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プロフィール |
コメント数 |
491 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
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1. ラスト・ソルジャー(2010)
近年のジャッキー・チェン作品の中では、群を抜いて良くできている。まず、香港映画にありがちな、無駄としか言いようのないシークエンスがほとんど無く、全てが話に繋がったエピソードで構成されているし、その話も良くまとまっている。むりやり戦に駆り出されて民兵となった農夫と、敵国の将軍(皇太子)の道行きと次第に芽生える友情というのは、ありがちかとも思うがやはりドラマチックだ。ジャッキーも、寄る年波には勝てずアクションは少ないが、下らないCGを極力排して身体を使っているのに好感が持てるし、ジャッキーらしい笑いは健在。最後も、強いメッセージ性の中にも「なるほど、ラスト・ソルジャーとはそういう意味ね」と納得させられて、余韻を持って終わる。久しぶりに満足できたJC作品。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-29 20:04:31)
2. LOVERS
もー、なんと言ったらいいのか……。お話については何も言うことが見つかりません。中国お得意の権謀術策の世界ですが、さすがにそろそろお腹いっぱいです。で、ウリのはずのアクションなんだが……。そりゃ確かにチャン・ツィイーの動きはキレイでしょうとも。バレエ出身ですから。その他の役者も頑張ったんでしょうとも。でも、その都度クド過ぎるまでのスロー多用は何とかならんか?! 動きの美しさも確かに重要だが、スピーディだからこそ観客を唸らせるアクションもあるのだよ。最近の中国&香港映画は、アクション映画として一番大切なことを忘れちゃってるんじゃない? アクションの基本である「身体を張る」ってコトを忘れてるよ。ワイヤーアクションやスローの多用でアクションがどんどん楽になっていってる気がする。いや、もちろん楽じゃないんだろうし、美しく演じるために努力はしてるんだろうけれど、アクション本来の迫力はジャッキー・チェンの足元にも及ばない。本家香港がその体たらくだから、身体を張った本気のアクションはタイのトニー・ジャーに持っていかれるわけで……。まあ、コレをアクション映画と思って観ちゃいけないのかも知れないが、ワイヤーアクションはもういい加減お腹いっぱいだよ。確かに絵はきれい、でもそれもHEROとあんまり変わらん。なんかねぇ、ツィイーの可愛さだけを観る映画だな。[地上波(吹替)] 4点(2005-10-31 00:10:32)(良:1票)
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