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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  幕末太陽傳 現場でのスタッフ、キャストの反対により変更されてしまったラストシーンは、 蛇足とも思えるほど、無惨なものになってしまいました。 ただし、ラストに辿り着くまでの本作は、本当に素晴らしい。 戦後日本映画の傑作です。9点(2004-06-04 01:51:30)《改行有》

2.  寝盗られ宗介 《ネタバレ》 同タイトルのNHKテレビドラマ(萩原流行・大竹しのぶ主演)がたいへん良く出来ていたため、期待半分、不安半分で鑑賞しました。原田芳雄は、弱みを見せることを許されない悲しい中年男。藤谷美和子は、強がる男がいかにも惚れてしまいそうなキュートで馬鹿な劇団女優を、見事に演じてみせました。藤谷は、こんなによい女優だったのだろうかと、とても驚きました。つかこうへいが書いた「寝盗られ宗介」には、長編小説、短編小説、戯曲があります。本作は、長編小説をベースにしています(ただし、つかのこの時期の長編小説は必ずラストがアンハッピーとなります)。豚と猫を掛け合わせた家畜「ぶたねこ」が登場する無茶なエピソードが妙にリアルで、おかしかった。本作は、私がつかこうへい映画でもっとも好きな作品となりました。8点(2004-06-20 18:04:58)

3.  Kids Return キッズ・リターン 《ネタバレ》 本作は、何の予備知識もなしに、映画館でオープニングクレジット終了直後から観たため、長い間、北野映画だとは気がつきませんでした。ただ、たいへん心に残った映画でした。速撮りの代償として、北野映画はどれも完成度が低いのですが、本作は例外です。誰もが思い当たる青年期の挫折を、厳しさと優しさの混在した視点で丁寧に描いた、思い入れのしやすい作品です。ただし、挫折する青年たちとは対照的に成功に向かう漫才コンビとマネージャーは、嘘くさく、(ウサギと亀、とでも言いたげで)鼻につきました。金子賢の演技は、すばらしかった。安藤政信も熱演でした。8点(2004-06-20 16:15:57)

4.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 贅肉をそぎ落としたことで、北野の弱点であった脚本、構成の弱さが、見事に克服されています。間の取り方は、天才的です。終盤の銃撃戦で圧倒的な強さを見せつける村川には違和感があるのですが、村上の最期、そして村上の根の深い「疲れ」を見せるのに、必要な強さでもあります。リアリティに目をつむってでも、見せるべきものを見せる。この頃の北野映画の特徴であるように思います。8点(2004-06-18 02:37:53)

5.  愛のコリーダ 歯止めのきかなくなった定、疲労してゆく吉蔵が、とてもリアルに描写されています。米国の劇場で観たのですが、上映中、幾人もが席を立ちました。たいへん疲れる映画でした。が、その疲労はむしろ、本作にすれば成功を示しているように思います。大島渚による最後の下手なナレーションは、失敗。テロップですませてほしかったと思います。8点(2004-06-08 05:54:12)

6.  座頭市血煙り街道 近衛十四郎は、スターらしい扱いを受けて役に就いています。脚本は、様々な舞台裏の事情が見え隠れし、多少荒っぽさがあります。が、亡き母と偽って描いた良太の絵が、実は市の似顔絵だった件などーー優れたエピソードにも支えられています。ラストを飾る殺陣は、スタッフ、キャストの実力と熱意が伝わってきます。8点(2004-06-06 06:29:00)

7.  天空の城ラピュタ 「ガリバー旅行記」に登場する空飛ぶ島「ラピュタ」をモチーフにした作品。本作の企画書には、「アニメーションはまずもって子供のものであり、真に子供のものは大人の観賞に十分耐えるものなのである」という文章があります。この指針は、本作の特長であり、同時に欠点でもあります。宮崎のいた時代の東映動画を踏襲した本作のストーリーやキャラクターは、1986年公開当時の子供たちにとっても、古くさく、地味。本作を鑑賞した2、3日後に主人公(バズー、シータ)の名前をまだ忘れずにいるのは、たいへん困難なのではないかと思いました。では本作は大人のための作品なのだろうかと考えると、今度はプロットの弱さを、厳しい目で見てしまいます。ラピュタを失ったシータの帰る場所は、パズーの元であるはずです。しかし、そのパズーは明日のない貧しい生活を送っています。パズーの仲間たちはみな良い人たちですが、わざわざ本作で希望のない貧困を見せつける意図が、わかりません。結局、本作が「子供たちのための映画」の域を出ないとしても、それはそれで素晴らしいことであるのを、私たち大人は知っています。天空の城、まっすぐな心を持つバズーとシータの登場する本作を、子供たちに勧めたい。しかし残念ながら本作は、「今時の子供たちにとって」いささか魅力不足のようにも思います。7点(2004-07-18 03:37:27)

