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プロフィール |
コメント数 |
159 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。 映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。 吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。 |
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1. ホテル・ムンバイ
《ネタバレ》 観たのは、たまたま時間が合ったからなのだが・・・重い。あまりにも重い。
現実にあったテロ事件を、犯人達の会話の傍受記録などを元に、かなり忠実に再現した映画だと言う。
基本的には、現場になったホテルの従業員のヒーロー的行為を描いている劇映画だが
犠牲者がつぎつぎと殺害される状況をストレートに描いているので、やられる側としての感情同期がハンパでなかった。
そして、観終わって考えさせられたのが「貧しき者」が「富める者」との差を《差別》と感じてしまうこと。
「持たざる者」が「持てる者」に対し復讐を正当化してしまう、人間の「愚かしくて悲しい性質」がそこにある。
貧しくても、他人と比較さえしなければ、貧しい中の幸せを追求して日々を生きていける。
しかしテレビやネットは、他人の幸せ、贅沢な姿、格差を見せつけてくる。世界が発展すればする程に・・・
これは、私たちが忘れかけている「世界の現実、人類の現実」を擬似体験させ、警告してくれる映画。だから重い。
※怖がりな人、緊張に耐えられない人にはオススメしません。
これに比べると『ジョーカー』など、かわいいものだ。[映画館(字幕)] 7点(2019-10-28 22:33:14)(良:3票) 《改行有》
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