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【製作国 : 香港 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. LOVERS もー、なんと言ったらいいのか……。お話については何も言うことが見つかりません。中国お得意の権謀術策の世界ですが、さすがにそろそろお腹いっぱいです。で、ウリのはずのアクションなんだが……。そりゃ確かにチャン・ツィイーの動きはキレイでしょうとも。バレエ出身ですから。その他の役者も頑張ったんでしょうとも。でも、その都度クド過ぎるまでのスロー多用は何とかならんか?! 動きの美しさも確かに重要だが、スピーディだからこそ観客を唸らせるアクションもあるのだよ。最近の中国&香港映画は、アクション映画として一番大切なことを忘れちゃってるんじゃない? アクションの基本である「身体を張る」ってコトを忘れてるよ。ワイヤーアクションやスローの多用でアクションがどんどん楽になっていってる気がする。いや、もちろん楽じゃないんだろうし、美しく演じるために努力はしてるんだろうけれど、アクション本来の迫力はジャッキー・チェンの足元にも及ばない。本家香港がその体たらくだから、身体を張った本気のアクションはタイのトニー・ジャーに持っていかれるわけで……。まあ、コレをアクション映画と思って観ちゃいけないのかも知れないが、ワイヤーアクションはもういい加減お腹いっぱいだよ。確かに絵はきれい、でもそれもHEROとあんまり変わらん。なんかねぇ、ツィイーの可愛さだけを観る映画だな。[地上波(吹替)] 4点(2005-10-31 00:10:32)(良:1票) 22. レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳 何と言うか、まあ……。ブルース・リーへのリスペクトはさておき、この映画は自分にはとても褒められない。 アクションは早回しとワイヤーアクションの連打連打。はっきり言って漫画です。現実離れもここまでいくと正直ノレない。特に冒頭の戦争シーンでのリアリティの無さには脱力する。こいつ一人いたらどんな戦争でも勝てるだろ? なんで中国は世界の覇者になれなかったんだ? ドニー・イェンって、せっかく動けるのに、その作品は早回しとワイヤーアクション、ストップモーションと、ギミック過多で勿体無さ過ぎる。 タイや東南アジアでは往年のジャッキー・チェンばりに身体を張ったアクションで世界の注目を集めているのに、本家の香港がこれではなぁ。 お話は、相変わらず「我々に酷いことした日本を中華英雄が懲らしめてやったアル!」的なモノで、捏造と妄想の極み。こんな映画で憂さ晴らししてるなんて、観てると本当に中国が哀れに思えてくる。[CS・衛星(字幕)] 3点(2016-10-06 21:44:05)《改行有》 23. レッド・ドラゴン(1976) いや、もう……いろんな意味で凄すぎる。www ブルース・リー主演の『ドラゴン怒りの鉄拳』の正統的続編ということで、正編において武術指導、敵役のダブルなどなどアクションの裏方として大活躍だったジャッキー・チェンを主役に大抜擢した本作ですが……。 いや、ホントもう……いろんな意味で凄すぎ! 話は雑だしバランスも悪い。日本人に関する描写も正編以上に雑。w 挙句に武打モノとして肝心の殺陣も雑。 どこを見てよいのやら……。何を観るべきなのか……。 もう、精武館って道場名付けて敵が日本人なら何でもイイやっ! みたいな映画。ほんと酷い。w それでも何とか『精武門』というタイトルとしての辻褄を合わせようとでも思ったのか、若きジャッキーは迷蹤芸を練ります。「師父が作り、兄弟子(ブルース・リーですな)が完成させた拳よ」って……いやいや、そんな所で無理せんでも。w 正編でブルースは功夫らしい功夫など使ってなかったじゃないですか? って言うか、詠春拳しかできないし。www ちなみに、余談ではありますが、実際の「精武体育会」と日本の武術道場「武徳会上海支部」はとても友好的な関係でありました。[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-04-11 00:22:02)《改行有》 24. 鉄拳高 同級生はケンカ王 はっきり言って、ただ一言。馬鹿馬鹿しい。まあ、たしかに香港映画にしては話も滞りなく進むし、各シークエンスごとに意味もある。だが、それでもストーリー自体がお粗末だし無駄が多すぎる。アクションも中途半端。出演者の誰かのファンだと言うならともかく、普通の映画ファンにはとてもじゃないがオススメできません。w[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-07-04 16:34:15) 25. メダリオン もうね、『空回り』って言葉がピッタリの駄作。雑な展開、笑えないギャグ、キレの無いアクション……。クライマックスのラスボス戦なんか、CGとワイヤーで全くドキドキしない酷いモノ。挙句に、人の死ってものを何だと思ってるんだ? と言いたくなるようなオチ。エンディングのNG集の方が本編より面白い。JC作品でも最低の部類の映画です。[DVD(吹替)] 3点(2007-11-30 19:11:22)(良:1票) 26. 無問題(モウマンタイ) 有って無いような、有り得ないストーリーがだらだらと……。2まで作られたというから少々期待したんだが……やられました。映画にするほどのもんじゃない。2時間ドラマとしてTVでやったとしても駄作だろう。見せ場らしい見せ場も無いし、コメディなのに笑える所も無い。ラブストーリーとしてはちょっと頑張ってるかな、とも思うけれど今一つ中途半端。どこをどう観て良いのやら…、という映画だった。