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プロフィール
コメント数 2287
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  発狂する唇  20年以上前に、恩師が「失敗したっていいから、まずは行動してみろ。何もしないことが最大の失敗なんだ。」と言っていましたが、恩師はこの映画を見ても果たして同じことが言えるのかな。  何はともあれ、映画は正直1~2点くらいです。ですが出演者の皆様に、僕は10点を差し上げたいと思います。  僕は今回この映画を見ることで、自分は仕事に対する認識がまだまだ甘いと痛感しました。  職種は違えど、プロとしてのあるべき姿を見ることができました。  阿部寛しかり、大杉漣しかり。  彼らの素晴らしい演技に感動しました。  こんな脚本、こんなストーリーに文句ひとつ言わず、ただ淡々と自分に課せられたノルマをこなすその姿が、ただただ感動的でした。  この映画は、明日への活力を与えてくれる奇跡のような作品です。  ですが、まだ観ていない人は絶対に観ないほうが良いと思います。[DVD(字幕)] 10点(2013-06-26 00:09:30)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

2.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》  記憶が正しければ、アニメで泣いてしまった唯一の作品です。  そして、おそらく最も数多くみているアニメです。  当時テレビで放映されたものをビデオに録画し、ビデオが擦り切れるまで見た記憶があります。この映画をかわきりに、「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」と見続けて、すっかり宮崎駿のアニメのとりこになり、「もののけ姫」あたりで彼の映画を見るのをやめました。  (「千と千尋の神隠し」だけは、嫌がるのを無理矢理連れて行かれて見ましたが。面白かったけど。)  この映画が宮崎アニメの中で一番好きです。  世界観が最も好きだし、ナウシカ、ミト、クシャナ、アスベル、戦車をうばうじいさんズと、好きなキャラクターがたくさん出てくるからです。  そして、やはり一番感動したのもこの作品ですね。とくに後半はもうやばい。ストーリー構成と伏線が完璧すぎる上に、ナウシカの自己犠牲がミックスされて、後半の盛り上がりが半端じゃないです  今でも、「宮崎駿」、「ジブリ」、というワードを聞くと、真っ先に思い出すのはこれと、兄の、大ババ様のものまね。あのモノマネも脳が擦り切れるほど聞かされました・・・。   [地上波(邦画)] 10点(2012-05-17 04:03:22)(笑:2票) (良:2票) 《改行有》

3.  るろうに剣心 最終章 The Beginning 《ネタバレ》  なるほど。原作では十本刀編が好きでしたが、映画では雪代巴編が最高に良いですね。  今作の完成度と熱の入れようを見ると、監督さんが一番撮りたかったのはこれなんだろーなー、とすら思ってしまいます。  アクション重視、エンタメ重視の今までのシリーズとは打って変わって、ドラマパートが大部分を占める本作。ティーンうけは悪そうですが、原作ファンには胸アツのドラマとなっています。  なにしろ有村架純演じる雪代巴が最高に良い。これぞヒロイン。武井咲演じる神谷薫もよかったのですが、ちょっとヒロインとしての格が雲泥の差です。  佐藤健演じる剣心も今までで一番良い。  元ネタを知っているだけに、最後は悲劇で終わるとわかっていても、二人の幸せを願わずにはいられない。それほどの求心力が本作の剣心と巴にはあります。  もう日記を読むあたりから涙腺がやばくて・・・。最後は結末を知っていたのに決壊しちゃいましたね・・・。  1作目のオープニングで終劇となるところも憎いじゃないですか。映画を見てきた人たちにとってはこれ以上に感慨深いラストはないでしょう。  1~4までは、すべて原作のほうが上でした。  ただ、このBeginningだけは映画が原作を超えてきたと思う次第です。  この感動は映画にしか出せない。[ブルーレイ(邦画)] 9点(2023-04-30 20:57:24)《改行有》

