|
1. デトロイト・メタル・シティ
一言、ナニコレ?っていう映画でした。
最近の邦画にありがちな捻じ曲げてでも感動モノへ昇華メソッドがここでも登場かよ…とゲンナリ。それは、楽曲として「SATSUGAI」よりも「甘い恋人」が優れていることに象徴されているんじゃないかと。[映画館(邦画)] 2点(2008-09-11 14:46:35)《改行有》
2. CASSHERN
哲学がなくて気分で戦争反対とかほざいているヤツに(例えば武士道について知りもしないくせに「ブシドーっていいよね」とかいう場合にも)感じる、いやそれよりも勉強しましょうよ、と言いたくなる状態がこんなに苦痛であるとは知りませんでした。反戦は素晴らしい、国家とは自分とはの問いかけも非常に意義深い。だからこそ「空気」や「そういうこと考えちゃう俺って素敵」的な観点で語ってはイケナイ。ナルシズムの一点突破全面展開が最近の異業種監督参入映画の特徴、なわけないですよ、ね。[地上波(邦画)] 0点(2006-04-19 15:33:05)(良:2票)
3. SF サムライ・フィクション
まあ自分が悪いんですけどね。
この映画見たときはまだまだ小僧だったからエイゾウのカッコよさがわからない未熟者なのだろうと解釈して映画館を後にしまして、年もとり映画も見てきた中でもう一回見てみようとよりによって「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」と一緒に借りてきてしまったわけです。しかも先に見たのは「子連れ狼」。この時点で敗因が確定しているのですけれども。早いんだよなあ若山御大は。御大の殺陣技術のすさまじさを目の当たりにした後に「SF」みたら非常にアラが目立つ。それは役者個々人の技量とは別に、CGだ編集だといっても限界があり、なまじ工夫を凝らした分小手先で誤魔化した感が強まってしまうということだったりする。本物のカニ肉の前にはカニカマは意味なくなっちゃうんだな……としみじみしました。基礎があってそれを崩すから意味があるのであって、もともと基礎がないとこんな映画が出来上がってしまう、という見本のような作品でございました。[映画館(邦画)] 0点(2006-04-19 15:25:29)《改行有》
|