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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. リバー、流れないでよ 評判いいから見たけど、楽しめませんでした。 劇団の舞台ネタとか演劇系が好みの方向けかな。 それ自体はいいけど、テーマが分散しているように感じました。 作品に何を求めるか次第ですが、緊張感とか ミステリーを提供する作品ではないです。 じゃあ恋愛コメディとしてどうかというと 個性的なシチュエーションではあるけど 情緒で人の心の機微を動かすならもっとそこにフォーカスしないと 中途半端にな印象を抱きました。[インターネット(邦画)] 3点(2024-11-21 05:22:18)《改行有》 2. ゴジラ-1.0 山崎貴という人物を知らないが、作家性や脚本への拘りが一切なく 視聴者に文化資本の有無を問わない分かりやすさに重きを置いた 「商品」を作り出すプロデューサーとして考えると腑に落ちる点が多いし そんな映画監督は広告代理店やスポンサーにとって有り難い存在だと思う。 海上戦の演出はよかったです。 点数は一個人の感想としてつけさせていただきました。[インターネット(邦画)] 1点(2024-11-16 19:18:45)(良:1票) 《改行有》 3. るろうに剣心 最終章 The Final 《ネタバレ》 アクションがよかった! 特に冒頭の電車のシーン、引き込む上でいい感じ。 あと全体的に語らずに魅せようという演出意図はよかった。 脚本について、これは原作からの問題なんだけど 剣心への精神的な追い詰めが弱いので心揺さぶられない。 これでは悪の無差別テロリストを成敗しただけ。 (一応、小刀を無防備に受け止めるくらいはしたけど) 剣心に贖罪というテーマを負わせるのであればやはり 「縁の手によって最愛の薫が殺されて、それでも縁を殺めず許すことができるか」 という問題提起の方が良かったのではないかと。 過去の剣心はそれくらいの罪を背負っている。 これは原作時点で言及されていて、原作者の回答も 「テーマ的にはそうすべきですが、少年マンガとしてできなかった」という旨だったので 実写劇場版なら……とほんの少しだけ期待していたので残念。 サービス出演の瀬田宗次郎は脚本的には論外だけど 娯楽映画として割り切ればアクションもいいし好印象だった。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-11 21:51:09)(良:1票) 《改行有》 4. サマータイムマシン・ブルース あのノリに乗れるか、一緒に加わりたいと思えるかが重要なのだろう。 巻戻しのような冒頭の演出も受け入れられなかったし つじつま合わせに終始してドラマのないストーリーは辛い。 登場人物が小学生程度の知能なのでそういう施設なのかと思いきや そういう設定はないらしい。 ノリがいいことと頭が悪いことは別だと思うけど。[インターネット(邦画)] 3点(2019-02-11 14:47:37)(良:1票) 《改行有》 5. 若おかみは小学生! 《ネタバレ》 ■構成について 非常にダイジェストな作りで、総集編的になっている。 主要なストーリーラインは以下の6つ。 ・若おかみの孤立と成長 ・うり坊と峰子 ・真月と美陽 ・客三組 それぞれが魅力的な素材だったけど、6つのストーリーを94分で描くのは無理があった。 結果、どうなったか? あらゆる障害は滞りなく、スムーズに解決する。 うり坊と美陽には遺された人とのドラマはなく 若おかみが幽霊を見れなくなる演出の舞台装置の域を出ない。 「幽霊が視える若おかみと遺された人々の話」か 「未熟な若おかみとやっかいな客達の話」のどちらかに振り切れば掘り下げられたのだろう。 もともと、複数の原作小説を一つの映画に収めることに無理があるのだ。 これが監督の責任なのか、配給会社の責任なのかは知らないけど。 ■メッセージ性について 監督はインタビューで仏教の滅私を描いたと語ってるのだけど それなら等身大の小学生として生きる選択肢を与えた上でおかみを選ばせるべきだった。 周囲の大人がフォローせず、幽霊と気のいい客に支えられたギリギリの状況じゃ 滅私じゃなくて理不尽な環境に対する認知的不協和の解消に過ぎない。 自分を奮い立たせるしかない。 登場人物はみんないい人だけど いい人との出会いだけで奉公の素晴らしさを説こうとすることこそが この作品のリアリティの限界点だ。 動物みんな共存させつつも肉食動物の食事事情を 一切描かなかったズートピアに通じる子ども騙し感が残る。 ターゲットを子どもと割り切ったのかもしれないが。 辛い過去があるけど落ち度はないし反省してる。 そりゃあまあ、葛藤はあるにせよ許せるだろう。 