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自己紹介 |
レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。 映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。 これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。. |
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1. クラウド アトラス
《ネタバレ》 個人、集落、組織、コミュニティ、そんな「個」と他の「個」とを隔てるもの、繋ぐもの。
隔てるものの象徴として繰り返し描かれるのはドアや窓、壁、部屋、門。それを破って侵入してこようとするものの存在や、逆にそれを破る事で事態を打破しようとする行為、隔てるものは「個」を守るものであり、孤独や無知の象徴であり。
一方、繋ぐものの象徴は橋やロープ、そして船や車、飛行機等の様々な乗り物。外に広がって他者との繋がりを志向する意識。自由や正義を獲得しようとする意志。更に橋からの落下のイメージや事故の描写が、その意志を妨げるものとして時代をまたいで反復されて。
めまぐるしく変わりながら点描されてゆく時代と人。「個」としての無数の点はやがて枝を伸ばして広がり、他の点との繋がりを示し、円を構成し、他に形成された円と交わり、やがてその全体が世界を構成してゆく・・・。6つの時代の6つの円が時を超えて交わり『クラウド アトラス』という作品を(そして曲を)作り上げている訳ですね。
1つ1つのエピソードや美術的なイメージはどうも凡庸な感じが無きにしもあらずではあります。エピソードの繋がりも必ずしも必然を感じさせるものではなかったりしますし。また、特殊メイクは無理矢理過ぎて「それはないわ」と思ってしまうものも多数。
ですが反復されるイメージによって段々と世界が形を成してゆく感じはとても面白く、興味深く楽しめる映画でした。[映画館(字幕)] 8点(2013-04-06 14:52:08)(良:3票) 《改行有》
2. スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
《ネタバレ》 最初の作品を30年前に見た当時「オビ=ワンの友人で、かつてクローン戦争で活躍したパイロットのスカイウォーカー」っていうのをイメージしてたワケですけれど、アナキンもクローン戦争も、こうしてあれこれと映像化されると随分自分が抱いていたイメージとは遠いものだったんだなぁ、と。自分の中のアナキンはもっとシブいおっさんだったし、クローン戦争はクローン軍団とジェダイ騎士団の大艦隊戦だったし。今作は、あの2Dのパワーパフ・サムライ・クローン大戦とどう違うの?って感じですが、パラレルなのでしょうかねぇ? それともあれより前? ややこしい。で、映画の中身なのですが、なんとも安いデキで、もう少しキチンとしたものにできなかったかなぁ、と。戦闘シーンなんぞは、本シリーズからしてCGアニメワールド状態でしたから、比較しても遜色のないモノになっていますが、人物シーンが単純化されたモデルをモーションキャプチャーもマトモに使わず、がちゃがちゃっと動かしたようなシロモノで。もう、お手軽アニメとして割り切って作ってあって、下手すりゃゲームの『コール・オブ・デューティ4』とか『ギアーズ・オブ・ウォー』とかのリアルタイムレンダリング画面に劣る世界。ILMブランドぶら下げてる以上は、CGでもやっぱりちゃんと正面から勝負して欲しいのですけどねぇ。物語の方も、新エピソードのパターンに倣って謀略VSジェダイのマンネリパターン、毎度のドロイドVSライトセーバー。正直、新エピソードのキャラクター設定、背景、デザインで見るの、いい加減退屈でツラいんですけど。旧エピソードの方がデザインはずっと良かったですよねぇ。そんな中、唯一の救いが新キャラ、アソーカのアクティブな魅力ですが、どうせこの先、どっかで死んじゃうんですよねぇ。先が決定付けられてる物語はコレだからイヤ。誰が生き残る、死ぬ、どうなる、っていうのが全部見えてるのってドラマとしてつまんないです。ルーカスもこんなところにウダウダ停滞してないで、EP7作ればいいんですよ、もう![映画館(字幕)] 5点(2008-08-31 17:00:49)
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