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1. 夕凪の街 桜の国
《ネタバレ》 忘れられない悲しい過去を背負い、ごく当り前の幸せさえ望むことに罪悪感を抱き生きる皆美の姿から、戦争が人々からどれだけのものを奪い取り、どれだけの苦しみや悲しみを残していったのかということを考えさせられた。後半部分の『桜の国』で、七波が父・旭や祖母の過去や思いを追っていく場面での表現には若干の違和感を感じたが、戦争が残したものが、現在を生きる人々にも影を落としていることに気付かせてくれたように思う。ぜひ原作を読んでみたいと思った。[映画館(邦画)] 8点(2008-10-04 13:11:49)
2. 隠し剣 鬼の爪
《ネタバレ》 退屈な日常生活の中にあるささやかな幸せ、そしてそこにある愛を感じさせてくれる映画でした。宗蔵ときえのお互いに対する思いは口に出さずとも伝わってきて、その思いを伝えたいが伝えられない2人の心持ちがひしひしと伝わってきました。普段はさえない平侍が相伝の秘剣をやむを得ない事情でふるい奔走するこのシリーズですが、三部作の中では本作が一番好きになりました。やっぱり夫婦愛を中心にわかりやすく描かれた作品だったからでしょうか。2人の幸せな未来を願いながら終われたのも個人的に評価が上がった理由かも。「臆病剣松風」もぜひ映画化を!![ビデオ(邦画)] 10点(2007-07-29 19:18:12)(良:1票)
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