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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 好きな人にはたまらない作品かもしれないが、個人的には全く合わなかったと正直に白状したい。あまりに合わなすぎて、完全に飽きてしまった。ブレるカメラ、早すぎてよく分からない映像、ムダに多いセリフに辟易して、「もう好きにやってよ」と集中力を切れた状態で鑑賞していたので、評価は低くせざるを得ない。一方では、臨場感があり、迫力があり、リアルな世界が繰り広げられており、興奮できる映像ともジャッジできるが、他方では、暗い画面の中で人影がうごめいているだけの訳の分からない映像ともいえる。自分には完全に後者でしかなく、見る者を選ぶ映画といえるか。ここまで合わないとは思わなかったが、エンターテイメント性の有無がポイントなのだろうか。本作は非常に政治的なメッセージが強い作品でもある。「大量破壊兵器はどこにあるのか」ということは、当時にはかなり話題となり、問題となったテーマであることを記憶している。製作当時にはまだ良かったのかもしれないが、今となってそれを論じても大した意味はないのではないか。「大量破壊兵器は実は存在しなかった」という事実を明らかにしたくらいでは、いまさら誰も驚かないだろう。たとえ、大量破壊兵器が見つかったからといって、イラク戦争が完全に正当化されるわけでもない。もっとも、本作においても「大量破壊兵器はどこにあるのか」ということ自体は大きな論点にはなっていないような気がした。本作においては、捏造された資料に基づいて戦争に踏み切り、その戦争によって多くの者が苦しめられたという事実、本来役割を果たさなくてはならないマスコミによって、情報操作されたという事実をポイントにしていると思う。また、「戦争後の統治の在り方」についても一石を投じている。 アメリカ人ではなくて、イラク人によってイラクのことを決定しなくてはいけなかったということは素晴らしいまとめ方だとは思う。イラク問題がここまでコジれている要因の一端を教えてくれている。ジャーナリスト出身であるグリーングラス監督が、今なお問題になっていることについて、非常にマジメかつ真剣に取り組んでいる姿勢は評価したいが、スター俳優によるアクション・サスペンスを堪能したいという欲求にはマッチしていないと言わざるを得ない。政治的な作品とエンターテイメント性ある作品との両立は難しいが、自分にはどっちつかずで、意義を見出せない映画としか思えなかった。[映画館(字幕)] 4点(2010-05-17 22:37:17)(良:2票) 《改行有》

2.  クライング・ゲーム 《ネタバレ》 事前情報を全く知らずに鑑賞したため、かなり驚かされることとなった。 ファーガスがジョディ(ウィテカー)に「(ディルと)結婚しているのか?」と問い掛けたときのジョディの返答から、確かに違和感を覚えたが…。 鑑賞中は「写真よりも実物は意外と大したことないなぁ」と思っていたが、その直感は間違いではなかったようだ。 だが、単なる驚きを与えるばかりではなく、「性を越えた恋愛」、「人間の性(さが)」などをきちんと描いた傑作だ。 ジョディはファーガスが「カエル」だと分かっていたのだろう。 だからこそ、ファーガスにディルを託したのではないか。 ディルはまさに「サソリ」だ。 「カエル」がいなければ、人生という名の川を渡れない。 もし、ディルの秘密が分かったとしても、ファーガスは自分の背中からディルを振り落とすような真似はしないと、ジョディは分かっていたのではないか。 ファーガスは「カエル」だが、ただの「カエル」ではない。 「サソリ」に刺されても、「サソリ」とともに川の底に沈むのではなく、「サソリ」も生かして、自分も生きようとする「カエル」だ。 この「サソリ」と「カエル」のカップルは、肉体的には結び合えないかもしれないが、感情面においては、強く結び合っているのが、よく分かるラストだ。 誘拐した側と誘拐された側ですら、分かり合えたのであるから、ファーガスにとってはディルと分かり合うことなど難しいことではない。 それこそがファーガスの性(さが)だろう。 一番分かり合えなかったのが、自分の同志というのが、皮肉な結果となっている。 それにしても、フォレスト・ウィテカーが凄い。 「ラストキングオブスコットランド」でアカデミー賞主演男優賞を獲得できたのは伊達ではないようだ。 「ラストキングオブスコットランド」の演技よりも、本作の方がインパクトがあり、非常に印象に残る素晴らしい演技だった。[DVD(字幕)] 8点(2008-01-10 21:35:27)《改行有》

