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プロフィール |
コメント数 |
9 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. 虎の尾を踏む男達
《ネタバレ》 この映画は歌舞伎「勧進帳」のパロディであり、黒沢監督の最初で最後のミュージカル作品です。
この映画を面白くないと感じている方が多くいらっしゃるようですが、歌舞伎の良さがわからない方達でしょう。
黒沢監督がエノケンを抜擢し、重厚な勧進帳にコメディの要素を加え、ミュージカルに仕立てたことは素晴らしいアイディアだと思います。
撮影も義経が強力に姿を変えるところなんか実にうまく撮れています。
貧弱なセットではありますが、予算をかけなくても、アイディアさえあれば、素晴らしい映画できるという好例です。
大河内傳次郎の言うセリフが何を言っているのかよくわからないという方もいらっしゃるようですが、字幕を見ても何を言っているのかわからないと思います。言葉自体が難しいのです。
この映画の鑑賞には歌舞伎の勧進帳を楽しんで観ることができる素養が必要なのです。
退屈であっても忍耐強く繰り返しご覧なさい。そうすれば、きっと一筋の光明が見えるでしょう。[DVD(字幕)] 9点(2010-12-06 21:44:50)《改行有》
2. 昭和残侠伝 血染の唐獅子
《ネタバレ》 昭和残侠伝シリーズの最高傑作。
とにかくストーリーが面白い。
脇役の音吉演ずる山城新伍、バカ竹の津川雅彦が好演しており、特に津川雅彦は一世一代の当たり役。若き藤純子も本当に綺麗です。
高倉健と池部良が祭り囃子の中、出入りに行くシーンは秀逸。音楽も良く、木遣り唄を採用したことは見事。
音吉がしでかした不祥事に皆が金をかき集めるところなんかは日本版「素晴らし哉!人生」と思えるほどの感動的な作品です。
マキノ雅弘監督は佐伯某と違って、本当に素晴らしい。[DVD(邦画)] 7点(2010-11-20 15:28:38)(良:1票) 《改行有》
3. 砂の上の植物群
《ネタバレ》 '原作の吉行淳之介の小説が素晴らしいので、映画は二番煎じだろうと期待せず観たのだが、大間違いだった。ミロの絵とパートカラーが斬新。中平は当時、全盛期のアラン・レネを真似たのだろうか。レネの映画表現に近いと感じた。[地上波(邦画)] 9点(2008-02-17 18:53:42)
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