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1. IAM A HERO アイアムアヒーロー
漫画の実写化は、アクション要素が強くなるほど失敗する可能性が高くなるように思うけど、これはアクション系なのに成功してる。
原作ファンなので、いつもなら細かい違いが気になるものなるのに、これはあまり気にならない。
原作よりも上手に改変されてるところもいくつかあって感心した。
ストーリーに関してはよくあるゾンビものなの。
大量のゾンビと戦うクライマックスシーンは圧巻。
日本映画もこれからはこのアクションのクオリティが当たり前になってほしいものです。[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-03-05 14:41:56)《改行有》
2. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 見終わって、今まで味わったことのない感情に酔いしれた。
稚拙な表現になってしまうけど……すごい映画。
「おもしろい」「感動した」「好き」「深い」「恐い」「笑える」「考えさせられる」「悲しい」などの多くの感情がごちゃまぜになっていて、一言で言い表せられない。
前半は楽しくて笑えて、すずの魅力満載。当時の生活もわかっておもしろい。
後半は、原爆投下の日に向かってカウントダウンされていくのが非常に恐い。
日を追うごとに「戦争」が身近になっていき、庶民目線で戦争の恐怖が実感できる。
前半のほのぼのムードから一転、これでもかと不幸が起こり、絵柄の可愛さとあいまってギャップがすごい。
だからこそ、より戦争・原爆の悲惨さが伝わってくる。
あと良かったのが、のん(能年玲奈)の声。
すずにマッチしてたし、「声優を本業にしたら?!」って思うくらい、オンリーワンな声質だと思った。
他にも、コトリンゴの歌とか、すずのふにゃっとした笑顔とか、良いところが多すぎて語り尽くせない…。
気になった点をあげるとしたら、ところどころに出てくる抽象的表現や、リアルなのか空想なのかわからない描写は少々やり過ぎだったかな。
そんなに奇をてらわなくても十分傑作なのに。
そして一番の不満は、すずが右手を失くしたこと。
すずがとても魅力的で、すっかり虜になってただけに、見てて辛すぎる。
これのせいで1点減らして9点にしようか悩んだけど、戦争・原爆の悲惨さを後世に伝えることができる重要な作品でもあるので10点にした。[映画館(邦画)] 10点(2017-03-02 01:44:24)《改行有》
3. 世界から猫が消えたなら
「猫」をタイトルに入れて猫好きを釣ろうとしたのかもしれないが、まさに自分が釣られた一人なわけだが、その点では裏切られた。猫の登場シーンは少ないし、可愛さもさほど出ていないので、猫好きは期待しないように!
話はそれなりに楽しめる。人物描写が良い。元カノの宮崎あおいと再会する話も良かった。
ただ、「1日寿命を延ばすために、世界から何かを消す」という設定がさほど生かされておらず、結局、人の死を扱ったありふれた話になってしまった感が。ちなみに原作は未読です。[映画館(邦画)] 6点(2016-07-26 03:32:12)《改行有》
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