4.  脳男 《ネタバレ》  あまりにもカルト臭、B級臭のするタイトル。でも出演者のみなさまはなかなか豪華。で、実際見てみたらこれが何とも面白い。こうなってくると、なんだかタイトルでずいぶん損している気がします。  ぴりりとした緊張感のサスペンスフルな展開。冒頭、いきなりおばさんが舌を切られるショッキングな映像。ここで女の子二人の顔はまだ見せないことで、より不気味さと狂気が強調されています。  更にはそこからのバス爆破。これ以上ないつかみ。これだけでもおなかいっぱいなのに、次に登場するは脳男。ぶっとんだサイコパス相手に冷酷無比な殺人マシーン。これ以上ない純度100パーセントのダークヒーローもの。厳しい評価も受けているようですが、私はこーゆーの大好きです。  女の子たちはオープニングで。脳男は留置所で。これ以上ないくらいの見せ場を作ります。この両者が相まみえるときが楽しみでならない。そんな期待を抱かせるのです。  中盤はだれそうになるものの、効果的な音楽の使い方と、何かが起こりそうな雰囲気が常に一定の緊張感を与えてくれます。これはうまい。それに鈴木一郎の正体に興味津々。退所して会いに来た志村の不気味な存在感もパンチが利いています。  唯一不満があるとしたら終盤。まず茶屋刑事が脳男を殺そうとしたことにドン引き。それに、新米を救うために殺そうとしたのは百歩譲って許せはしないが理解できるとして、駐車場で脳男に引き金を引いたのはマジで意味がわからない。新米が死んだあとに脳男を殺そうとするのは違うでしょ?茶屋刑事には最後まで刑事としての正義を貫いてほしかった。  そして最後の対決。これまでさんざん盛り上げておいて、ただ車ではねるだけって、それは芸がないんじゃない?  脳男もあれだけ天才っぷり強調してきたのだから黙ってはねられないで。  絶対このままでは終わらないと思っていた志村のラスト、良しです。すっきりしました。[DVD(邦画)] 9点(2023-04-25 14:25:04)(良:1票) 《改行有》

5.  おにいちゃんのハナビ 《ネタバレ》  人が病気で亡くなる話は好きではないのですが、実話なら仕方がないですね。  前半はひきこもりのお兄ちゃんを引っ張り出すコメディテイスト。笑いどころが多い。スキあらばうまいことを言おうとする兄。それにつっこむ華。二人の掛け合いが面白おかしくも微笑ましい。女装させられるお兄ちゃんには爆笑必至。  後半、華の白血病が再発。事態は急変。物語は次第にシリアスなドラマへと路線変更していきます。  妹は結局年を越すことができません。それはそれはもう悲しくて仕方がないわけですが、物語のクライマックスはここではありません。兄が亡き妹のために、個人奉納で赤色の花火を打ち上げる。その一部始終を、静かに、でもドラマチックに描いた感動のストーリー。最近見た中では一番泣いた映画となりました。  父。母。病院の先生。学校の先生。同級生。翠嶂会のメンバー。新聞配達先のお婆さん。誰もが優しい人ばかり。  大切な人を失い、いったんは絶望の淵に突き落とされる。そこへ届く一通のメール。心の底から悲しい事を乗り越えて、そこから再生していこうとする物語。よくある人の死で泣かせるだけの物語ではありません。悲しさや寂しさと共に、そこには確かに希望があったのです。  88歳の誕生日を孫達に祝ってもらうおばあちゃんもいれば、17歳という若さでその生涯に幕を閉じる人もいる。  人はいつ死ぬか誰にもわからないけれど、だからこそ一日一日を大切にしようと感じさせてくれる名作でした。[DVD(邦画)] 9点(2021-03-21 17:41:07)(良:1票) 《改行有》

