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1. ゴッホ 最期の手紙
油絵が動くという、その表現方法がとにかく圧巻。
実際に俳優に動いてもらって、そこからCG加工してゴッホ風のタッチで仕上げて行くというもの。
ただ、映像が綺麗だからと言って面白いかと言われれば正直微妙。
私的にはやはり物語も重要だと思うので、こうも淡々と起伏に乏しい展開だとやや退屈だった。
でも、ゴッホが晩年耳を削いだ経緯や何故死に至ったかを解き明かして行こうというのはとても興味深かった。
また、長時間この動く油絵を見続けるというのも若干疲れてしまったので、もう少し短くまとめて短編にしてしまった方がかえって良かったんじゃないかなと思った。[DVD(吹替)] 7点(2018-09-12 10:02:37)(良:1票) 《改行有》
2. ゆれる人魚
低予算ながらもなかなか作り込まれた世界観で面白かった。
まず映像ありきで作られたような、ビジュアル優先で、あとはひたすら音楽の力で語っていくスタイル。
ホラーなんだけどミュージカルで、人魚の少女達の青春ものであった。
人魚と言うと「人魚姫」みたいに可愛らしいものを思い浮かべると思うが、今作に登場する人魚は魚っぽさを前面に打ち出しており、魚部分がやたらデカく、生臭さが感じられるような、ちょっとグロい人魚であった。[DVD(字幕)] 6点(2018-07-31 18:40:47)《改行有》
3. プライズ ~秘密と嘘がくれたもの~
海岸沿いの荒涼とした土地でひっそりと暮らす母娘。荒んだ家の中は暗く、隙間風も吹いている。娘は砂浜でローラースケートをしているが、砂が絡まり、ここでは出来ないと文句を言う。最近越してきたようだ。
母親は仕事にも出ないで家にいる。何故こんな所でひっそり暮らしているのか。誰かに追われている?身を隠す必要があるのか。
一方で娘は学校へ通い、一緒に遊ぶ友達も出来て楽しい毎日を送っていた。所がある日、軍が学校に依頼してきた、生徒に国旗と作文を書かせるようにと。この事がきっかけで娘と母親の関係が揺らいでいく…
見終わってまず思ったのは、結局この映画は何を訴えたかったの?ってこと。
単に軍を批判しようとしてるわけでも無いし。ここまで理不尽な展開にして、娘がかわいそうなだけだった。娘役の女の子が可愛くて素晴らしい演技だったので、それだけが救いでした。
[DVD(字幕)] 4点(2014-10-26 14:05:15)《改行有》
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