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1. グリーン・ゾーン
《ネタバレ》 史実に基づく話なので、まるでドキュメンタリー映画か
再現フィルムのような雰囲気でしたが、それゆえに逆にリアルで臨場感があって
意外と面白かったです。無意味に弾丸を撃ちまくって、大勢の人がバタバタ死ぬ
という荒唐無稽なのは好きではありません。
最近良く感じることですが、作り話が現実に起きた実話に負けてしまって、返って
面白くないことがよくあります。小説は所詮は小説家の常識の範囲内でしか書くこと
ができないからでしょうか。
一方、史実の枠内でしか描くことができないので娯楽性には乏しいのはやむを得ない
ところでしょうか。ラストはやや拍子抜けしてしまうのも致し方ないところ。[地上波(吹替)] 6点(2020-06-07 21:08:15)《改行有》
2. アザーズ
《ネタバレ》 シックスセンスのパクリだというご意見も多いようですが、ある意味でこちらの方がインパクトが感じられました。たぶんこれまでに、家にとりついた幽霊や亡霊が住人を悩ませるという設定の映画が沢山あって、最初この映画もその類かという先入観で冷めてみていたところに、最後でみごとにそれをひっくり返しているからだろうと思います。主人公たちを悩ませていた亡霊・侵入者たち=この世の現実の住人たち、主人公たち=この家にとりついた死者の亡霊たち、という全く逆のプロットは気に入りました。故意に恐怖心をあおるような過度の演出もなく、落ちついた雰囲気の中で進行するストーリーには反って引きつけられてしまいました。どぎつさを期待した向きには物足りないのかもしれませんが、私的にはホラー映画としては合格点だと思いました。7点(2005-02-20 23:09:19)
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