6.  ジェネラル・ルージュの凱旋 《ネタバレ》  久しぶりにガツンと面白い映画でした。ミステリーとしても面白いし、医療ドラマとしても面白い。  出てくる人がうさんくさい人ばかりで、誰もが怪しすぎです。  堺雅人演じる速水センター長。羽田美智子演じる花房看護師長。高嶋政伸演じる沼田副委員長。三者三様で怪しさ満点。一癖も二癖もあるこの面子に放り込まれる田口医師。そんな田口委員長も肩書きだけは持っているので、自由に病院の中を動き回れる。そしてもう一人の権力者、厚生労働省の白鳥が参戦。このシチュエーションが閉鎖的な院内の人間関係、勢力争い、陰謀を少しずつ明らかにしていくそのプロセスが面白い。  速水センター長が糾弾されるシーンから怒涛のごとくつっぱしるクライマックスは圧巻。ラスト30分のためだけにある映画だと言っても過言ではないかもしれない。  ラストのパニックは代表的な医療ドラマで同じようなシチュエーションを何回か見てきました。  ですが過去の類似作品と比較しても、最も規模が大きかったように思えます。この規模は映画ならでは。こーゆーのが見られるのが映画の醍醐味です。  興奮冷めやらぬまま終わりを迎え、なんとなくすっきりしない気持ちが残ります。それは速見センター長が3年間とはいえ、異動を命じられたから。その辺りの常識はよくわかりませんが、個人的にはそのまま病院に残ってほしかったです。[DVD(邦画)] 9点(2020-07-19 04:30:33)《改行有》

7.  電車男 《ネタバレ》  ドラマは未見。これは良いです。傑作です。コメディで笑い、涙で感動し、ラストはハッピーエンドでこの上なく幸せな気分になれます。邦画ならではの後味の良さが感じられます。この感じは洋画では絶対に出せない。こーゆー作品を見ると邦画の存在意義ってのを感じられます。  それにしても良い人ばかりの映画です。『毒』や『刺激』、『どんでん返し』や『謎解き』がなくても面白い作品ができるっていうお手本のような映画です。『倦怠期の夫婦』『ひきこもりの青年』『おたく3人組』『失恋看護士』、世界も価値観も違う人たちが、『電車男』っていう見ず知らずの人の相談に乗ってあげて、応援するっていうのが、人の温かさを感じられて好きです。日本もまだまだ捨てたもんじゃないなって思います。  それに、電車男を応援しながら、自分達にも良い意味で心境の変化や心の成長が現れるっていうストーリー構成が、ベタだけど良い。純粋な人の一生懸命さっていうのは、周りに良い影響を与えるものだと再認識。  それにしても『奥手の恋愛』っていうのは、良いものですね。人としての真心を感じられるというか。  そして中谷美紀。憧れの人としてキャスティングされるにはちょっと年齢高めかもと思いましたが、見ていくうちにどんどん魅力的に。そのたたずまい、何といっても『声』が優しい。優しい声で、優しい言葉をかける素敵なお姉さん。  ずっと電車男の主観できて、ラスト、エルメスの主観ではこう見えていましたっていうネタばらし。『いま、会いにゆきます』でも使われていた手法。このテクニックにとことん弱い私。もう切なくて嬉しくてやばかったです。  また、本筋とは関係ありませんが、『合コンに誘われず、メンズエステの試供品さえ渡してもらえない電車男』が、合コンに誘われ試供品を渡されるシーン、そこで見せる山田孝之の表情が本当にうまくて、細かいところがめちゃくちゃ丁寧な作品だと感心しました。と同時に、やはり外見も内面と同じくらい大切なことなんだと気付かされます。[DVD(字幕)] 9点(2017-10-22 09:26:01)(良:2票) 《改行有》

