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プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
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1. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 細菌感染者をとにかく邪魔だから関係のないようにポーランドへ送っちゃえと、
細菌を極秘開発していた某国の身勝手さから大事件に・・
カサンドラクロスという国境に架かる鉄橋は戦後から閉鎖され安全性は絶対不安。
ポーランドの収容所へ細菌感染した列車の乗客全員!を送り込み隔離するという計画は、
あくまでも極秘に行われなければもともとこの細菌研究というものは非常に危険な兵器にもなる。
バート・ランカスターが命令を受けていた相手は最後までわからないようにはなっているものの、
あきらかに大統領クラスのものでフィクションとはいえ合衆国の身勝手さ、
お国の役人の融通のなさがパニック時にどういう二次災害を起こすかという恐怖。
このシリアスである社会風刺ドラマにアクションシーンやコメディをふんだんに入れ、
娯楽半分シリアス半分となかなか観やすく面白い作品ではある。
特によかったのが、老人役のリー・ストラスバーグ。
ほっとさせる手品を見せるなんのことない役なんですが作品にいっそう社会性を持たせている。
ポーランドの収容所に連れてゆかれると聞いたとたん、
死んだ妻の話をし行きたくないと言いますが・・
あの鉄橋を越えた先には何があるのか想像がつきました。
現代のパニックになったときに過去のエピソードもわかるという、
行き着かない場所への恐怖がこの老人によってよくわかります。
脱走しようとする感染者(乗客)は銃殺してもよいと命令を受ける軍隊。
まるでSWのストームトゥールーパーのごとく武装した兵士たち。
細菌は「アンドロメダ」のようにあるきっかけで自己消滅・・
しかし軍隊には融通はきかない・・
細菌よりも怖いのが国という傲慢な兵器。
壊れるであろうポーランドに架かる橋は近づいてくる・・
特撮も今のアクションに比べると申し訳ないものですが、
テンポもよいし二転三転するので面白いです。
トンネルに向かうヘリと列車のアクションなんて今ではよくある、
「MIP」みたいなのですがこの映画を見てください。
音楽が大袈裟でなんか好きだなぁ~と調べてみたら、
ジェリー・ゴールドスミスなんですね。
「オーメン」「エイリアン」・・なるほど。
[DVD(字幕)] 7点(2006-01-20 03:50:47)《改行有》
2. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
さて苦手な中世のドラマなのですが、なかなか面白かったです。
でもそれはちょっとB級っぽくて。
「ジョジョの奇妙な物語」かと思った・・突っ込みどころもあるし、
そうゆうのでは面白いんだけど・・
ガブリエル・バーンが好きだから見たんだけどね。
ディカプリオが意外とこのての史劇に似合ってた。
ロミオとジュリエットといい、コメディとしか観ようがない・・
2点(2005-02-25 07:19:15)《改行有》
3. 華氏451
《ネタバレ》 監督が未知との遭遇に出ていたので気になり調べて見ました。
フランス映画は言葉が苦手で、これもフランス語だったらどうしょうなどと思ってたのですが、なんと英語でしかもわけありなのですね・・
設定が、近未来では禁止された本を消防士が見つけ焼くことになってるんですが、面白いとも思わずついていけなかった。
世界中のどこかの国では時代により、鎖国のように他の書物を禁止焼却することは不思議ではありません。そんな国もあるんだよと、他人事のように見ていたし、キューブリック映画に良くある赤を使った絵、でもこの映画ではセンスはない絵に付き合いました。モノレールや家具その世界すべてに古さを感じ、その中で違和感なく現れるショートカットの女性。消防士の主人公の妻そっくりということですが、うちに帰ると長い髪の妻はこれも違和感なく大画面TVからの一方的な情報を楽しんでいる。未来世紀ブラジルのような消防団。本を焼かれることを拒み炎の中、微笑みながら焼かれる老婦人・・老婦人の娘がショートカットの女性。
主人公は消防士でありながら、感化され本を隠し読んでしまう。
私は気がついた。本くらい・・でも最近本読んでない・・
読書の虫だったのに。本を読みなさいという話でもない。
ラストに見せる森の中の世界に、忘れていたものを思い出したので、それを見るまでは6点がいいとこと思ってた。
一気に8点まであがったのは、思い出したから。
ジョン・レノンがオノ・ヨーコの本に感動し、これを読み終えたら燃やしなさいと勧め、ジョンは感動したので燃やしたと言っていました。この意味が理解できなかった。確か、グレープフルーツという本で、しかも私持ってるんですが・・まさか、ジョンはこの映画のオマージュとしてそのような言葉を使ったのかと、時代がわかり感動したわけです。見つからないように読んだらただちに燃やすこと。と、ヨーコは書いてあります。
人に燃やされる前に自分で燃やすといういうブラック・ジョークは、このSFのふりをして社会派映画な華氏451の世界では。
どこかの鎖国のような国と思っていたけど、川辺であらゆる国の言葉が飛び交う怖さ。日本語もあった・・美しいラストには怖さを包み込む文学的なものさえ感じた。途切れた線路も本の住民という世界も不思議で、そこまでの古さと原色の悪いセンスは飛んでいった。トリュフォーの他の映画も見てみたいと思いました。8点(2004-03-16 06:44:52)《改行有》
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