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1. アバウト・タイム 愛おしい時間について
《ネタバレ》 タイムトラベルの話だがきらびやかなSF色はなく、愛を語る秀作。タイムトラベルを重ねる主人公を見ているうちに、もう飛ぶのをやめようよと思ってしまう。そりゃあ失敗もあるけどありのままでいいじゃん。1日1日大切に生きる事の大切さをあらためてかみしめる映画。[DVD(字幕)] 6点(2024-09-27 12:47:00)《新規》
2. 哀れなるものたち
《ネタバレ》 猿は道具を得て人のようなものになったという。さて人のようなものは知恵を得て何になるのであろうか。聖書をなぞったといえば確かにそうなのだが、映像や道具立ての意匠がスタイリッシュで多彩な味付けが飽きさせない。ダンスシーンは素晴らしい出来。とはいえ娼館のくだりは長いし、遠慮なしのえぐい描写は悪趣味で気持ち悪い。最後、知恵を得て主人公周辺は社会正義と知識欲に固められ、あっぱれあっぱれめでたしめでたしと見える。しかしその一方、どうも慈愛からは遠ざかったように見えるのは皮肉であり滑稽である。人として生まれた以上どっちに向かってもどうあがいても誰も幸せになれないのかもしれない。[映画館(字幕)] 7点(2024-03-25 20:18:58)
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