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プロフィール |
コメント数 |
678 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録) |
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1. オートマタ
《ネタバレ》 世界観と雰囲気が非常に良かった。ブレードランナー丸パクリの世界観も好きだし、ロボットの定番であるプロトコル第1と第2もソソる設定です。ロボットが涙を流して停止するシーンや、初期ロボットとは6日目までは話せたが7日目からは高度すぎて人間のほうが話せなくなった等々、非常にクールです。SF特有の余韻が強く感じられるシーンが多く、おおむね良い映画だったと思います。
問題は脚本と配役。バンデラスが最高にミスキャストで、線が太いので全く弱そうに見えません。ロバートフォスターなんか勿体無い使われ方しかしていないし、出産設定も完全に死んじゃっています。ストーリーに関しても何となく伝えたいことは判りますが、なぜ殺し合いが必要だったかは全く理解できませんでした。
序盤の流れが重厚で意味深だっただけに残念。お世辞にも良いストーリーだったとはいえませんが、この雰囲気とロボットの哀愁に免じてかなり甘めに採点しました。個人的には人間置いてけぼりでロボットの物語中心に描いて欲しかったです。。[インターネット(字幕)] 6点(2017-08-12 13:14:02)《改行有》
2. オープン・ユア・アイズ
オープン・ユア・アイズに感激してトム・クルーズがバニラ・スカイをやりたがったという話は有名ですね。リメイク版はまるでトムのPVのようなパッケージで少し引きます(笑)。当初バニラ・スカイを観るつもりでしたが、、調べてみるとオリジナルと比較論争があることを知り、ならばオリジナル版である本作のほうが先だろということで無理やりこちらを鑑賞しました。
この映画は脚本ありきなので、そういった意味ではオリジナルである本作を評価せざるを得ないところです。しかし映画はオリジナルだから価値が高いとも限りません。個人的にはリメイク版であるはずのバニラ・スカイのほうが圧倒的に洗練されていて観やすい映画になっていたと思います。一言でいってしまうとオリジナルのほうは全体的にチープで素人くさく、リメイク版のほうは一流たちが金にモノをいわせて丁寧に作ってあるといった印象でした。
内容に関してはほぼほぼ同じなのに鑑賞後の余韻が正反対だったのには驚きました。お化け屋敷から出てきたような印象の本作(オリジナル)と比べ、バニラ・スカイのほうは余韻が素晴らしいです。なんだか初恋に敗れたようなほろ苦さや甘酸っぱさがあってとっても素敵なのです。オリジナル脚本であるオープン・ユア・アイズには敬意を表しますが、個人的にはバニラ・スカイのほうが圧倒的に良かったです。[DVD(字幕)] 4点(2014-09-21 23:41:01)《改行有》
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