そうではなく、クズな客が現れ、全然反省してないし生きてて社会の役に立つかも分からない、 むしろいない方が世の中のためなのではと思わせるクズが現れた、でもどうやら困ってるらしい。 そこで手を差し伸べられるか。 普通はそんなやつ助けない。でも花の湯温泉なら──── そういう語り口であれば、言わんとするところは読み取れたかもしれない。 ■その他 子ども向けであることを主張するかのような ミュージカルのような演技。 子どもに真摯に向き合ったとき、本当にこのような演出が必要なのだろうか。 また、トラウマが思い起こされるシーンへの切り替えも急で 明るいBGMから突然不穏なBGMになり、スムーズな心の揺さぶりを阻害しているように感じられた。 俗世に疲弊した占い師と、親を亡くしながらも純朴な若おかみの交流は素晴らしい。 それだけに惜しい。[映画館(邦画)] 4点(2018-10-07 05:12:07)(良:1票) 《改行有》 6. さよならの朝に約束の花をかざろう 《ネタバレ》 「オモチャじゃないぞ」「オモチャじゃない」 故郷を失い茫然自失のマキアが、母を失った嬰児のエリアルに自らを重ねて いずれ訪れる永遠の離別を認識した上で、なおも育てる決意をする。 “別れの一族”の数百年に及ぶ寿命という舞台背景が マキアとエリアルの関係性に変遷を生み、ドラマを作る。 しかし、この物語の根幹は明らかにそこではない。 良い母親としての理想像と完璧に振舞えない現実の間に悩まされながらも 強い心理的推進力を伴う母性の無限抱擁。 出会いと別れの中で、縦糸と横糸が織り成す布のようにそれが紡がれていく。 別れがただの悲劇ではなく、その連鎖の一部であるということが “別れの一族”の生き残りであるマキアの視点を通して描かれるのである。 繰り返される偶然の再会と終盤の冗長な心情吐露がやや残念だが、いい映画であった。[映画館(邦画)] 8点(2018-02-25 20:11:43)《改行有》 7. ピアノの森 《ネタバレ》 奔放なカイもコンプレックスを抱く修平も応援したくなるが 事件が起こるのではなく精神的な葛藤が中心なのだから、先生のエピソードとか省略して 視点人物を絞って、もっと一人称寄りで描写してもらえればより感情移入できた気がする。 メイン二人の声の演技はいいとは思えなかった。[インターネット(邦画)] 6点(2017-12-12 23:00:37)《改行有》 8. 楽園追放 -Expelled from Paradise- 全く期待してなかったのと、冒頭5分でキツイ…と思っていたせいで だんだんのめり込んで、普通に楽しめてしまった。 人数が少なくまとまっててくれたおかげかも。[DVD(邦画)] 7点(2017-07-27 02:17:36)《改行有》 9. きみはいい子 《ネタバレ》 3つのエピソードはほとんど交わらないので、40分の短編3つで構成された感じ。 前半の幼児虐待のシーン、親に対して憎悪以外の感情が沸かなかったのだけど 痛い目にあわせるのではなく辛かったねと励ますシーンに奥深さを感じた。 憎たらしかった子どもたちが、親に抱きしめられる宿題の感想を語るシーンがよかった。 男子生徒に対しても「さん付け」を徹底しないと差別だと糾弾されるとか 人権主義的な気持ち悪さが出ててよかった。[DVD(邦画)] 7点(2017-07-27 02:16:15)《改行有》 10. それでもボクはやってない 面白いというか、心臓を締め付けるような緊迫感を覚える。 ただ身柄が解放されてからは待遇がよくなるので、そこからは映画というよりドキュメンタリー風になる。 2時間半という長さをあまり感じさせないものの、もっとテンポを高めてくれるとよかった。 最後に希望を残してくれたのと、丁寧な取材に基づいたであろう裁判もろもろの描写がよかった。 「もし最初の(被告人に理解のある)裁判官が続いてくれたら」と思わせる作りがよい。 身近に起こりうる問題なので、ある意味日本人男性にとっては他人事ではないスリラーではないかと思った。[レーザーディスク(邦画)] 7点(2017-07-25 11:34:51)《改行有》 11. 耳をすませば(1995) 子供の頃見たときは、よく分からなくて、空想で空を飛ぶシーンがよかったな程度なのですが それでも美術や音楽が丁寧で惹きつけられたので、そのあたりの底力の強さはさすがジブリだなと…。 大人になって見てみると、お姉ちゃんが思ってたより断然人ができていて驚きました。[映画館(邦画)] 7点(2017-07-25 11:32:32)《改行有》 12. 鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 面白かったというか、パズルのように噛み合う見事な脚本に舌を巻いた。 序盤、入れ替わったところでグッと引き込まれる。 