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【製作国 : ポーランド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 地下水道 地下「水道」なんて言えば聞こえがいいですが、実際のところはヘドロと汚物にまみれながら彷徨い歩く出口のない迷路。この汚らしさが異常なまでにリアルで、この「汚さ」だけでもこの映画は一見の価値とさえ思えるぐらいです(これに比べたら『第三の男』の地下水道はキレイ過ぎる!)。『世代』『灰とダイヤモンド』と同様、抵抗運動に関わる人々の悲哀という面においても勿論素晴らしい作品ですが、閉ざされた空間の中で徐々に追い詰められ狂っていく人間を描いたサイコホラーとしても十分堪能できました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-09-25 14:24:42) 2. 世代 ずっと前に観た『灰とダイヤモンド』に連なるレジスタンス映画の一発目ということで初めて観ましたが、コレもなかなか強烈な作品。ラストの素晴らしさもさることながら、一見するとごく普通の一般市民に見えるあの人やこの人までもが実は抵抗組織の一員だったという事実が非常に衝撃的でした。国家の正規軍ではなく地下組織として他国と戦う(これが一般的な戦争映画との根本的な差異)ということがどういうことか、ほんの少しだけですが垣間見えたような気がします。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-25 14:17:35) 3. 灰とダイヤモンド 『世代』『地下水道』を観た上で数年ぶりに再鑑賞してみたらガラッと印象が変わっていました。正確にはこの三本は独立した映画で続編モノではないですが、観ているうちに何となく主人公マチェックが、『世代』『地下水道』での戦いの生き残りのように思えてきます(サングラスの件は明らかに『地下水道』と結びつけようとしています)。それだけに、恋人ともに生きるごく普通の市民生活への憧れと、骨の髄まで染み付いた抵抗運動への執念との狭間で葛藤するマチェックの姿が実に痛々しく、ラストもまた残酷極まりない。ということで、新時代を生きられなかった無数の灰とダイヤモンドのために評点アップの9点贈呈。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-20 21:18:54) 4. 戦場のピアニスト 実話だと言われたらハイそうですかと答えるしかないんだけど、それにしてもうまくいき過ぎてる気がする。後半の逃亡劇はもう奇跡につぐ奇跡。思わず「そんなにうまいこといくか!」って突っ込みたくなる。嘘のような現実をいかに嘘っぽく見せないかも、映画としては重要なんじゃないのかなぁ。でも『シンドラーのリスト』ほどワザとらしくはなかったし、色々と考えることの多い名作だったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-29 00:50:26)
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