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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 羅生門(1950) 《ネタバレ》 舞台は、藪の中、羅生門、検非違使への証言の場という、3つだけ。登場人物も少ない。それでも、動きと光を巧妙に捉えた演出と、表情豊かな演者の存在感に魅了され、目が離せない。作り手の工夫が詰まっている。[インターネット(字幕)] 8点(2020-01-29 08:50:11) 2. シン・ゴジラ 《ネタバレ》 往年のゴジラファンには物足りない出来でした。官邸の人間模様を中心にしたのは新しいですが、肝心のゴジラが全く動かないのではどうにも興奮のしようがない。人間ドラマの見せ方も、セリフの応酬とカット割りのスピードで勢いをつけてみせてるようで中身が薄く、感情移入できない。時代の流れとともに、さまざまな作品に進化してきたゴジラですが、次世代のゴジラに期待です。個人的には、CGより着ぐるみの方が本物に見えてしまうのがゴジラです。[インターネット(字幕)] 3点(2019-05-08 20:44:00)(良:1票) 3. ファースト・マン 《ネタバレ》 体感する映画。狭い窓とヘルメットにより極度に視界が制限された閉塞感が、しっかりと伝わってくる。一方で、聴覚は敏感となり、金属の軋みとエンジンの轟音によって不安感は極度に高まる。主人公のアップの多様と手ブレの烈しさは集中力を欠く部分にもつながるが、主人公の世界を体感させる意図だろう。次々と命を落としていく仲間たちの姿を背に、テスト飛行に挑み続ける過酷さとともに、家庭には素直に寄り添えない主人公の内面も描かれている。[映画館(字幕)] 7点(2019-03-01 15:23:26) 4. スプリット 《ネタバレ》 終盤にいたるまでは、誘拐された女性と多重人格の犯人のやりとりを中心とした密室劇で、魅せ方もうまくて緊張感たっぶり。24人目の人格が現れた終盤は一気にチープな展開に。ここは、CGなしに抑えた方がおもしろかったでは。監督が一場面で登場するヒッチコックのなぞりは、いい加減やめてもらいたい。観ている側の集中をそがれる。[インターネット(字幕)] 6点(2018-03-11 21:50:13) 5. ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 ボーンの目的が父親殺しの真相探しで、いまいちピンとこない。一方、CIAがボーンを追う目的は完全に見失っている。追わなきゃ、ボーンも現れないのに。アクションは前3作と大差なく、カーアクションがやたらに長くて間延びする。それでも、マット・デイモンとトミー・リー・ジョーンズの気迫に飽きることはない。ヴィキャンテルは2人に比べると小粒感がある。もっと大物女優でよかったのかもしれない。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-11-21 11:57:15)(良:1票) 6. 沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 原作にかなり忠実であることに驚かされた。決して派手さのない物語を海外で映像化するのはずいぶん大変なことだと察するが、スコセッシの原作に対する思いの表れであろう。すぐに棄教してしまうキチジローの弱さが意味するところや、穴吊りの呻き声から転ぶまでの重みなど、あっさりとして伝わりづらい点も多い。また、説明過多なセリフやナレーションが多くなっているのも気になるが、日本以外の観客を意識するなら仕方のないところか。拷問シーンが続くため、原作未読の人はそちらに注意がいってしまうかもしれない。それでも、出演陣の日本語や日本のセットに違和感はなく、前半には霧を多様して異国に来た司祭の心象を映し出すなど映像表現も豊かであり、作品の出来は満足できるものであった。 遠藤周作が問い続けた「日本人にとってのキリスト教とはなにか」。この問いがマーティン・スコセッシというハリウッドの名監督によって映像化されたことを歓迎したい。[映画館(字幕)] 8点(2017-01-22 14:30:07)(良:2票) 《改行有》 7. この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 エンドロールになっても一人も席を立たない、出ていかなかった。世代、出身、性別によって感じ方は人それぞれだと思う。戦時を生きる庶民の気持ち、すずさんの生き方、家族や夫婦とはなにか。暗くなりすぎず、ほのぼのと、辛辣に、そしてどこか空想的な描き方。好き嫌いを超えて、忘れることのできない美しい映画です。[映画館(邦画)] 10点(2016-12-24 23:37:31)(良:2票) 8. かもめ食堂 主人公3人がとてもいいですね。心が落ち着く映画です。シナモンロール食べたくなります。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-21 09:25:51) 9. 幸福な食卓 唐突な部分もあるが、いい映画。青春や家族など、自分はどうだったろうか、どうだろうかと考え直すところもある。原作は未読だが、原作はどうなんだろうと気になるのは映画が原作に忠実すぎるのか。[DVD(邦画)] 7点(2012-02-01 21:25:46) 10. レッドクリフ Part I ジョン・ウー久々の快作。豪華な俳優陣とCG満載の迫力映像が映画館の巨大なスクリーンにぴったり。ドラマも善が悪を倒すというシンプルなものであり、大作と呼ぶにふさわしい。どのキャラクターも魅力的で、カッコイイ男たちの姿に爽やかな気持ちになれた。[映画館(字幕)] 8点(2008-12-03 23:01:22) 11. ブラインドネス 《ネタバレ》 突然盲目となったときに現れる人間の悪しき面や欲望を描いているのだが、リアルでない。悪意に走る人間を多く映し出す反面、友好を重んじる人間たちの影が薄い。街に出て、協力し合いながら生きている人間たちの姿に救われる。絶望から“生きる”道を見出す姿勢こそ人間の本意であり、悪意の反対側として心に響くものだと思う。[映画館(字幕)] 5点(2008-12-03 22:55:16) 12. アポロ13 劇的なドラマにしてしまいそうな題材を、丁寧で落ち着いた演出に仕上げているのが好感です。これ以上ないという配役も絶妙。中学生のときに、何度も見返しました。映画を見て宇宙に出ることへの恐怖を覚えるのとは逆に、未知の世界に挑戦する人たちの真剣な眼差しに尊敬と憧れを覚えたものです。大人になった今でも、力を合わせて目的を達成する素晴らしさ、家族の大切さを感じさせてくれる映画です。[DVD(字幕)] 9点(2008-01-10 22:14:53) 13. マリー・アントワネット(2006) おもしろかったです。マリー・アントワネット像を現代の女性に置き換えたような映画で、衣装,セット,音楽も含め、丁寧に作ってありました。[DVD(字幕)] 7点(2007-11-11 08:36:22)
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