8.  白い巨塔 《ネタバレ》 山崎豊子のベストセラー小説「白い巨塔」(1965年)を映画化。財前五郎が教授に上り詰めるまでを描いています。読者から「悪が勝利する結末」への批判が相次いだため、後に山崎は、「続・白い巨塔」を執筆(1969年)。が、「大学病院の闇を告発する」使命は、「白い巨塔」でじゅうぶんに果たされているように思います。本作(映画)は、戦後21年となる昭和41年に発表されたことに、大きな意義がありました。当時、大学病院はブラックボックスであり、医療ミスによる死亡事故があってもそれが公になることは稀でした。1952年、気管内挿管の失敗を繰り返したことによりプロレスラーの力道山が死亡。しかし、医院、担当医に責任が追求されることはありませんでした(裁判で医院はカルテを紛失したと証言)。私は1968年に千葉大学付属病院で乳児が柵のないベッドから落ち、死亡する現場を目撃したのですが、この事故が世間に知られることはありませんでした。病院を相手取った裁判で勝利することはたいへん難しいことであり、当時の人間にとって裁判所は医院以上にわけのわからない場所でした。医療ミスが発覚したとしても、多くの場合、泣き寝入りするしかないのが実情だったと思います。本作は、原作を忠実に再現しようとするあまり、情報が多く、尺が長くなってしまいました。教授選があまりにも大きな山場であったため、裁判の件を見続けるのには、体力が要ります。思い切って選挙のプロットをもっと単純にし、2時間強ほどに尺を押さえてもよかったように思います。里見と佐枝子の描かれ方がくどいのも、残念。日活でスターのキャリアを築いていた田宮次郎が、力もあり華もある演技を見せています。7点(2004-07-09 16:04:54)

9.  千と千尋の神隠し 幼稚園の女の子たちの間で、ちょっとしたブームになりました。「働かせてください!」の台詞が、気に入ったようです。なるほど、親に「働け」と言われる幼稚園児はいませんので、インパクトがあったようです。本作を観てからしばらくの間、当時5歳の娘が家のお手伝いをよくするようになりました。白馬の王子様ならぬ「ハク」も、人気があったようです。私の評価は、7点(捨てられたテーマパークは、バブルの古傷を今頃になってつつかれているようで、あまり感心しませんでしたが)。ただし、小さな女の子、限定。成人男性が観るのは、おすすめしません(眠くなります)。7点(2004-07-02 20:35:53)

10.  野性の証明 《ネタバレ》 原作は森村誠一の小説「野生の証明」。「黒の十字架」というリンク作品も発表されています。本作では、日本の中の独立国・F県羽代市にはびこる悪を暴こうとする元自衛隊員・味沢(高倉健)が描かれています。味沢は、東北の寒村で大量虐殺事件で生き残り予知能力を身につけた少女・頼子(薬師丸ひろ子)を養女にしています。映画の後半は原作から離れ、羽代市の有する軍隊vs.健さんの戦闘がメインに。小説のエンターテーメント性をさらにエスカレートさせた本作には、ミステリー、アクション、SF、戦争、ヤクザ、政治劇、ファミリー、あらゆるジャンルの要素が詰め込まれています。当時、角川の看板作家、横溝、森村のファンには、10代の少年たちが多く付いていました。本作は、当時の角川映画の中でもっとも強く若者層を意識した作品です。長ドスを短銃に持ち替え、絶望的とも思える巨大な悪に立ち向かってゆく健さんの姿に、全国の少年たちがしびれました。ーー夏八木勲は不器用な役者で、作品によってはとんでもない演技をしてくれるのですが、本作では役にぴたりとはまっていました。7点(2004-06-22 19:00:02)(良:1票)

