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プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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【製作国 : ポーランド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  終わりなし 《ネタバレ》 日本人にはほとんど発音できないし覚えられないという気の毒な名前の監督ですな。おかげで、なるべくならこの人を無視して通り過ごしてしまおうなどと思ったりしないでしょうか。 そんなものぐさは私だけでしょうが、この作品は日照の少ない国らしい独特の暗さが炸裂していました。 ほどよく日が当たれば人々は笑顔になり、あんまり日が当たらないとへの字口になる。 あんまり日が当たらないだけでなく、暖房しないと生命の維持ができないようなところに住むと、とても険しい顔になってきます。ポーランドというところはこの当時政治状況も悪くて、男も女も人はみなとても険しい顔をしています。私はそれがなにより怖い。 その険しい顔の男女しか出て来ないこの作品では、二人の女が夫を取り戻そうと四苦八苦します。 1人は生きた状態で夫を確保できたけれど、たぶん心は取り逃がしてしまったのでしょう。 もう1人は夫を取り戻すために自分があっちの世界へ行ってしまう。 この話では、弁護士秘書以外の大人も子供も男も女もそれぞれの人が私的な欲望だけで動いていて、それは最後までそうなのです。 しかも、死んだ人間までそうなので、アンテクの亡霊はこういった場合にお約束の「妻子の幸福を願って」いるのではなくて、妻を呼び寄せようとしているように感じられる。そして?マークとか突然のエンジンストップとか黒い犬とかで死人が現世に直接作用してしまうという特異な展開により、ウラはアンテクの存在を信じてしまうのです。 アンテクの霊が存在することを確信したからこそ、自由にコミュニケーションが取れる状態にするためには自分がそっちに行くしかないという選択をすることになるのです。 「社会のため」「組織のため」「友人のため」「子供のため」とかいう「自分以外の誰かのため」という行きかたを全部捨てて、ウラはアンテクのところへ行くので、ひたすら個人的な目的を達成したといえる。 ウラが子供を捨てたことも充分に意外ですが、死人が〝善人〟にならずに私的な欲望のために動くというのも洋の東西を問わず常識を裏切っていると思います。私は観客を裏切ってくれる映画が大好きなのだが、コレに関してはどうも喜べないイヤ~な気持ちで終わりますね。所詮は凡人なので、「死んだお父さんは、妻子の幸福を願い見守っている」と思いたいのです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-12-24 19:05:54)《改行有》

2.  トリコロール/青の愛 《ネタバレ》 「白」を見て気がついたのですが、「白」に出てくる「妻子の束縛から逃れたい殺されたい願望の男」ミコワイは、まさに「青」のパトリスのことを言っているのですね。 そう思って考えると、当時のパトリスがにっちもさっちもいかない身動きの取れない状況に居たということがよくわかります。 気が強くて仕事に手を出し口を出すセレブ気取りの妻からは逃げられず(作曲を手伝ってもらっているうえそれを世間には秘密にしているし)、気晴らしに愛人を作ったら相手が本気になって妊娠してしまい(パトリスが知らなかったというのはあやしい)、離婚しようにも妻との間の娘はまだ小さいし、欧州統合の象徴曲を作ってくれというプレッシャーはかかるし、これは「きわめて内気な人物」であるパトリスが「ミコワイ」になるのに充分すぎる状況ではないでしょうか。 パトリスはミコワイなのです。誰かを雇ってブレーキオイルを抜かせたかどうかはあまり重要ではない。パトリスはミコワイ的な状況にあって、あの事故のタイミングは作り手のクッシー的には「偶然」ということではないのですたぶん。 そして、ビノシュというたくましい女優を使うことによって、ジュリーという女性が本当は夫を束縛しまくっていて、パトリスは死ぬことによってしかジュリーから解放される方法はなかったことが描かれます。 だからこの「青」はまずは「パトリスの得た自由」なのだと思う。そしてつぎに、夫と子供から解放されたジュリー、セレブ妻であることに満足して自分の才能を夫の手柄にしていた不自由、本当はあまり子供が好きじゃないのにいい母親ぶる努力をしていたという不自由、からの解放であるのです。 クッシーの作品世界では、人々の間に「話し合い」が通用しなくなったところから物事が始まっていて、そのため登場人物はいきなりガラスを割ったり爆弾を仕掛けたりします。クッシーの中では「もう話し合いでどうにかなる段階ではない」のです。 けれども、ビノシュのようなたくましい女優がそれをやると、とんでもねー怖いねえちゃんに見えてしまうのも事実です。いつ見ても相変わらず嫌な感じのビノシュでした。 しかし三部作にするほどの内容かなあ、という疑問の残った青。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-27 15:09:55)《改行有》

3.  トリコロール/白の愛 《ネタバレ》 そもそもの前提がまちがっているというか、離婚の法廷で性的不能を公言されたからといって、人格を全否定されたことにはならないのではないだろうか。 そういうふうに感じてしまうカロルのほうに問題があるのだと思います。 男性はそんなに性的能力にこだわるのはやめたほうがよくて、「セックスをしてくれない男だから嫌だ」というより「カロルが嫌だ」なので、女は追い払いたいからそう言うのです。 なので私はカロルの絶望は「勘違い」とか「考えすぎ」であるということにします。確かに、放火犯にまでしようとするドミニクはかなりひどいですが、そうでもしなければカロルを追い払えないからでしょう。 すると、その後のカロルのしたことは全部無駄な努力です。そして、ところどころで、ドミニクへの復讐を忘れて楽しく生きるチャンスがあるのになあ…というふうに感じられてとてもバカバカしいですね。 たとえば、ミコワイに空砲を撃ってやって彼の人生を救った時点。彼は他人のためになることができるのです。ここで方向転換したらいいのに。 出発の朝。ちょっとヌケている人のいい兄貴がチェリーのジャムを持たせてくれたとき。家族はありがたいじゃないですか。死んだふりなんかやめたらいいのに。 この話に徹底して欠けているのは「母」的なものです。カロルの母はたぶん死んでいるから出てこないし、ドミニクの母も出てこないし、二人の間に子供もいないから当然ドミニクに母性もない。 乙女の胸像を崇めるカロルは、たぶん結婚相手を偶像化し、セックスできなくなるのです。なおかつ私は、この話のどこにも存在しない「母なるもの」をも、妻に求めていたのだと思う。なおさらセックスなんてできません。 さて、首尾よくドミニクを罠にはめ、「これでイーブンになった(から愛し合える?)」と思っているカロルはドミニクに愛してもらえるのか。根本の原因を反省していない彼はまた追い払われると私は思いますが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-27 15:40:24)(笑:1票) 《改行有》

4.  Avalon アヴァロン 生活感のない女の人が生活感のないPCつけっぱなしの部屋でなぜ急にシチューを作るのか? 急にシチューを作るにはだなー、野菜や肉などの材料がたまたま冷蔵庫にあったということでないと無理。そういうものが常に冷蔵庫にあるのなら元気に自炊しているはず。(料理は生きる元気を生む)元気に自炊している女ならあんなんか?急にシチューを作りたくなる気持ちはわかるけど、それには材料。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-30 21:03:13)(笑:1票) 《改行有》

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