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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 風立ちぬ(2013) とても心地良い落ち着いた映画でした。ワーナーマイカル板橋で鑑賞。宮崎監督が作りたい作品は、趣味性を前面に押し出した漫画映画のようです。優秀な技術者と綺麗な女性。丁寧な作画でした。TVやネットなどで余分な情報を仕入れず、事前情報無しに鑑賞すればよかった。(主人公の声優の正体、効果音の作り方などの情報はまったく余分)監督を息子に任せたりせず、これからもどんどん漫画映画を作ってほしい。楽しみにしています。次は豚の虎:ハンス兵長戦車物語など如何でしょう?[映画館(邦画)] 7点(2013-07-20 22:12:52) 2. 借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 先ほどレイトショー1200円で鑑賞してきたところです。 丁寧な絵作りはジブリ水準以上。今回は声優(俳優)の演技も違和感は無いのだが、映画としての完成度はどうだろうか。「こびと」と人間の関わりを描きたいのなら、脚本の組み立てが不足だと思う。「こびと」絶滅の危惧が人間側のせいと言いたいのか。お手伝いさんの性格の悪さの描画は、月並みなテレビサスペンス並で見てて痛い。(家政婦は見たシリーズのよう?) 「こびと」1/15スケールの世界感を、水の表面張力、音響でそれらしく表現しようとしているのは理解できたが、「こびと」の動き、筋力の表現に違和感を覚えたのは私だけでは無いはず。というのも、全く人間スケールと同じ仕草で、すべての動作(ロープやツタを使って上る、飛び降りる、レンガによじ登る etc.)を表現していたからに他ならない。 物理的に言えば、体重はスケールの3乗分の1となり、筋力は筋の断面積に比例した2乗分の1になるため、「こびと」たちの動きは相対的に月面重力以下の世界の表現が正しいことになるのです。まあ、「こびと」と人間が出てくる時点でリアリティをどこまで表現すれば良いのかという議論はあるのですが。 ともあれ、アリエッティ達に、未来少年コナンの動きを与えて欲しかった。 その方が、この小人の世界観にリアリティと躍動感が与えられたはずです。 アリエッティは可愛かったのですが、メッセージ性、物語性ともに 水準以下でしたので、ジブリ映画といえ、少々辛口に4点と評価しました。 次は是非、宮崎監督の「風の谷のナウシカ」のようなメッセージ性の 高い作品を作って下さい。期待してます。[映画館(邦画)] 4点(2010-07-19 00:02:55)(良:1票) 《改行有》 3. つみきのいえ 《ネタバレ》 手書きアニメーションの素朴な味わいが、なかなか良かったです。 短い作品でメッセージは明確ですが、押し付けがましくは有りません。 温暖化で水没しかけでも、おじいさんは淡々と生活している様子。 積み木のように重ねた記憶と共に。[DVD(邦画)] 7点(2009-10-05 01:27:32)《改行有》 4. ゲド戦記 ジブリ新作の宣伝のために公開一週間前にTV放送したとしたら、かなり高等なテクニックですよね。いよいよ本当の宮崎アニメ公開です、って。 さて、2年ぶりに映画館で見たときの失望感を思い出してしまいました。まとまりの無い脚本、説明不足、感情移入が出来ない魅力のかけた主人公、脇役等々。さらに加えて声優も悪すぎ。過去のジブリ映画のシーンのツギハギオンパレードでも、会社が同じだから訴えられないのか。監督業で世襲制はないと思いました。まあ、五郎監督の次回作は無いものと思っていますが。口直しにポニョでも見に行くか。[地上波(吹替)] 1点(2008-07-12 07:50:46)
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