11.  ルパン三世 カリオストロの城 映画ルパンシリーズ第一作「ルパン三世 ルパンVS複製人」は、アニメブームの勢いで興行的にある程度の成功を収めました。しかし、テレビ放送の旧ルパン三世を支持していたファンからすると、たいへん残念な出来。第二弾となる本作「カリオストロの城」は、前作に幻滅したファンがルパン三世から離れていってしまったこと、宮崎のキャラクターデザインがルパン三世のイメージを崩していたこと、ポスターのデザインセンスが悪かったこと(インターネットのない時代、それはとても重要なことでした)、旧ルパン三世のファンが支持していたのは主に大塚版であり、宮崎ではなかったことなどから、映画の入りはたいへん悪かったと記憶しています。本作の評価が高まったのは、ロードショーが終わったあたりから徐々にでした。私が本作を観たのは、公開から1年後、場末の映画館で。スピード感のあるアクション、完成度の高いストーリー(実際は製作時間がなく、小説などから舞台やエピソードをいただいて話を作ったと、後に宮崎が話していました)、たいへん魅力のある作品でした。7点(2004-06-21 10:54:10)

12.  熱海殺人事件 《ネタバレ》 高橋和男の監督第一作目。脚本は、原作者のつかこうへい自身によるもの。公開当時、この二人がかなり不安でなかなか観にゆけなかったのですが、本作はきちんと映画になっていました。主演の仲代、志穂美は、私にとって「頭の悪い演技をする嫌いな役者」なのですが、本作では好演。役にはまっていました。おそらく現場で台詞を徹底的に作り直したのであろう、つかこうへいの努力が伺われます。本作のテーマ、「事件、そして真実を作り上げてゆく刑事と犯人の努力」は、妙にリアルです。7点(2004-06-20 10:18:47)

13.  刑務所の中 花輪和一の短編集「刑務所の中」を映画化。良く言えば、原作を尊重している。悪く言えば、原作に頼り切っている作品です。本作の成功は、山崎努がすべてだと思いますが、田口トモロヲらも熱演していました。ただし窪塚洋介の(アマチュア演劇のような)独白は、それまでの映画のリアルな流れをとめてしまい、邪魔。ラスト、この映画を象徴する、刑務所に咲く名もない花が印象的でした。当たり外れの大きな崔洋一作品ですが、この作品は、おすすめ。7点(2004-06-19 05:34:28)

14.  3-4X10月 《ネタバレ》 にぎやかな狂気(ビートたけし)と静かな狂気(柳ユーレイ)が、それぞれの破滅に向かって突き進んでゆく。自分の代わりに、舎弟の指を強引に切り取る北野、「人気のない事務所」に、「現実に存在するかどうかもわからない彼女」と突っ込んでゆく雅樹、二人の異なる種類の狂気は、厳粛ですらある。傑作なだけに、井川比佐志とガダルカナルの演技が下手なのが、残念。特にガダルカナルは台詞が多いだけに、つらかった。 構成に素人臭さを感じるが、北野監督のこれからがひじょうに楽しみな作品。7点(2004-06-18 07:10:52)

15.  座頭市二段斬り 本作の座頭市は、ひたすら強い。殺陣は、10作目であるというのに、マンネリ化しておらず、ますます磨きがかかり、見応えがあります。三木のり平の壷振り師は、少々やりすぎの感じがありますが、許容範囲です。7点(2004-06-05 11:17:24)

16.  天国と地獄 《ネタバレ》 前半は、善くも悪くも、リアルなストーリーが展開します。 子供の取り違え、細工された鞄による犯人の発覚など、観るものをドキドキさせます。 ただ、残念なのは、不自然で饒舌な台詞が目立つこと。また、黒澤映画ほとんどがそうなのですがーー尺がやたら長いです。 犯人のデティールがじゅうぶんでないことも、不満です。後半、麻薬がからんでくるあたりから、ストーリーにも嘘くささを感じるようになりました。7点(2004-06-03 18:39:36)《改行有》

