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1. ボルベール/帰郷
《ネタバレ》 ペネロペ・クルスは特に好きなわけでもないんですが、スペインやヨーロッパの映画に出ている彼女はハリウッド物とはまるで別人のようにエネルギッシュで、全身から生活臭も出ているし少々下品でもあるんですよね。当然ハリウッド映画より魅力的だし存在感は半端ないですね。年齢とともに確実に大迫力のスペイン女優の中心となった感じです。
母娘3代、重い過去やら罪を背負って生きている、生きていくわけですがこれ見よがしな悲壮感がないのが良いです。
強烈な色彩とユーモアで「女はかくも強し、男なんて全く叶わないよ」というものを語っていて、それはそれでわかるんですが、なんか罪の意識が無さすぎなのがちょっと気になる。特に10代の娘、パウラ。10代でそれってかなり先行きが不安だと現実的に考えてしまいました。もう少し苦悩があってもいいんじゃないか?ラテン系ではアリなんですかね。
でも何かに悩んでいる時、生き辛さを感じてる時などに観ると力が湧く女性はいると思います。
アルモドバル監督の作品は得意とは言えないんですがこの作品は面白く観られました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-16 14:50:07)《改行有》
2. ボーン・アルティメイタム
前作の手ぶれ、カット割に辟易し、怒りすら感じたのですが、今作はいいですね、前ほどひどくなかったと思います。
これは面白いです、特に駅のシーンの緊張感と流れのよさね、いちばん盛り上がったなぁ。相変わらずカーアクションも見ごたえありました。
ジェイソン・ボーンシリーズのいいところは爆破シーンやバタバタと人が死ぬ撃ち合いがないのがいい、からだに叩き込まれた知識と技術、能力が武器っていうのがいいです、どことなく憂い、情感のあるインテリジェンスなアクション映画。確かマットがインタビューでこの役を選んだ理由に同じようなことを言っていたと思う。
そしていつもラストがなかなか粋なのね、1作目のオープニングを思い出させるラスト、わかっちゃいるけどやっぱり「ニヤっ」としてしまいました。エンディングの曲もかなり好きです。
そうそうマリーはジェイソンに髪を染めてもらってカットもしてもらったのに、ニッキーはどっちも自分でしてました、なんだかいちばん切なかったシーンです(^_^.)
スコット・グレンの影が薄かったのがちょと残念です
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-09-28 00:59:24)(良:1票) 《改行有》
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