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1. 愛の風景
《ネタバレ》 こういうゆったりしたテンポで色んな人の人生を見せてくれる映画は好きです。たとえ、牧師といえども、家族を第一に向き合わねば、うまくいかないんですね。牧師さんは野心があるわけでもなく、ただ普通の職業という感じで牧師を選んで、自分へのこだわりで、子供を預かったり、工場の労働者に教会を貸したりします。でも奥さんにとってみれば、何より子供が大事なわけで、そんなこだわりで家族を守ってくれるのかと不安になるのは当然でしょう。最後、こだわりを捨てて、彼は病院の牧師という職業を選びます。そして、奥さんに素直にやり直せないか?と言い、やっと彼は落ち着くのです。良い映画でした。ただ、この映画の最初のレビュワーとして、ピント外れたようなコメントを書いていたら、申し訳ありません。でも、この映画、自分には好感触でした。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-11 15:45:14)
2. アイダよ、何処へ?
《ネタバレ》 国連の紛争現場での悪戦苦闘ぶりを描いた映画は、ほかに「ノーマンズランド」がある。
国連も人道的に有意義なことをいっぱいしているだろうが、
やはり映画が取り上げるのは、こういう過酷な現状である。
映画は、紛争現場の国連の動きの中で、なんとか正気を保とうとする
女性を描いてる。
きついな、と思ったのは、セルビア人との関わりの証拠を処分する中で、
夫が3年半の間、紛争の記録をつけた日記すら処分していたことである。
歴史は、このような戦火をかいくぐれなかった記録が膨大にある中で、
わずかに残った記録から形づけられているのだろう・・[DVD(字幕)] 7点(2023-02-25 23:23:23)《改行有》
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