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1. 第9地区
あああ気持ち悪かったけどやっと見終えた。さまざまな要素を詰め込んだ、人間の偽善と狂気と馬鹿さ加減オンパレードの作品。しかしこのアイロニーにアカデミー賞ノミネートですわよなんてやってる上から目線にも呆れる。こんな人間たちにもお花をください、ヴィカス。[DVD(字幕)] 7点(2010-08-21 08:57:42)(良:1票)
2. ホテル・ルワンダ
辛くて辛くて「あとどれくらいしたらこの映画から解放されるだろう」と思いつつ最後まで観た。古い民族対立から内戦になだれ込んだ国で、難民をホテルに匿った男の物語。監督はジム・シェリンダと紛争をテーマにした脚本を書いている人で、暴力と銃声に追われて数分後の命の在処もわからない人々を終始徹底して映している。一市民の目線で作られているので、ストーリーは分かりやすかった。しかし、ストーリーが役者の演技がというより、この緊迫した映像と「これは実際の出来事」という自分の中の認識とが私を圧迫し、肩も背中もガチガチにこわばってしまった。10年以上経ってこれを観て、何もできなかったことで歯がゆい想いをしてどうになる、という意見もあるけれど、人間は絶え間なくこんなことを繰り返して今日まで生き延びた動物だ。この常軌を逸脱した恐ろしい出来事を胸に刻んで、何か学び取ることはできるのではないだろうか。ぼんやりと生きている私をそんな気にさせる、迫力で斬りつけてくる映画だ。[映画館(字幕)] 9点(2006-07-06 18:15:26)
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