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【製作国 : チェコ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ブラザーズ・グリム 《ネタバレ》 正直、皆さんのおっしゃるとおりストーリーはボロボロですよね。外に及ぼす魔力は強力なのに内懐に入られるとまるで脆い女王とか、詐欺師と知ってて使ってたのに突然、詐欺師だからという理由で処刑しようとするフランス軍とか。なんか適当にグリム童話をつなぎ合わせた感じで。(だいたい、ドイツ人とフランス人とイタリア人がドイツで英会話を繰り広げる時点でw) ただ、特撮のなかでいくつかは視覚的に面白いものがあったし、兄弟の性格づけなんかも比較的よく出来ていたと思います。深いドイツの森の雰囲気とか好きですし。 それに自分の場合、目当てで見たモニカ・ベルッチは出番がすくないわりには、あいかわらず綺麗だったのはもちろん、レナ・へディ、誰かと思えば300でお妃をやった女優さん、ああいう見るからに強いタイプ、実はM気がかなりある自分としては、いいなって感じで楽しめました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-26 15:00:15)《改行有》 2. 幻影師アイゼンハイム 《ネタバレ》 どうしても、語りたいから完全なネタバレで。ご注意を。 とにかく、全く予備知識なしに見れたのが本当に幸せだった。こういう意味での面白さを感じさせてくれたのは、数十年前のスティング初見以来かもしれない。 なんだろう、この複雑な気持ちは。全編を通してずっと哀れな犠牲者だと思われた二人が、実はしたたかな計画実行者であり(どなたかのように、あるいは悪と断罪すべきかもしれないが、あまりにも感情移入してみていたので、乗り越えられない。特にヒロインがかなり好みで、彼女の「死」には本当に悲しみと怒りと憎しみを感じたから)、そして憎むべき圧政者、暴君、性格破綻者と思われた人物が、実は哀れな犠牲者だったとは。 実は、映画の先読みをするのが好きな人間で、しかも当ててしまうことが多い今日この頃、こんなに意外性にビックリしたのは久々。本当に面白かったといえるラストでした。 今日は、とりあえず10点だけれども、時間を置いて見直したら道徳的な面が気になってかなり下がるかもしれません。 平成25年4月2日再見 うーん 気をつけて見てればあの医者を胡散臭く思わないわけはない。ちょっと以前は注意力が足りなかったかも。ただ、ネタがわかって見ていても、 それぞれの時点でのそれぞれの行動が十分納得できて面白かった。たださすがに初見の衝撃は得られないので残念で-2、ただ少年少女期の二人が非常にさわやかなキャスティングだったので+1。[地上波(字幕)] 9点(2011-01-12 13:51:06)(良:1票) 《改行有》 3. トリスタンとイゾルデ 《ネタバレ》 映像的には満点でした。 ヒースの丘の上を流れていく雲、荒涼とした海岸、とても素晴らしかったです。 また戦闘シーンや決闘シーンも自分的には満足できるものでした。 ただ、ストーリー的には主役二人が…… イゾルテには、まだ同情すべき点もありますが、 トリスタン、忍べよ!ってところです。 彼が王より受けた愛情、恩義、あるいは王と二人で共有した夢、 それら全てよりも一時でも愛?が優先されるっていう恋愛至上主義には、いささか引きました。 だから、最後に彼が愛より国を選んだ時は、ほっとしましたが。 二人よりもマーク王によほど感情移入して見ました。 (ヒロインの女優が好みじゃないと、どうもいまいち、のれないってのは映画を鑑賞する姿勢としてかなり幼稚なのは自覚してるんだけど、自覚したからってどうなるものでもないですねw) 平成23年8月1日追記 恋愛部分以外は、よく出来た話だと思うんですよ。風俗にしろ、戦い方にしろ、非常に資料に乏しい時代を描くのによく上手に本当っポイ嘘をついてるなと。これくらい上手で真面目な嘘ならよろこんで騙されます。 ただ、イゾルテの人物像と恋愛パートがね。何、自分の人生と自由な恋愛を求める暗黒時代の王女w それから、あの本も笑えるなあ。あんなすごい恋愛至上主義、何時代のどこの国の人が書いたやら、ギリシャ哲学にも無いぞ、あんなまとまった文章。 この部分だけ本当っぽい嘘じゃなくて、露骨に嘘っぽい嘘で、白けました。 しかし、とことんイギリス人の女優とは相性悪いなあ。イギリス映画のヒロインの選考基準と、自分の女優の好みには何か根本的な隔たりがあるみたい(笑)[DVD(字幕)] 6点(2009-11-19 11:14:33)《改行有》 4. 007/カジノ・ロワイヤル(2006) 昔、この痛さばかりはご婦人方には絶対にお分かりになられない痛みとある野球評論家が言ったのを思い出しました。 初めて知るルールのポーカーで興味深かったです。一回やってみたい。 平成22年9月27日追記 再度見直して、さらに面白かったのは珍しい。とくによかったのは、このシリーズ特有の 妙な馴れ合い、例えば銃をつきつけてもすぐ撃たない、意識を失ってても殺さない みたいな面があまり見られず、あったとしても撃たないなら撃たないなりの、殺さないなら殺さないなりの理由がちゃんと説明されるのは、自分的にはすごく快適だった。 エヴァ・グリーンちょっとアジアっぽい感じもあって綺麗ですね。しっかりした化粧よりも薄化粧時の方がいい 恋愛映画としても秀逸だった思う[DVD(字幕)] 8点(2009-10-14 10:30:53)《改行有》
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