|
1. レヴェナント 蘇えりし者
《ネタバレ》 ディカプリオについては、設定上やむを得ないとはいえ長髪とヒゲと厚着武装で表情や細かいアクションのほとんどは隠れてしまい、設定上やむを得ないとはいえ大ケガによって動作のほとんども制約されてしまっているので、演技力に関しては発揮する場面がほとんどなかったんじゃないかと思います。また、期待しまくったエマニュエル・ルベツキのカメラも、序盤の戦闘シーンは、飛んでくる矢を画面の隅だけで捉えるという高難易度の技を見せつけてくれましたが、その後は、登場人物を超近接で舐めるようにつかむショットと、雄大な風景の遠景シーンの繰り返しでした(それはそれで迫力はありましたが)。しかしそれらを踏まえても、この単純な筋でこれだけのシーンを積み重ねたイニャリトゥ監督の何かが暴発しているような執念深さは、賞賛されるべきでしょう。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-07-15 01:55:39)
2. RAIN DOGS レイン・ドッグス
いろいろ挫折している青年の立ち直り系青春モノ、のようなのですが・・・各シーンはカメラがただ状況を追っているだけで、何かの表現になっているとは言いがたい。母親とかガールフレンドとか、各種登場人物を配置しようという意図は窺えますが、それも生きていない。役者の表情やアクションの幅の狭さも手伝って、盛り上がりなく終わってしまいました。マレーシアの作品を見る機会は貴重なので、期待したんだけどな・・・。[DVD(字幕)] 4点(2024-03-04 21:44:10)
|