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プロフィール |
コメント数 |
1274 |
性別 |
男性 |
年齢 |
43歳 |
自己紹介 |
嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。 ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。 程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。 |
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1. カオス(2005)
《ネタバレ》 B級アクションにしてはよく考えられているものの、結局は多くの観客が最初に疑った人物が犯人でしたというオチは、やや弱いと感じました。また、せっかくジェイソン・ステイサムとウェズリー・スナイプスを共演させているのに、彼らに見せ場らしい見せ場がない点というでも不完全燃焼。真面目だが面白みのないサラリーマンのような映画でした。[DVD(吹替)] 4点(2013-06-03 22:19:15)(良:1票)
2. カプリコン・1
打ち上げの迫ったロケットにスーツ姿のおやじが現れ、これから宇宙に飛び出さんとする飛行士達に「ロケットから降りろ」と言い出します。「何言ってんだよ、あんた」「いいから降りろ、大変なことが起こってるんだ」、、、この冒頭には引き込まれました。ミステリーとして最高の幕開けではないでしょうか。スーツのおやじは有人火星探査計画の責任者なのですが、この博士のキャラクターは実によく出来ています。元は夢と希望に溢れた有能な科学者だったが、大計画に携わっているうちに世渡りを覚え、気がつけば現実主義の悪人になっていた男。不満たらたらの飛行士に向かって一席ぶつ場面などはかなりインパクトがあります。このケラウェイ博士が引っ張る前半は出色の面白さで、この映画は史上空前の傑作ではないかと思いました。しかし、博士の出番が減る後半になると映画は一気につまらなくなります。新聞記者の暗殺に何度も失敗したり、監禁状態にあった宇宙飛行士があっさりと基地から逃げ出してしまったりと、細かい部分でもアラが目立つ状態に。もうちょっとシャキっとして欲しいところでした。宇宙飛行士のエピソードなどは丸々削ってしまい、主人公を新聞記者ひとりに絞って彼が陰謀を暴くという物語にしてもよかったと思います。[地上波(吹替)] 6点(2011-01-13 21:05:16)
3. カサンドラ・クロス
この頃のパニック映画の中では一番好きです。なぜかヘンなやつが多く乗り合わせてるというのはパニック映画の定石ですが、そのあたりは当然クリアー。ただこの映画にはバート・ランカスターという強みがあるので、その時点で他の作品よりも優れてしまってるわけです。冷徹なバート・ランカスターが乗客達の演技をかなり引きたてており、相当に作品を引き締めていました。しかしバート・ランカスター、「合衆国最期の日」では正反対の役をやってましたね。軍隊出動のシーンの緊迫感は秀逸だし、このままでは列車ごと谷底に落とされるという乗客たちの焦りもすばらしかった。パニック映画には大味なものが多い中、これには結構ハラハラしましたね。これでラスト、乗客が全員死ねば私の中では満点だったんですけど。肝心のウィルスが途中で効力を失ってしまうことからも、この映画が見えざる脅威ではなく軍隊や官僚機構の非人間性をテーマにしていることは間違いなく、それならば乗客全員に犠牲になってもらった方がテーマが立ったような気がします。まぁ不満と言えばそれくらいで、全体としてはかなり優良な娯楽作です。前半部分が「アウトブレイク」、後半部分が「暴走特急」に受け継がれていますよね。しかしこれ、ロメロの「クレイジーズ」のパクリとも見ることができるんですけど、そのへんはどうなんでしょう?主題であるはずのウィルスがあまり強力ではないこと、一方それを封じ込めようとする軍隊こそが市民の脅威となることなど、テーマはまったく同じなんですよ。7点(2004-09-18 04:13:09)
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