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1. インファナル・アフェア
確かに皆さん言われるように緊迫感と男の色気に満ちたすごい映画ですが、いったい誰がどういう立場で動いているのかということを理解するのに苦労しました。無駄がないというのも、結局そういうことですね。とはいえ、そんな僕でも途中混乱しながらも、ちゃんと最後には「ああそういうことだったのか」と理解できたから、玄人向けの難解な映画というわけではありません。[地上波(字幕)] 7点(2008-05-25 00:55:48)
2. グリーン・デスティニー
最近、アン・リーがハリウッドに魂を売る前の「ウェディング・バンケット」と「飲食男女」を見て、この作品の無意味さと才能の浪費に腹が立った。この人には単なるハリウッドの便利屋に終わってもらいたくないなー。みんなもっと台湾映画みようよー。候孝賢、エドワード・ヤンはほんとに素晴らしいんだから。0点(2003-11-15 17:37:25)
3. ハッピー・フューネラル
アン・リーの「恋人たちの食卓」と共に、今年見た映画のベストを分かち合いそうな作品。
あらすじは配給のソニーピクチャーのHPで見ることができる。
http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/happyfuneral/top.html
上記のサイトで監督のフォン・シャオガンは「日本映画で例えて言うならば『男はつらいよ』的な国民的人気を持っている」と紹介されているが、ここから中国映画にありがちな大げさな演技と泥臭い演出、人情芝居を想像すると、それがすでに偏見でしかないことを冒頭の数カットで知ることになるだろう。すきのない完成度という点では、アン・リーに今一歩及ばないかもしれないが、この映画が中国で大ヒットを飛ばしたということに、今後の中国映画全体の可能性を感じさせる。「単なる人情劇でない」と書いたが、この映画の魅力の核となっているのはやはり、主要登場人物であるハリウッド映画監督タイラーと中国人カメラマン、ヨー・ヨーとの、常識的なモラルを超えた相互の敬意の交換だろう。そうした高次のヒューマニズムを、全ての役者の確実な演技力と美しい映像、劇中劇の効果的な使用とで見事に描ききっている。
9点(2003-11-15 16:32:50)(良:1票) 《改行有》
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