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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アバウト・ア・ボーイ 音楽担当のBadly Drawn Boyが好きなバンドなのでサントラだけは持っていたのだけれど、映画は敬遠していた。だって「男版ブリジット・ジョーンズ」なんて言われて見る気するかぁ?しかしまぁ意外と良かった。印税生活の気持ちは分からないけど、私も都会の一人暮らしが長いのでヒュー・グラントの気持ちはわかる気がする。ひとりで居ることに慣れてしまうと例えば家族とかそう言うことに現実感が持てなくなって来るんだなぁ。すーっとそっちに行っちゃうんだから、これはとっても危険なのだ。ラストはお約束ではあるけど、まだまだ予断を許さない感じがさりげなくて良かったし、Badly Drawn Boyの音楽も雰囲気にマッチしていた。それにしてもヒュー・グラント。たまらん!あーゆー男に私は騙され易いのだ。6点(2004-03-17 12:26:18)(良:2票) 2. 愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像 20世紀で最も重要な画家の一人と言われるフランシス・ベイコン(英)とその愛人でありモデルでもある男性、ジョージ・ダイアーとの関係を中心に彼の作品の背景を描いた映画。ストーリーは尊大で冷酷で欲望のままに行動する芸術家とその芸術家に翻弄され、絶望し、薬やアルコールに溺れて行く男の話しで「あまりにもそのまま過ぎる」と私の友人には不評だった。しかし私はこの映画とても好き。なんと言っても映像が美しくて、見ていて気持ちがいい。映画の中に彼の絵画は全く出てこない(ベイコン財団が認めなかったらしい)が、その代わり水に揺らめき歪むダイアーの顔や繰り返し見るダイアーの悪夢など、ベイコンの絵画のイメージが随所に映像で表現されている。うっとりする程美しいラストの赤い壁とトイレのシーンは「3連画5-6月」(73年)の引用。監督はデレク・ジャーマンのもとで編集に携わっていたジョン・メイバリーで彼はMTV出身なのでこの手の作品にしてはテンポも良い。それにしても、愛する人に対して自分は何も与えるものが無いと感じた時のあの恐怖。疎外感。ダイアーを見ていると辛くなってくる。8点(2004-01-23 11:38:34) 3. 赤い靴(1948) 初めて見たのはうんと子供の頃だったけど、有名な新聞紙と踊るシーンと衝撃のラストシーンは強烈に印象に残った。「子供だまし」って言葉があるけど、子供だってホンモノは分かるのだ!今見ても古くさくない、素晴らしい映画だ。アンデルセンの「赤い靴」では主人公の少女は両足を切断することによってやっと踊りから解放される。モイラ・シアラー演じる主人公は足を切断するより踊り続けて死ぬことを選んだのだろう。 10点(2004-01-09 16:58:35)(良:1票) 4. 愛と哀しみの果て 映画公開当時アフリカに凄く憧れていたので美しい映像に魅了されました。「バベットの晩餐会」も映画化されたアイザック.ディネーセンが原作で、読んだけど忘れてしまいました。映画と随分違うんでしたけ?あと彼女がアフリカに住んでいたって事で勝手に自伝だと思っていたけど違うみたいですね。劇中メリル・ストリープの髪をレッドフォードが洗うシーンがあるけど、これってベッドに朝食作って持ってきてもらうのと同じくらい憧れるなぁ。 7点(2003-12-02 15:01:46) 5. アラビアのロレンス 壮大な映像はCGでは到底表現できない迫力があるし、またサリーを纏ったピーター・オトゥールが砂漠に立つ姿にもなんとも言えない美しさがある。この時のイギリスの2枚舌外交(3枚舌とも言われている)こそがまさに今全世界を不安に陥れている、緊迫した中東情勢の原因であることを、ロマン以外にも感じて欲しいと思う。 6点(2003-10-08 18:39:27)(良:1票)
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