せんせい」も佳作。8点(2004-03-30 21:51:43)

13.  火垂るの墓(1988) 冒頭から泣けてしまう。この映画を見た当時まだ幼かった私の息子と節子とが重なり合い、胸に切り込まれるような強烈なものが心に残った。「うさぎ」さんがおっしゃっているように、節子の声が秀逸で、それがまた「かわいそうさ」を誘う。最後まで節子とお兄ちゃんがこれでもか、これでもかとばかりに執拗にかわいそうな目に合うので、見続けるのはかなりつらかった。しかし、この映画は、戦争なら何でも反対という類の政治的メッセージを込めたものではない。戦争のように社会が大混乱となるとき、弱い者たちが悲惨な目にあうことになるのが世の常だったこと、そしてそうした悲惨な境遇を背景にして、何よりも兄の妹への強く深い思いを描いたものといえよう。野坂昭如氏が亡き妹を思う悲しみの深さはいかばかりかと思う。8点(2004-01-17 11:42:54)(良:1票)

14.  月光の夏 《ネタバレ》 「月光」が、こんなにも悲しい曲であるとは、この映画を見て初めて知った。登場する特攻隊員たちは、本当に特攻隊員らしかった。あどけないような若い隊員たちが、明日は出撃という日にも明るく振る舞おうとする姿をみると、彼らの運命を思い、悲しみが胸を浸していく。ラストで仲代達也の演じる生き残りの特攻隊員が「月光」第二楽章を弾き始めると、やがて画面には敵艦めがけてダイブする隊員たちの無音の映像が浮かんでくる。一人の隊員の口が「おかあさん」と動いたとき、私は流れる涙を止めることができなかった。8点(2004-01-12 18:42:28)(良:1票)

15.  仇討(1964) 《ネタバレ》 すばらしいですね、錦之介の目の演技。必ず討たれてやらなければならない、つまり殺されてやらなければならない仇討の場所へ歩を進めていくときの絶望と怒と恐怖の入り交じった表情!「ラストサムライ」の渡辺謙の目の演技が話題になっていますが、あれは比較的単純な心の動きの表現にすぎません。また、下っ端の侍の役人が、この仇討が腹に据えかねて悪酔いしつつ上司に食ってかかる演技も秀逸でした。俳優の演技に価値を認める方、必見です。ただ、テーマや結末が暗いんですよね。胸にずっしりとしたものが残って、カタルシスがない。8点(2004-01-01 22:35:07)(良:1票)

16.  ルパン三世 カリオストロの城 宮崎駿って、本当にこういう中学生くらいの少女が好きなんですね。8点(2003-12-27 23:09:35)

17.  太陽の王子 ホルスの大冒険 《ネタバレ》 ヒロインのヒルダがいい。悪の側の存在で、ホルス達を陥れるが、吹雪の中で子供達を救った後、雪狼の攻撃に身をまかせて果てていく姿にジーンとくる。彼女がいなければ単なる善と悪の戦いという平板なアニメになってしまっただろう。8点(2003-12-27 23:08:05)

18.  ちょっと今から仕事やめてくる 《ネタバレ》 見ていて内臓がキューッと絞られるような感じ、こめかみがキリキリする感じが蘇ってきて辛かったです。PTSDってやつでしょうか。五十嵐(黒木華)のように自分の点数稼ぎのために人を陥れる奴も実際いるんですよね。パワハラ上司よりもずっと悪質かも。 私には「ヤマモト」はいませんでしたが、彼が主人公を救っていく様をみていると涙がにじみました。 しかし、会社を辞めた後の展開は不要だったのではないでしょうか。ファンタジックな要素を残したまま終わった方が良かった。だって、現実には「ヤマモト」はいませんから。[インターネット(邦画)] 7点(2020-05-12 19:49:16)《改行有》

19.  blank13 《ネタバレ》 家族のことをないがしろにして好き勝手に自堕落な人生を過ごした父親をリリーフランキーが好演していた。死を目前にしながら、家族にすがることもなく、どことなく不貞腐れたような顔で息子に接する。こうした父親像は私には新鮮だった。 悪夢のような子供時代を過ごしたはずの次男が、それでも子供の頃に父親とキャッチボールしたことを良い思い出として回想するシーンを見て、さて、この文章を書いている私も一つくらいは息子に何かしてやれただろうかと考えさせられる映画だった。[地上波(邦画)] 7点(2020-05-11 16:24:25)《改行有》

20.  百瀬、こっちを向いて。 《ネタバレ》 自分をゲームのレベル2だと称する主人公。スクールカーストの底辺に位置する男子。それがたとえ嘘とはいえ、女の子とつきあうことになればどんな気持ちになるか、同じようにカースト最低の身の上だった私には痛いほどわかります。彼女と手を繋ぎ、髪に触れられ、顔を近づけられる。そのたびに揺れ動く彼の気持ちがちょっとした視線の動きでよく表現されていました。 嘘の関係を止めることになったとき、百瀬に冷たく拒絶されても「こっちを向いて」と懇願する主人公に、どうしようもなくせつない気持ちになりました。映画だからハッピーエンドになるかと少し期待しましたが、そんなオチはありませんでした。(まあ、そうですよね。) ただ、15年も時を経たのに、すれ違う女性にはっとして振り向こうとするあたり、百瀬のことを忘れられないんだなぁと思います。そして一生その面影を捜し続けるのでしょうね。[インターネット(邦画)] 7点(2020-05-10 22:24:42)《改行有》

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