どちらかと言うと主人公は殺し屋の方で「闇社会に生きる男が記憶喪失とともに 持ち前の勤勉さで日常を獲得する」という流れが本当に楽しいし、応援したくなる。[インターネット(邦画)] 7点(2017-07-25 11:28:34)(良:2票) 《改行有》 13. みんなのいえ 他の方のレビューを見ると「コメディを期待したので楽しめなかった」という旨のものが多いのですが 私の場合は特にコメディを期待していなかったのと、仕事への姿勢で衝突するというテーマが好きなことがあり楽しめました。 とくに、技術職で専門性とプライドを持つ人間が持つ価値観は魅力的です。[DVD(邦画)] 7点(2017-07-25 11:20:14)(良:1票) 《改行有》 14. PERFECT BLUE 日本のアニメーションならではのホラー、緊迫感だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2017-07-25 11:16:45) 15. たまこラブストーリー 《ネタバレ》 感情移入して楽しめました。 こんな青春を過ごしたかった……。[映画館(邦画)] 8点(2017-07-25 11:14:44)《改行有》 16. 映画 けいおん! 起伏が弱く退屈という意見も分かるのですが 一つ一つの演出の強さで勝負しているという見方もあるかと思います。 アニメーションの細かい動きなどが高水準で、その辺りを意識して見るといい作品だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2017-07-25 11:12:30)《改行有》 17. マルサの女 テーマの珍しさはいいのですが、マルサ側が国家権力だけあって強いので ドラマや緊迫感は弱い気がしました。私が子供なだけかもしれません。[DVD(邦画)] 4点(2017-07-25 11:06:47)《改行有》 18. ガールズ&パンツァー 劇場版 《ネタバレ》 テレビシリーズ最終話で廃校を免れたと思われた大洗女子だったが口約束なので無効とされ、 今度は大学選抜チームに勝利しなければならなくなったという話。 ストーリー的な見どころとしては大洗女子が資金難で廃校になるというバッグボーンが適当に流されるので弱いのだが 戦車戦のアニメーションは流石にいままでで最も秀逸だった。 やさぐれた生徒会を麻子が窘めるシーンがあるのだけど、 キャラの株を下げて起伏やストーリーを作るのはあまりよくない手法のような気がした。 全体としてはエンタメとしてとても楽しめたのでよかった。 あと、音楽がとてもよかった。 行進曲なんだけど、威圧感や重厚感があってとても雰囲気が出ている。[インターネット(邦画)] 7点(2017-07-25 11:00:39)《改行有》 19. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ 《ネタバレ》 面白かったし感動して泣いたけど、子ども向けの派手なアクションと大人向けの世界観が噛み合ってなかったような…。 子どもが見て楽しいかはかなり疑問が残る(「オトナ帝国」はそのあたりのバランスがとてもよかったのだと気付いた) みさえがボスの前で歌って笑われる場面は敵を悪くさせるためとはいえ見ていて辛い。 このシナリオなら博士とマイクの役割はひとまとめにして、椿としんのすけの交流を増やして椿の魅力を見せて欲しかった。 芸人(内村)とのコラボしてる尺があるならするべきことがあるだろうと。 最後、汽車に乗って走るのが「敷かれたレールを進む」というメタファーとして上手くできている。 映画メタとしてはよく出来ている気がしたが、映画にいる間は時間が止まっており、現実に回帰すると 映画の世界など忘れてしまうというかなり自虐的な構成になっていた。 椿とシロが同一人物かについて監督は一応否定しているらしいが、そうとも解釈できる作りになっていていい。[インターネット(邦画)] 7点(2017-07-25 10:58:29)《改行有》 20. 時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 面白かったんですけど、他人のタイムリープで回数復活するなら他に手段ないかな?とか思ってしまいました。 ただ、「リセット回数が戻ってる!?」と考えるということは他人のタイムリープで記憶を引き継ぐということなので 千昭の「功介たち死んでからお前大変だったんだぞ」は真琴にとって記憶がない以上、 背伸びした千昭による嘘とか考えると深読みできそうなので、見落としてるところがあるかもしれません。[映画館(邦画)] 7点(2017-07-25 10:45:55)《改行有》
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