|
1. 天国と地獄
久しぶりの鑑賞です。
やはり面白いことは間違いないです。上映長さ長いことに関してマイナス評を出してしておられる方がいましたが、時間を空けてもう一度見てください、そうは感じ無いと思います。ここまでスクリプトがしっかりしている作品は無いですよ。ストーリーの中で警察がマスコミを動かして偽情報を出す行為も今ではありえないかもしれませんがここでは正解です。そしてラストの近くの元町あたりの靴屋の店の前でショーケースを見ている権藤氏にタバコの火を借りに行く容疑者をまた車の中で見ている刑事という設定に今更ながら驚きました。今回気がついたこと。権藤氏の自宅はこの時代ですでに土足で居間まで入れる住宅です。香川京子は和服に草履履き、取締役員は革靴だった。まだ一般の道路は舗装されてない時代に土足だよ。それと丘の上の住宅であそこまでガラス面積が大きいところで空調が効いている居間のカーテンだけの断熱は熱効率は厳しいと思います。それと7cmのかばんをトイレの窓から投げたら拾われる前に落下したときにかばんが破壊されキューブリックの現ナマには・・のときのように紙幣は舞い上がってしまわないのでしょうか?[DVD(邦画)] 9点(2020-12-27 21:23:09)(良:2票) 《改行有》
2. 日日是好日
《ネタバレ》 いい映画でした。
しかし習い事なのにテキストもなく、ただいきなりその場で教えられても1週間後には忘れてしまいそう。よく皆さん出来るな、というのが正直な感想。特に冒頭の袱紗の扱い方など難しすぎる。 それにしても黒木華は上手ですね。そして樹木希林は本当に茶道の先生に見えるから凄い。先日の訃報を聞いて改めて凄さを実感しました。映画では家族については触れていたが恋愛や仕事に関するカットが無くてまさに茶道と日本の二十四節気と庭の情景、雨の音、雪景色、四季のカットなどの構成が素敵でした。これはたぶん外国人にはわからないでしょう。初釜でおばさまたちが皆急ぎ足で行くのが不思議でした。ただあの席取り合戦後どうなったのかもう少し表現してほしかった。とにかく男性が父親と長男以外全く出てこない不思議な映画です。一つだけ時代考証がおかしいのは典子と美智子が海岸で将来を語っているバックにまだその当時は出来ていない江ノ島の灯台が見えていたことぐらいかな。映画館の中も9割はおばさまでした。[映画館(邦画)] 7点(2018-10-13 21:49:25)(良:1票) 《改行有》
|