8.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》  今までのシリーズとは完全に別物。そもそも、登場人物の誰もがゴジラの存在すら知らないことが、かなり新鮮です。  ゴジラシリーズとしての側面を残しつつも、災害パニックものとしての特色が強く出ています。  言わば、『地震』や『津波』や『台風』が、『ゴジラ』に代わっただけとも言えます。  ただ災害ものと異なる点は、災害の元凶が『生物』であるため、駆逐可能、物理的な対処が可能という希望的観測があるところでしょう。また、それは映画としても、『自衛隊及び軍隊』VS『ゴジラ』という娯楽要素の強いバトルへ発展できるということです。  正直、自衛隊の演出には限界があると勝手に思っていて、全く期待していなかったのですが、これがもう凄い迫力です。この自衛隊の演出だけでも映画が一本撮れてしまうのではないかと思うほどの迫力。小規模の火器の使用から、次第にグレードを上げていく演出に、興奮が止まりません。  最大のハイライトは、米空軍の貫通型爆弾により負傷した直後のゴジラの反撃シーン。  ここで音楽が切り替わり、日本を絶望の底へ叩き落すゴジラの最終兵器がすべてを焼き尽くします。  まさに神の化身。この画作りはさすがエヴァの監督さんです。このシーンだけでも、この作品は見る価値があるでしょう。  なぜゴジラが現れたのか、なぜゴジラが東京を目指すのか。  その説明が無いのも良い。  なぜならゴジラは『災害』だから。『台風』や『地震』と同じだから。  ゴジラによる被害の合間に挿入される日常。ニュース。会議。ネット。  そのすべてが、嵐の前の静けさを感じさせるリアルな演出として成功しているように感じます。緩急の使い分けが見事です。  唯一違和感を感じたのは、やはり石原さとみでしょうか。大好きな女優さんなのですが・・・。  個人的には大杉漣の総理大臣もちょっと・・。コメディ色が強くなりすぎて・・・。[映画館(邦画)] 9点(2016-09-03 14:18:21)(良:2票) 《改行有》

9.  AIKI/アイキ 《ネタバレ》  脊椎損傷により、下半身麻痺になった青年が、合気道を通して人生を再スタートするサクセスストーリー。  人生の途中で、突然下半身麻痺になるのがどういうことか。それを延々と描写する前半。それは、排泄、性機能障害にまで話が及びます。  このディテールへのこだわりにより、この作品は一般的な青春スポーツドラマと一線を画しています。  突然の事故、怪我。それにより変化するのは、肉体的なことだけではありません。人間関係、社会的立場、そのすべてが劇的な変化を遂げます。彼女、友人、家族。その関係性の変化が生生しくリアルです。  主人公芦原の人間関係は一度リセットされます。もはや以前と同じように、周りの人と触れ合うことができません。  その一方で、車椅子になってから知り合った人々とは、自然体で触れ合うことができる芦原。  それは、以前の自分を知らない人たちだから、なのかもしれません。新しく出会う人々が自分を見るその目は、障害者を見る目ではあっても、芦原個人に対する憐憫の眼差しではないのでしょう。  ベッドに置かれたビールを、取ろうとして取れない。排泄をするのに、一回一回ゴム手袋を使わなければならない。それはもう想像を絶する世界です。  そこからの後半。雰囲気が急に変わります。  合気道を通して、人生が再び動き始めます。  この作品での『AIKI』には二つの意味があるのですね。『武道としてのAIKI』と、『人生をもう一度受け入れるという意味のAIKI』。  芦原太一がAIKIを通じてもう一度人生を受け入れるその過程に、素直に感動します。  前半のぐちゃぐちゃだった部屋。ラストの綺麗に片付けられた部屋。まるで芦原の人生に対する心の在り方の変化を表しているようで、ぐっときます。  ただ、個人的に非常に苦手なともさかりえ。彼女の投入により、やたらファンタジックでフィクションの雰囲気が漂ってしまったのが一番のマイナス。彼女の演技、声、表情、そのどれもがわざとらしくて苦手です。この作品には出て欲しくなかった。  また、最後の他流派との異種格闘技戦。エンターテイメントとしては致し方ないのでしょうが、これのせいで随分と安っぽくなってしまったのは残念。  ですがそのおかげで、すがすがしい気持ちで見終わることができたのも、また事実です。  最後に加藤晴彦、あなたは素晴らしい。  [DVD(邦画)] 9点(2016-07-02 15:09:13)《改行有》

