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【製作国 : 香港 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. クローサー(2002) 《ネタバレ》 アクション映画としては、最新だよっ!!!という感じで、スピード感がありました。主人公三人をあえて女性に絞ったあたりが、イマドキ風なだけで、話としても、キャラとしても、そんなに面白くないです。姉と妹の区別がついた頃には、片方が亡くなってました。それだけが、驚きでした。4点(2004-03-10 22:43:41) 2. HERO(2002) 《ネタバレ》 ストーリーではなく映像を楽しむ作品なのだと思えば、まあ、これもアリかなと思う。とにかく色にこだわっているみたいだし。ワイヤーアクションはやっぱりやりすぎで変だったが、衣装が「動き」を最大限に引き立てて、大変美しかった。あと、統一された秦の軍勢の描写が非常にインパクトがあった。まるで、かの兵馬俑の人形たちが動き出したかのような、壮大な夢のような、映像だった。ただ、主人公があまり強そうに見えなくて、秦王が一生懸命にセリフで「殺気」を強調してくれるのだが、そのわりに緊張感がイマイチだった。残剣と飛雪のストーリーも安易で、真実を少しずつのぞかせていく演出なのだろうが、だんだんしらけてきた。とにかく、ストーリーは全くダメ。まあ、秦王が「残剣という知己を得たからには、死んでも悔いはない」と言い出すところなんか、中国史風というか、漫画的というか、お約束ながらカッコイイと思えたけど。それに、中国の映画としては珍しい「端正で凛々しい始皇帝」なんていうものにお目にかかれて、非常に嬉しかった。このノリで他の歴史モノもつくってくれないものだろうか。曹操とかを、こういう美形にして撮ってくれ。4点(2004-02-25 21:12:13) 3. 燃えよドラゴン もともとアクション系香港映画は好きではないので、どうしても「なんだかなぁ」という気分になってしまい、この点をつけました。ヒーローの描き方としては、正統派なのかなぁ? 今なおブルース・リーのファンがいる理由は少し分かった気がします。5点(2003-11-20 09:27:35) 4. 少林サッカー 少年漫画を実写にしました! というような映画で、映像的にはなかなか良い。が、おバカ映画に徹しきれていなくて中途半端。笑えることは笑えるんだけれども、イマイチ爆笑するところまでいかない。前半のダンスシーンとか、意味もなく話がだれる。化粧オバケになった女の子のアップシーンが、女としては見ていて痛々しい。あと、サッカーの最低限のルールすら無視しているので、よくこんな映画をワールドカップで盛り上がっているときに公開したものだと思った。2点(2003-09-28 02:01:43) 5. グリーン・デスティニー ストーリーは陳腐なのに、画面の迫力でファンを増やし、戦いのシーンで話を引き延ばして、最後に泣かせてくれちゃったりもする・・・・・・これって少年漫画の得意技。笑っちゃうほど強引なワイヤーアクションも、実写化した漫画だと思えば、むしろ拍手を送りたい。3点(2003-07-24 21:30:16) 6. 宋家の三姉妹 無理に、現在からの回想にしないほうがスッキリしたような気もする。歴史を姻戚関係によって裏から操ってきた人々は多いけれど、ここまで顕著な例が近代史にあったことにビックリ。歴史としてよく知っている時代だけに、裏の歴史としての題材が面白かった。あと、教育は大切だな、と実感。6点(2003-07-23 19:44:35) 7. さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 公開当時は、レスリー・チャンの素晴らしい演技と、価値観の崩壊する世界に生きる人々を描きあげた映画のすさまじさに、震えるような感動を覚えた。蝶衣の変節せずに凛として生きる姿と、死に至る姿が壮絶な美しさである。京劇の大袈裟なメイクや、衣装・立ち回りの、あざやかさとグロテスクさが、ストーリーをより印象深くしていると思う。しかし今回、レスリー・チャンに哀悼を捧げるべく観たのに、コン・リーの演技に圧倒された。この映画に描き出された時代の過酷さは、むしろ彼女がすべて表現していたんだなぁと。9点(2003-07-08 22:14:19)
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