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【製作国 : ノルウェー 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 「虐殺」の当事者が自ら「虐殺」を演じる・・・まずその発想が驚きで、また、その発想を見事に映画作品としてまとめ上げた監督の力量に感服しました。 どんなに、(加害者側に)大義名分や正当な理由があっても、人の命を奪うという行為は、加害者・被害者関係なく大きな傷を負わされることになることを、この作品は教えてくれます。 湖や滝を背景にした幻想的な映像は、加害者たちが今まで続けていた現実逃避、そして彼らに対する贖罪を象徴しているように感じました。[DVD(字幕)] 8点(2015-09-30 21:22:22)《改行有》 2. 春にして君を想う 《ネタバレ》 「人間って何のために生きていくのだろうか」とか「人間の人生も結局は大きな自然の一部なんだな」とかそんなことを考えさせられる、厳かで美しく、そして哀しい作品でした。 アイスランドの荒涼とした大地の風景が、人生の黄昏を迎えた者達の心の荒涼とあいまって心に響いてきましたね。ブルーノ・ガンツの天使もなかなか絶妙でした(人間になったんじゃないかとツッコミたくなりましたが)。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-18 11:02:14)《改行有》 3. ビルマVJ 消された革命 《ネタバレ》 ミャンマーの混乱を映した映像は長井さんの件もあってニュース等でも良く観ていたのですが、やはりデモが徐々に盛り上がっていく躍動感とそれが武力で押さえつけられてしまった絶望感が緊迫したビデオ映像(隠し撮り)で強く伝わってきました。 本当に不思議なのはどうしてこのような事態が行っているのに、日本はミャンマーの軍事政権と友好関係を維持し続けているのかですね?何か利権が絡んでいるのか、それとも反政府活動側のプロパガンダ活動が世界的に目立っているだけで、実はミャンマーの現政権は極めて真っ当な国政運営を行っているからなのか(とてもそうだとは思えませんが・・・・)? [DVD(字幕)] 7点(2011-05-25 23:04:57)《改行有》 4. 微熱 愛と革命の日々 《ネタバレ》 一組の男女を通じてノルウェーから見た70年代という時代の姿を描いたドラマです。左翼運動が盛り上がっていき、そして衰退していく流れは、日本とも相通じるものがあるので非常に興味深かったです。正直、ノルウェーという国自体そんなに知らないですから(サーモンとか名古屋のヨンセン位ですかね・・・)。 しかし、毛沢東思想がここまで世界的だとは・・・・ [DVD(字幕)] 7点(2008-03-15 21:27:13)《改行有》
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