10.  39 刑法第三十九条 《ネタバレ》  とても重く、息苦しく、理不尽極まりない内容でした。真面目に作られている分臨場感があるし、へたな脚色がない分リアリティが感じられます。映像に、ストーリーに、この作品の世界に引っ張り込まれちゃいます。  工藤啓輔と同じ立場であれば、自分ならどうするだろうと考えずにはいられません。  問題提起もさることながら、映画としてのエンターテイメント性が失われていないことも凄い気がします。鬱になりそうな雰囲気を、ミステリーとサスペンスが程よく中和しているかのような作品です。  少年工藤が妹を発見するシーン、犯人が切断した妹の手を持っているシーンは、衝撃よりも嫌悪感のほうが大きい。(ホラー映画なら平気なのに。不思議なもんです。)それでもこのシーンがあるからこそ、問題提起への強い思いが感じ取られるのです。  確かに日本の法律は、ごく一部かもしれませんが、被害者よりも加害者を守るための法律ってのがある気がします。加害者の人権もあるかもしれません。ですが、被害者は生命という最も大切な人権を奪われたわけですからね・・・。いえ、ここで論じることではありませんね。  確かにもしかすると見る人を選ぶ映画かもしれませんが、それでも多くの人にお薦めしたい映画です。  柴田が誰で、工藤が誰なのかはっきりしたとき、爽快感とは程遠いやるせなさを感じました。[DVD(邦画)] 9点(2013-12-17 02:39:13)(良:1票) 《改行有》

11.  CURE キュア 《ネタバレ》  最終的に高部刑事が伝道師になったってことだったんですねー。いろんな人のレビューと解説読みあさってようやく理解できました。とゆーことは、終盤のクリーニング店でのワンシーンはすでに伝道師になりつつあることへの前触れだったのでしょうか。高部が健忘症みたいになっているワンシーン。何の意味があるのか不明瞭だったのですが、何となく意味がわかりました。  とにもかくにも、ホラー、サスペンス、終盤のミステリー、どれひとつとっても肌寒い余韻を残す作品ですね。にも関わらず、個人的にはそんなに後味悪くない、むしろ人に薦めたくなるのが不思議です。は?もしかして暗示にかかってしまっているのでは?私はこの映画の伝道師になろうとしている・・・。[DVD(邦画)] 9点(2013-12-05 01:15:45)(良:2票) 《改行有》

12.  ミンボーの女 《ネタバレ》  芸が細かい!恐喝の手段って、こんなにいろいろあるんですね。  ゴキブリはよくある手ですが、バッグにゴルフですか・・・  伊東四朗なんか、最初全然ヤクザに見えない。  はじめはまず油断させる。そしてスナック(キャバクラ?)での「飴と鞭」。あれは怖いです。  ですが一番怖いのは、打算や計算をまったくしない鉄砲玉のような下っ端。  実際井上まひる弁護士(宮元信子)を刺したのは、おそらく状況を全然理解できていない下っ端ですからね。  話も理屈も通じず、まったく行動が予測できない相手が一番怖いです。  父が昔スナックを経営していた時に、ヤクザ関係のお客が一番多かったそうですが、この映画に出てくるような計算高い人ってあんまりいなかったみたいです。  ほとんどは何も考えていない人達。  後先考えない、計算もしない。  そんなこちらの理解の範疇超えてくる人達が一番怖いです。  映画はめちゃめちゃ面白かったです。  オススメです。[DVD(字幕)] 9点(2012-07-04 16:01:18)(良:1票) 《改行有》

13.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》  10時間以上仕事した後、嫌がるのを無理矢理連れて行かれて見た映画です。  しかも当時邦画にほとんど興味がなく、付き合いで見たわけですが、ものすごい感動したのを覚えています。まず映画館にあれほど人がいるのを初めて見ました。  「え?何々?みんなこんな遅い時間に、この映画を見に来ているの?」  それでもまだ気分は乗りません。惰性で見ます。そして・・・次第にその雰囲気に飲みこまれます。  これは完全にスロースターター映画です。  個人的には、一番盛り上がったのは澪がいなくなった後の澪目線の回想シーン。  いやね、正直あの回想シーンだけで、「もう一回中学生(もしくは高校生)に戻りたい」と思った男子諸君は100人以上いるはず・・・!いや、戻ったところで同じ体験は絶対できないんですけど。でもそう思わせるくらいの良い回想シーン。最高の疑似体験させてもらいました。  ただ「未来にジャンプした。」だけが何故かぴんときませんでした。  もちろんあれがあるから、「今、会いにゆきます。」につながるわけですが。  それでもやっぱり、なんかぴんとこんかった。  あ、ちなみに映画館で見たときは「花」、良かったですよ。感動を助長してくれて良い感じでした。 [映画館(邦画)] 9点(2012-05-27 16:22:55)《改行有》

