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プロフィール |
コメント数 |
914 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://ameblo.jp/cluttered-talk/ |
自己紹介 |
After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to. |
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1. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 前作でめまいや頭痛を引き起こしてくれた「手ブレたグリーングラス」が3部作のしめくくりまで担当してしまったことは誠に残念(個人的に)。
しかし私は「アイデンティティー」のジェイソン・ボーンのファンなので、その最終作を見届けるべく手ブレに耐えて見てみる。
やー、「1」の独特の情感、ゾクゾクするようなボーンの狩りシーン、そういったものがすべて、すーべて帳消しにされている(れっきとしたシリーズものなのにさあ)。私が「1」で良いと思ったところがすべて切り捨てられているところ、ある意味「すごい」です。
そしてまた、悪い奴はいかにも「悪者です」というように、正義の味方はいかにもそのようなキャラに、「はっきりと」描き分けているところ、あまりにもすごいです。これでいいんだろうか。
要するに、全体のトーンは「勧善懲悪」になってしまっている…「1」のボーンはそのように描かれていたかしら?そもそもボーンというのは「人殺し」を職業としていたわけで。それが「記憶を取り戻したから」といって「急に善玉になる」というのはどうなのさ。あまりにも稚拙な脚本で、マトモにどうこう言う気が失せますね~。
つまり、「手ブレたグリーングラス」は、ジェイソン・ボーンというヒットシリーズを利用して豊富な資金を投入した思いどおりのアクションシーンが撮りたかっただけではないのでしょうか。
実際、カーアクション以外の場面は「24」からの借り物ぽかったり、トルコでの追っかけシーンはコマ切れすぎて何がなんだか分からずはっきりいってつまらないし、ドラマパートになるといきなり「昼メロ」調になってしまい、アレンとかスタイルズとか演技のできる役者がせっかくいるのになんの情感もないお粗末さが全開。私に言わせれば、グリーングラスは「カーアク職人」で終わる程度の人だと思う。それをあんまり持ち上げてはいけないと思います。
私は手ブレたカーアクなんてちっともいいとは思えなかったけど、中には「スゲー」と思う人もいたっていいし、「ギリ」で撮ってる感じはなんとなく伝わるが、カーアクしか取り得の無い人が監督をしてはいけない。しかも、私のジェイソン・ボーンを使ってまで…。
「1」のことを思うとこんなお粗末なことで終わってしまって本当に残念。手ブレ撲滅。合掌。[DVD(字幕)] 5点(2008-11-28 14:39:36)《改行有》
2. ボルベール/帰郷
《ネタバレ》 娘の股間にエロい視線を送る義父…というところで、なんというか、あんまりまじめに見る気が失せてしまいました。
といっても、これが作品の最初のほうですから、そのあとはあんまり「見た」とはいえないかもしれません。画面から顔をそむけたり、早送りしたりしていましたから。
ペネロペ・クルスという苦手女優(個人的に)が出ずっぱりというだけでツラい映画ですが、アルモドバルですからいちおう見ておかねば。という不純な動機がいけないのだろうか。
もし、主演女優が別の人だったとしたら、もう少しまともに見たとは思います。
が、「娘の股間にエロい視線を送る義父」…もうこういうのはいいと思うんですけど。
親子2代にわたって父親に虐待されるという、陳腐な、ああ陳腐なネタというのはいったいどっから出てくるわけですか。女性は性的に傷つけられやすいとか、無防備だとか、そういうことが原因で人生が大きく変わってしまうということを強調したいんでしょうか。
だからもうそういうのはいいです。もういいと私は思います。
そういうマターを出してきて、「それでもたくましく生きる女性ってすごい」と思わせようなどとは三文芝居。男性はどうだか知らないが、もはやそんなものにだまされません。
もっとフツーの、フツーに近いネタで勝負してほしいと思いますアルモさんは。
だいたい「女性の生命力」なんてものは、半分以上は男の幻想(というか願望または畏怖)にすぎないかもしれないと思いませんか。女性はみんな生活力に長けてたくましくなければいけないのでしょうか。
「実父に犯されても」「夫の死体を隠しても」それでも産んで生きるわとにかく~というのが彼の思う「女性」のようです。でもそんな女ばっかだと思わないでもらいたいですね。[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-02-28 19:36:29)《改行有》
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