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1. 戦場のメリークリスマス
《ネタバレ》 最初はぎこちない演技や聞き取りにくいセリフでなかなか入り込むことができませんでしたが、中盤以降我を忘れるほど夢中になりました。
どのキャストも適役のように思われます。
起伏のあるストーリーではないにも関わらずこれほど印象に残るのは個性ある役者と坂本龍一のあのテーマ曲のおかげでしょう。
自分としては3時間近くになってもいいのでもっと個々のキャラクターの掘り下げをしてくれたらよかったのになぁと思いました。
文化の対立や同性愛的な内容などを描いており、見る人を選びますが、自分はとても楽しめました。
このような野心的な映画が今後作られないかと期待してしまいます。
この映画に出演した北野武がその後世界に知れ渡ることを考えるとなんとも感慨深いですね。[DVD(字幕)] 8点(2013-12-10 01:50:06)《改行有》
2. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 これは確かに日本の描写をどう受け取るかで、全く評価が変わってしまいそうですね。
ただ、自分は新宿のシーンなんかすごい美しく感じましたし、そもそも舞台がどこであるかということに意味はなく、自分と異質な世界における寂しさや孤独を表現するための手段に過ぎないのではと感じました。まあ、あのお笑い番組の場面はさすがに失笑でしたが…。でも外国に対するステレオタイプな印象って自分でも本当に気付かずにもってしまうものだしなぁ。他文化を客観的に描写することの難しさが伝わってきました。
しかし、環境の変化についていけない主人公の気持ちには非常に共感できました。これは別に海外へ行くことに限らず、新しい職場や学校になかなか馴染めない感覚にも近いのかもしれません。
あと監督の音楽の使い方が非常に良かったです。思わずサントラを買ってしまいました。もしかしたら自分がこの映画を気に入った一番の理由かもしれません。[DVD(字幕)] 9点(2012-12-10 00:45:40)《改行有》
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