3点(2004-08-28 18:14:21) 27. キョンシー 《ネタバレ》 これ、一回観てスッと理解できる人がどれくらいいるんだろう? 序盤から、何の説明もないまま陰鬱で観念的なシーンが続き、観ていて嫌になってくる。 中盤に差し掛かり、ようやく死んだ旦那を生き返らせるという“お話”らしいお話が始まるのだが、それも何だか回りくどくて『怖い』というよりただただ『鬱陶しい』。終盤にやっと旦那がキョンシーとして現れても、もう気分的に「はい、はい。それで?」みたいな感じになっちゃってて……。 往年の名作『霊幻道士』シリーズの世界観をよりリアルにしたというのだが……。明解かつ快活なホラーコメディだった『霊幻~』シリーズ。こんな重く陰鬱なだけの作品を捧げられてもラム・インチェンもリッキー・ホイもあの世で困ってるんじゃなかろうか?[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-01-02 21:55:33)《改行有》 28. ミッドナイト・アフター エンドロールが始まった瞬間、「はいぃ⁈」と声が出てしまった。 謎を散りばめるコトに終始する前半。観客(つまり私ですが)は「何か良く分からんが、サスペンスってのはここは我慢のし所だろう」と次から次へと積み重ねられる不条理劇に付き合っていく。そのうち映画は1時間が過ぎ、1時間15分が過ぎ、1時間半が過ぎていく……。 おいおい、そろそろ話の解決に持って行かないと時間が無いよ? と観てるこっちが心配になってくるのだが、映画はそんな心配など何処吹く風とばかりに、どうでもいいような本筋に絡まないサイドストーリーをズルズルグダグダと描いていく。これはいつの香港映画ですか? その昔の香港スタイルそのままに、その場の思い付きで撮り進めてるんじゃない? とにかく、広げた風呂敷を畳む意思が全く無い。種だけ蒔いて、あとはお好きに……とばかりの投げっ放し。こんな脚本でイイなら中学生でも半日で書くぜ。3.11の東日本震災で起きた福島の原発事故にインスパイアされたのだろうが、その扱いも非常に不適切。おまけにサイケデリック・ロック演ってた頃のデヴィッド・ボウイ使ったら、なんかちょっと“何かしらの事”を言ったように見えるでしょ? 的な似非スノッブさも鬱陶しい。だってそれはボウイの主張であって、実際のところこの映画から伝わって来るモノなど何も無いのだから。 とにもかくにも、カッコつけて有って無いような主張をほざく前に、まずは人様に見せるに足る話を作れ! 一本の作品としての脚本を練れ! そのベースがあって初めて観客に“何か”は伝わるのだよ。[CS・衛星(字幕)] 2点(2017-12-17 00:30:10)《改行有》 29. the EYE 2 《ネタバレ》 まず、これって『The EYES』のシリーズである必要ないよね? 自殺に失敗して臨死体験したことから幽霊が見えるようになった、なんて有り触れた設定じゃ“目”は関係無いじゃん。前作の角膜移植でさえ「よくあるお話だよなぁ」と思ったもんだが、さすがにそれは“目”に関係が有ったから許せたのに。しかも、死んだ人間が転生して赤ちゃんが生まれる、ってさぁ……。昔に比べて人口はどんどん増えてるんですけどぉ~?w 前作から受け継いでるのは陰鬱な雰囲気だけ。でもそれも上手く行ってるとは思えない。スー・チーはやっぱり溌剌とした明るい役の方が可愛いよね。[CS・衛星(字幕)] 2点(2008-12-07 21:16:35) 30. PROMISE プロミス 128分もの長尺を2時間枠に収めたテレビ放映で見たから、きっと小一時間くらいカットされてるんで、本当はどうなの? という部分はあるんだけれど……。それにしてもこれは無いだろう~?! ちゃちなCG、しょぼいセット、話はむちゃくちゃ、編集は荒い。もう、映画としての態を成してない。これほどまでのオナニー映画を見たのも久しぶりだわ。観てるのが苦痛だったね。俺の中ではHERO>>>LOVERS>>>>>グリーン・ディスティニー>>>越えられない壁>>>プロミスって感じ。 だいたい、冒頭の女神が饅頭拾って湖から出てきた時には違う意味でハラハラしたね。「お前が落としたのは金の饅頭と普通の饅頭、どっち?」とか訊いたらどうしよう?! って。それから、真田が死ぬ時はてっきり涙を零すんだと思ってたら……泣かねぇじゃん! 賭けに負けたら一粒の涙をもらうとか言う伏線は無視ですか?! ホントの愛を知ったときに光明は泣くんじゃなかったのか? ンで、愛を手に入れられないハズのオネーちゃんは愛を手に入れ、女神の予言はことごとく外れていく。挙句に映画の結論として「運命は変えられるんだ!」って……、だったら女神必要無いじゃんよ! 狂言回しにすらなってない。 さらに、牛の暴走シーンをはじめとするショボショボのCG、アレを見て「よし、これでOKだ」と思った監督のセンスが理解できん。合成もガタガタだし。イマドキ、日曜朝の子供向け特撮番組だって、もっとマシな合成するぜ?! さらにさらに、他の方のレビューでも話題になってるけど、女を凧にして逃げるシーンもさ、屋根の上走ってんだよな。お前、本気で逃げる気無いだろ? って訊きたくなっちゃう。指差し棒も、サムアップとか指差しとか何種類か出て来るんだが、アレは何のため? ただのお寒いギャグ? アイツは何本も指し棒を持ち歩いてて、その時々で指の形を選んで出すのか? ストーリー展開も出鱈目だし……。いや、もうツッコミ入れだすとキリが無い。悪いが、俺はこんなもの映画として認めない。フィルムの無駄遣い。ただのゴミ。[地上波(吹替)] 0点(2007-07-23 08:00:54)(笑:1票) 《改行有》
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