14.  遊びの時間は終らない 本気の銀行強盗ごっこ。自分も参加したい。ずっとトイレを我慢していたのが、見ていて凄く気になった。[DVD(邦画)] 9点(2011-07-07 13:25:59)(良:1票)

15.  12人の優しい日本人 2時間ずーと話し合い。なのにとても面白い。演技力と脚本だけで勝負している映画って見ごたえありますね。三谷さんの映画は、前半やや退屈なことが多く、中盤あたりからどんどんヒートアップしていくものが多いですね。この映画もそのタイプです。[DVD(邦画)] 9点(2011-07-05 22:49:43)

16.  君に届け  ここ数年で見た、青春系邦画の中では最高に面白かったです。漫画が原作ということなので、リアリティがない部分も気になりません。登場人物たちがみんな友人思いでとても良いですね。昭和くさいところもGOOD。高校生なのに、中学生っぽい恋愛をしているところもGOOD。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-05 00:16:14)(良:1票)

17.  人狼ゲーム デスゲームの運営人 《ネタバレ》  うわー、まさかの二重構造。これはしてやられましたね~。  天上人だと思われていた人たちも、やはり誰かの手のひらの上。またきっと違うゲームの賭けの対象になっていたのでしょうね~。  ラストの怒涛のネタバラシは圧巻でした。  今作は歴代シリーズのなかでもビジュアル最強。プレイヤーも運営側も、いまどきの美少女ばかり。とても華やか。もったいないから、誰一人死んでほしくないものです。  運営側とプレイヤー側。両陣営のドラマをほぼ均等に展開した結果、どっちつかずの映画になってしまった感は否めないですね~。それぞれのドラマの密度が薄くなってしまいました。  特に前半。運営側のターンは若干間延び気味。「そのシーン、本当にその尺必要?」ってな箇所が散見されます。前半のテンポは決して良いとは言えないでしょう。  正直最初は、今までの人狼ゲームと比べて見劣りする感じだったのですが・・・やはりラストの盛り上がりが非常に良かった、これに尽きます。今までにない、驚愕の真実。最後の最後で、この作品に対する評価が大きく変わりました。  とは言っても、いつもの人狼ゲームを期待してしまうと、落胆してしまうタイプの映画なのは間違いありません。  ですが私は最後のネタバラシがぐっときてしまったので、サスペンスホラーとして高評価をつけさせていただきます。  生き残ってほしい人たちが生き残ってくれた後味の良さもプラス要因です。[DVD(邦画)] 8点(2024-06-21 03:53:45)★《新規》★《改行有》

