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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 まあ、毎度のrhforeverなんですが、レイチェルが超絶可愛い。一番最初に暗い店から外に現れた瞬間、来たああああって感じで、主人公と全く同じ視線で観ることができました。笑顔の時の眼の感じとエクボが最高ですねえ。 自分のように女優で映画を観る人間にとっては、お気にの女優がひとり増えることは色々な面で嬉しいことです。 ただ映画としてはどうだろう、タイムスリップ物 、歴史改変物って思索の対象としてとても難しいけれど、とても興味深い。だからもっともっと練って話を作ってもらわないと。 特に妹がらみのエピソードは、蛇足感があり、なおかつ無茶です。 妹の人生を立ち直させるために過去に戻って、そもそもあまり良くない男との出会いから無くしてしまったなら、その後の彼女の人生から男との生活、喧嘩、飲酒運転、事故、全てが最初からなかったことになり、跡形もなく消滅したはず。 ところが都合が悪くなったからと言って 事故を防ぐことを止めるところからやり直すって? あの男と暮らしてない以上、あの出来事はしょっぱなから存在してない、起こるはずがない。だから主人公が過去に戻ろうとしても、戻るべきポイントが存在しないはずなんですが。 このエピソードだけはちょっと釈然としないものが残りました。[DVD(字幕)] 7点(2017-01-21 07:57:48)《改行有》 2. 荒鷲の要塞 《ネタバレ》 今回改めて理解できたのは、「戦争」アクション物は、正当な戦争物とは全く別物だということ。そう割り切れば無理やりな設定も、ベルリンからアルプスまで飛んでくるヘリコプターwも、敵国の軍服を着込む明確な国際法違反に対する拘りの無さも少しも苦にならない。 ドイツとかイギリスとか第二戦線とか一切関係なく、単に敵の要塞、大部隊相手に少人数で乗り込む、007のような架空のスパイ物だと思えば、逆転、また逆転の話は結構楽しめました。 ただ、どなたかが指摘したように、敵側がキャラクター的には面白かったわりには、話のふくらみがなかった。 あと、こういう点に触れると自分でもかなり幼稚だと思うが、映画というのはあくまで映像表現なんだから、昔の撮影技術のために劣っている点は、劣ってると率直に指摘すべきで、「昔の映画なんだから」と言い訳する必要はないと思う。 正直、ロープーウェイの上の格闘シーンとか、あまりにも合成が稚拙で全然スリルを感じられなかった。車の中から外を映すのも、はめ込み画面ミエミエで、昔って本当に撮影っていろいろ制約があったのがわかった。 ちょっとけなしちゃったけど、まあ楽しめた。女性が二人とも美人でセクシーなのも好感度アップ。 平成23年6月20日追記 駄目ですね、2度見ちゃ。もうぬるい、ぬるい。例えば、銃を突きつけられて自動車で連行される主人公二人、靴の紐を直すといって屈みこむやいきなり暴れだし、ドイツ人はみな撃たれるか自動車から飛び出るかして死亡。主人公二人は全くの無傷。って馬鹿な。あるいは、隠れ家をドイツ軍に包囲される、やはり主人公二人。ところがドイツ軍は、真っ正直に表しか見ず、誰一人裏に回りこむことは考えない。(日本の警察だってもうちょっとは用意周到w) だいたい、作戦目的そのものが?戦時中なんだから怪しけりゃ即拘束して尋問するとか、映画中に出てくる自白剤もあることだし。もう、そこをぬるい、不自然と感じたら見続ける元気なく成りますね。 ということで、テレビドラマが普及してない時代だからこそ通用した一回で十分な映画化と[DVD(吹替)] 5点(2010-10-18 10:42:23)《改行有》 3. アポロ13 《ネタバレ》 結果はわかってるんで緊張感を持って観れなかったのは残念ですが、それでもドキュメント的な面白さはありました。 軌道修正の計算するのにみんなが計算尺持ち出すとか、シュミレーション行うのに実際に宇宙船据えて行うとか、今じゃ考えられないんだけれども、かえって当時の技術者のたくましさを感じさせる映画ですね。 あと、キャスト的には妻と娘たちの地味さかげんと婆ちゃんの適度な呆けかげんが好きです。 ただ、あえて難を言うなら、司令船と着陸船の関係。着陸船はどのように格納されてて、最初はどのように使用される予定だったか、それをどういうふうに変更したか。あるいは司令船の着陸カプセルと他の部分。そういった部分をもう少し映像でわかりやすく表現できなかったものかと。 自分は熟知してるから全く気にならなかったけど、全く知識の無い人にはどうでしょうか[DVD(字幕)] 7点(2010-02-15 11:30:11)《改行有》 4. 愛人/ラマン 《ネタバレ》 まず、この映画で描かれてる時代が、どんな時代か理解する必要があると思う。 オーストラリアではアボリジニーが害獣のように殺戮され、アメリカ南部では黒人へのリンチが頻繁に行われ、日本が国際連盟に提出した人種差別撤廃案が一笑にふされた時代。 そんな時代に、普通の意識をもった白人の少女が中国人の男性に恋愛感情を持つこととかあり得ない。だからこそ、男は少女を愛すれば愛するほど、幻想を持つことが怖いために、あくまで少女の自分への思いは金目当てだけであると思い込もうとした。だから、愛情を金でしか表現できなかった。 少女の方も、まさか自分が中国人に愛情を持ったとは気づかず、あくまで気詰まりな家庭環境からの逃避の手段とくらいしかみなしてなかった。 しかし、彼女は彼を愛していた。船上のショパンのピアノで気づかされ流される彼女の涙は悲しい。 (ジェーン・マーチ、この映画の撮影時19歳、よく19歳にして15歳に見える少女を見つけたものだと思う。ただ、反面彼女の実際の母親は、ベトナムと中国人のハーフなので、かなり容貌に東洋的なテーストがあるのは、この映画の本質から言えばどんなものかな。 ところで、たとえ演じている女優18歳以上であっても、演じられてる役柄が18歳未満であると、準児童ポルノには該当するとのこと。従って将来、この映画を所持していると逮捕されるようになる可能性は否定できない。しかし、そうなったからといって到底、廃棄する気にはなれない。ま、どうせろくな人生送ってないんだから「愛人 ラマン」のために処罰されるのも、面白い生き方かな)[ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-14 10:50:10)《改行有》
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