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1. マイ・ブルーベリー・ナイツ
雰囲気で押し切っているといえばいえるが、独特の浮遊感とある種の倦怠感は意外に悪くない。各登場人物がさらりとした接点だけで通り過ぎていく中、デヴィッド・ストラザーンの地味怪演が、地道な存在感を残している。カサンドラ・ウィルソンの"Harvest Moon"の巧カヴァーに+1点。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-17 23:32:03)
2. マッドクンフー 猿拳
《ネタバレ》 猿拳の使い手である主人公が、ハニートラップに嵌められ、手は潰され、妹は妾にとられる。と、かなりハードでシビアな出だしです。しかも、猿回しとして生計を立てるも、今度はチンピラに猿を殺されます。どこまでもどん底です。そこに弟子志望の脳天気な若者が現れて、やっと前向きに話が進んでいくわけです。そこから本格的クンフーのスタートなのですが、まあこのアクションの激しさ、そして美しさは、香港クンフーでもトップクラスかもしれません。どこまでも「猿」に徹した武術コンセプトが、ただ強いだけではなくて、一本の筋を通しています。しかも、ただ敵と戦うだけではなくて、修練のパートも忘れてはいません。一番凄いのは、これからラスボス対決というところで、「このままでは負ける。どうする?」「稽古です!」「そうだ!」みたいな感じで、突然改めてトレーニングを始めてしまうくだりです。これには唸りました。基礎トレーニングは常に大事だということを思い出させてくれます。●で、どう見ても、妹(メイメイ)を死なせる必要はなかったような・・・その前にわざわざ本妻(?)から「遊郭に出す約束が・・・」とか言わせているわけですから、造反の制裁として遊郭に出される→そこへチェンと小猿が救出!で何の問題もなかったと思いますけど。[DVD(字幕)] 6点(2024-02-21 00:45:46)
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