17.  居酒屋ゆうれい 原作は、山本昌代。古典落語「三年目」のプロットを広げています。「三年目」は、死別3年目にしてようやく化けて出てきた女房に泣き笑いしてしまう、暖みのある落語です。本作の舞台は現代ですが、萩原健一の味のある演技が古典落語の雰囲気を漂わせていて、よかった。ただ、後半、豊川悦司のからむあたりからトーンが変わり、演出がだれてきます。「生きている人間の方が大事」というのは、本音ではあるのでしょうが、その台詞のはきかたにまったく「痛み」が感じられません。ラストの大団円も、安易です。過去を清算して終わりではなく(人ひとり、殺していることですし)、亡くしたものを置いて先にすすまなければならない人の辛さとたくましさを思わせるような、味のある終わらせ方をしてほしかったと思います。6点(2004-07-03 01:16:43)

18.  蒲田行進曲 風間杜夫、原田大二郎が華のある役者ではないため、物語に入り込みにづらかった(2人は映画2大スターの役)。風間は仕方ないとして、橘役は別の役者をキャストするべきだったように思います。つかこうへいの脚本にしてはテンポがよくなく、深作欣二との相性に問題があったのではないかとさへ考えました。後半の話は「階段落ち」が中心となるのですが、この階段の撮られ方が恐怖に欠いていて、説得力を失っています。脚本の中にある「人情」も、うまく表現できていませんでした。本作の価値は、つかこうへいの名を一気に世に知らしめたということに尽きると思います。6点(2004-06-21 07:19:07)(良:1票)

19.  宇宙戦艦ヤマト 《ネタバレ》 マンガ少年の人気アニメ投票1位を受けて、公開されました。プロデューサーの西崎によると「宇宙戦艦ヤマトは2部構成。1部は、イスカンダルに到着するまで。2部は、イスカンダルからの帰還を描くことになる。1、2部ともテレビ版の再編集ではなく、劇場用にあらたに制作しなおしたものとなる。1部の制作はもうすでに終了している。2部は1部から半年後に公開する予定」とのことだったのですが、実際に劇場用に加えられたのは、死亡したスターシャのメッセージ再生シーンのみ(2部が公開されることもありませんでした)。もっとも、当時はアニメという言葉さへ浸透していなかった時代。劇中、デスラーの肌の色が白から緑に変化するとか、加藤を演じる声優が前半と後半で別人だとか、気にする人はいませんでした。それよりも、本作はそれまでのテレビアニメになかった試みと冒険、熱意に満ちあふれていました。スターウォーズと同じで、ヤマトは映画作品というよりはイベントとして、中学、高校生を中心にファンを増やしてゆくことになります。私は、スターウォーズが日本で今ひとつ振るわなかったのは、もうすでにヤマトが日本にあったからだと思っています。今なら作ることは不可能であろう「第二次世界大戦のリベンジ」とも思えるストーリー。現在のテレビアニメと比較すると、絵の荒さ、構成のお粗末さなどが目立ちますが、日本のアニメを変えたことでも(産業を作ってしまった)、歴史的資料として一度は観ておくとよいかもしれません。6点(2004-06-21 03:01:52)(良:1票)

20.  HANA-BI 《ネタバレ》 北野映画は、ドラマ作りをしようとすると失敗する傾向にあると思います。メインは西の退職後なので、ああいった構成になったのでしょうが、わかりづらいフラッシュバックでした。病院で、中年の鍛えられていない体をさらす西、これは観せるべきでなかった。それまでの、そしてその後の西の強さが、嘘に見えてしまいました。ラストに登場する実娘は、幼くしてなくなった子供を彷彿させなければらないのに、成長し過ぎ。もっと幼い子役を使えばいいのにと思いました。その子の前で、銃声を鳴らせるべきでもなかった。話に落ちを着けたかったのでしょうが、しつこいです。ヴェネチア受賞の最大の功労者は、西の妻を演じた岸本加世子でしょう。薄幸の婦人を、リアルに演じていました。ラストまで一言も喋らせなかった北野も、やはり非凡な監督に違いありません。6点(2004-06-18 07:49:16)(良:1票)

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