18.  人狼ゲーム プリズン・ブレイク 《ネタバレ》  全役職オールシークレット。  いいですね。これでこそ人狼ゲームですよ。  キャスティングも最高に良かったと思います。  予言者や霊媒師に性格難アリの人物を配置。視聴者の反感を買いそうな人たちをあえて村人側に。  そして性格でもビジュアルでも好感がもてるタイプを人狼側に配置。心理的なミスリードをさそっています。  個人的には金城渚の人狼は意外でしたね~。  処刑されちゃうときの渚や菜々実の演技は同情をさそうすばらしいもの。その二人がまさかの人狼だったとはね~。  今作では人狼が襲う場面は、遠目にしか映していません。それが逆に良かった。  かたや正義感、かたや理知的で理性的、その二人の美少女はどんな気持ちで人を殺していたんでしょうかねー。  そしてなんと言っても、ラストで明かされる主人公の役職。  その役職の特性を活かして人狼をあぶりだした決着は最高でした。  惜しむらくは『た、タイトルでネタバレしちゃってますよ~。』ってとこでしょうか。  『ビーストサイド』にしろ『クレイジーフォックス』にしろ、サブタイトルがズバリ的を得ていたのが、今回は裏目に出ちゃいましたね~。  朱莉の自己犠牲のシーンも、どうせ死んじゃいないんだろうことがバレバレです。  あとついでに言うと、『死角になっているところでルール違反をしても処刑されない』のであれば、その死角のところで2、3人ずつカードを見せ合えば、簡単に人狼をあぶりだせて犠牲者は最小限に抑えられたんじゃないかな。  もっとも、それじゃ映画にならないわけですが・・・。[DVD(邦画)] 8点(2024-05-08 01:49:33)(良:1票) 《改行有》

19.  人狼ゲーム 《ネタバレ》  サスペンスフルな展開。  さまざまなタイプの駆け引きや心理戦。  実は初めから張られていた伏線。  人狼ゲームというゲームそのものも面白い。  好き嫌い分かれそうな映画ではありますが、個人的にはかなり面白かったです。  自分が処刑されるとなったとき、パニックになり、大声で泣き叫ぶのはOK。でも序盤なのに、主人公の愛梨がぎゃーぎゃー言うのは過剰でちょっとうるさかった。気になったのはそこくらいですかね。  それと整合性で言うなら、『妹を生かしたかっただけ』なら、6人になったとき姉が町村誠一郎を人狼と言うのはおかしい。  それで町村誠一郎が処刑された翌日に、自分が人狼だと名乗り出れば、もう一人の人狼から妹が殺されるリスクができてしまう。  ・・・と思ったのですが、どうでしょう?  ラストなぜ多田は銃を使わなかったのか、そこだけがよくわかりません。  なんにせよ、ただスリリングな展開を楽しむだけでなく、いろいろ考えながら見られるのでそれがとても面白かった。  最後まで見た後、もう一度最初から見返してみたら、なるほど、2週目のプレイヤー2人は確かに最後に出てきていますね。  伏線の張り方も何気にうまい作品です。[DVD(邦画)] 8点(2024-04-16 02:59:13)(良:1票) 《改行有》

20.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》  かなり好きなタイプのアニメです。  この作品に対する批判的な意見。それは裏を返せば、批判的な意見を持たざるを得ないほどに、見た人がこの作品にリアルを感じてしまっている証明にもなるでしょう。アニメなのにだ。狼男という架空の生き物が出てくるファンタジーなのにだ。これは凄いことではないでしょうか。  まず第1部の母と父が結ばれるまでの導入部がよくできています。普通にラブストーリーとして心温まる物語だし、二人を応援したくなります。それにプラスして、狼男だと明かす最初の名シーン。この序盤が一番好きかもしれないです。  第2部ではお母さん奮闘記が描かれます。ここは何をやってもうまくいかないシーンが多くて辛い。シングルマザーの子育ての苦悩を追体験するだけでなく、子供たちの秘密まで守らなくてはならない。普通だったら心が折れます。ですがこれはアニメでありフィクション。心は折れない。頑張り続ける。私には狼男の存在以上にこの母親の存在がファンタジーでした。  そして第3部。子供たちの成長。  主人公は花から次第に雨と雪にシフトされていきます。  すばらしかったのは、雨と雪がそれぞれ違う人生を選択したこと。雪は人間として生きることを選び、雨はオオカミとして生きることを選ぶ。子供のときは雪のほうが野性味あふれていたのに…。このあたりのポジションチェンジがさりげなくてうまいです。  大きな目的に向かって突き進むような映画ではありませんが、何とも言えない余韻を残してくれる名作。  そして声優さんたちが実に良い![ブルーレイ(邦画)] 8点(2022-09-26 04:37:10)(良:1票) 《改行有》

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