|
プロフィール |
コメント数 |
188 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
SF, アクション, ファンタジー, ホラーが好きです。 昔観た映画も必ず観直してからレビューしています。 また、TV放送のものは無用な編集が入ってしまうので、 レビュー対象にはしません。 |
|
1. リアル・スティール
《ネタバレ》 近未来で大人気となったロボットボクシングを軸に、戦いの場を追われた元ボクサーと長年離れて暮らして来た息子との父子の絆の再生を描く。どん底を極めた生活からの復活を目指すジコチュウ親父を、父の愛を知らない少しマセタ少年の想いが救い、普通の人生を取り戻す物語。親父は息子が廃品工場で見つけた旧世代のボロロボットに自分の姿を重ね合わせ、その(自分の)可能性をまた感じるようになる。物語冒頭は親父の不甲斐なさが目立ちイライラしたが、ストーリーが進むにつれ父子それぞれの成長が手に取るように分かるようになり、感動的なラストへと突っ走る。人間ドラマは観客が十分実感できる世界観の中に成り立っており、ステレオタイプな創りではあるが、しっかりと地に足をつけた内容になっていて好感が持てるし、感動を誘う演出が秀逸。装甲騎兵ボトムズのバトリングにも通じるロボット同士の格闘シーンはとにかく格好いい。今ひとつロボットボクシングのルールが明確でない(重量や使用機器の規格など)のだが、細かいことは抜きしにして、人型ロボット同士の格闘技はダイナミックかつスタイリッシュで興奮必至。ロボットバトルはほぼCGだが、登場ロボットがアシモなどの現実に存在するロボットを髣髴とさせ、ピカピカの新品ロボットだけではなく、使い込まれた質感を表現することで、見事なまでの存在感を醸し出している。更に破壊された部品は実物の小道具を使用して上手い具合に切り替えており、素晴らしいリアル感が演出される。ロボット同士が戦う「ロッキー」という感が無くも無いが、十分及第点。[映画館(字幕)] 8点(2011-12-12 23:20:50)(良:2票)
2. ハプニング
《ネタバレ》 予備知識なしで観たので結構楽しめた。シャマランの作品は一市民の視点から大事件を俯瞰させるので、自分が立たされた状況の情報が少ないのは仕方ない。その辺に「何がおきているか分からない恐怖感」を演出しているのだろう。ただ、もう少し恐怖に対抗するための法則を明確にした方がいいかも。より少人数の集団が襲われにくいのなら、最後までそれを通したほうがいいのでは?ただ、時間的には1日くらいしかない物語の中での情報としては、全てが確証の無い推測でしかない。予測が裏切られること自体がまた恐怖になっているのかもしれないな。かなり酷評が多いが、全体的には及第点と思う。[DVD(吹替)] 6点(2009-04-05 10:10:15)(良:1票)
|