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プロフィール |
コメント数 |
418 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
1959年生まれの48歳。 神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する 市井の人であります。 ま、コツコツとレビューしようと思ってます。 |
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1. クイーン・コング
SF、特撮好きなら知る人ぞ知るカルトムービーなんだが、近所のレンタルビデオ屋に置いてあるでつい借りて見てしまった。これはもう噂にたがわぬ珍作。どうやら5年程前から25年の歳月を経て、ビデオやDVDなんかで出回っているみたいですね。76年当時、特撮映画の金字塔「キング・コング」(33)のリメイク版「キングコング」(76)を配給する際、ハリウッドの某大物プロデューサーがこの珍作の上映を阻止したらしいですが、その心情よーーくわかります。そんな誉れ高い名作中の名作をセンスのかけらもないパロディー調で仕上げており、これはもう断罪ものですよ。それと、70年代を席巻したウーマンリブをベースにしているわけですが、これも思いっきりパロッているしか見えませんね。そう、すべてをコキ落とすという徹底した作調。それにしても、こんなシロモノを世に出したフランク・アグラマってとんでもない奇人変人かも知れませんよ。[ビデオ(吹替)] 2点(2007-01-30 23:41:01)
2. クライング・ゲーム
予備知識なしで見たのが良かったのか、サスペンスものとしては鮮烈な印象を放った異色作でしたね。シャレたファーストシーンからゾクゾクさせてくれたし、見せ場をちりばめた意外性のあるプロットも言うことなし! ! 主役を演じるスティーヴン・レイを軸に、フォレスト・ウィテカー、ジェイ・デヴィッドソンら三者三様の会話の妙も十分に味わうことが出来る。しかも、作品全体にそこはかとなく切ない雰囲気に満ち溢れており、英文学の香り漂う作風になっている。根源的な“愛とは? 人間とは?”というテーマ性も用意されているわで、ニール・ジョーダン監督の手腕にはただただ脱帽。驚愕のラストをも含め、ラブ・サスペンスとしては間違いなく傑作! !9点(2003-11-13 18:44:20)
3. グラディエーター
ローマ史実に忠実かどうかはさて於いて、本作はラッセル・クロウ演じる勇敢で人望のある剣闘士マキシマスの復讐劇を重厚なタッチで描いている。しかも、時折現れる心象風景がマキシマスの悲哀と運命を感じさせ、格調高い作風に押し上げていた。まさに、アカデミー賞受賞の名にふさわしい見応え充分の作品と言えるだろう。やはり最大の見せ場は、CGを駆使したオープニングとコロシアムでの戦闘シーン。リアリティ溢れる迫力満点な描写力は、さすが映像には偉才振りを発揮するリドリー・スコットという感じだ。また、皇帝コモドゥスを演じたホアキン・フェニックスの陰湿だが印象に残る好演が、この復讐劇を大きく盛り上げていた。9点(2003-05-25 11:09:38)
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