3.  クリムト 観る人を選ぶ映画とはまさに本作のような映画なのかもしれない。当然、自分は選ばれなかったようだ。本作を初見で完全に理解できる人は恐らく100人中10人くらいではないだろうか。いや、完璧に理解できるのは監督くらいかもしれない。 過去に創られた画家の映画とは異なり、画家の人生や苦悩を描くようなものでもなければ、「真珠の耳飾りの少女」のような一枚の画に込められた想いや秘話的なものを想像して描くというような単純に割り切れる作品ではないので、鑑賞時には注意が必要だ。 監督が本作でクリムトの何を描きたかったかというと、正直あまりよく分からない。クリムトの死の間際に、クリムトの過去の記憶が走馬灯のように駆け巡ったような作品になっている。しかも、その記憶は現実の記憶ばかりではなく、虚構の記憶とが入り混じり、幻の理想のモデル「レア」を探す幻想的な旅をさまようという内容になっている。 <以下ややネタバレ>理想のモデル「レア」は実在するのか、それとも存在しないのか。そもそも自分(クリムト)とは何だったのか、自分も存在するのかどうかという、アイデンティティさえも疑わしくなっていく姿までも描かれている。アプローチ自体はとても面白いとは思うが、果たしてクリムトを描く際に、このような描き方が適していたかどうかは判断がつかない。シュールレアリズムの画家であれば、このような手法でも良かったかもしれないが、クリムトの画からは自分は本作のようなインスピレーションは受けなかった。それほどクリムトの画に精通しているわけではないが、個人的には弟子のエゴンシーレやモデルとなった女性との関係をじっくりと観たかったというのが正直なところ。 本作でもクリムトとシーレが交互に線を描いてデッサンを完成させる様子を描き、クリムトの最期を看取るのはシーレという描き方はしており、彼には重要な役割を担わせているが、天才シーレとクリムトの師弟関係、弟子が師匠を超えていく様や弟子への嫉妬などを描いて欲しかった。個人的に上手く理解はできなかったけれども、クリムトの展覧会でもあったら、またその機会にでももう一度見直してはみたい作品だ。[映画館(字幕)] 1点(2006-11-12 21:22:42)《改行有》

4.  グッドナイト&グッドラック 《ネタバレ》 この映画の主題である「赤狩り」は、エリアカザン監督のアカデミー賞名誉賞受賞の際にも問題(「赤狩り時代」に仲間を売ったとされ、表彰時にブーイングが浴びせられた)になったが、今なおハリウッドに影を落とす問題である。この映画を通して、その歴史の一端を学ぶことができる点では評価できるかもしれない。 しかし、確かに歴史的に非常に価値ある映像はみせてもらったとは思うが、どうにも物足りなさも覚えた。 この映画では「赤狩り」の首謀者であるマッカーシー上院議員を糾弾するという趣旨は全くないため、比較的客観的・中立的な立場から描かれていると思われる。 そのためか、いまいちエド・マローの内面やその葛藤、苦悩をうかがいしることができなかった。 また、この映画を通して、「表現の自由」とは、「報道の自由」とは、「思想の自由」とは、「国家による思想の弾圧に対するメディアの在り方や我々自身の対応」とは、など色々と考えられるテーマが散りばめられていると思うが、あまりそれらを考える手がかりにはならなかったと思う。 一言でいいあらわせば、映画をみたというより、歴史の勉強をしたというのが正直な感想であった。[映画館(字幕)] 5点(2006-05-02 21:30:13)《改行有》

5.  グレイズ・アナトミー いや意外と面白かったぞ。 あのおっさんに何回突っ込めるか分からないくらい突っ込みがいのある映画だろう。 ほとんどギャグ映画と化していたし。 自分は映画観ながら「はよ、手術しろよ!」と叫んでいたけど、ラストあたりでふと「フルフロンタル」を思い出した。 「このおっさん、実は眼なんてどこも悪くないんじゃないか?」と思い始めた。 野菜療法も先住民サウナもフィリピン医師も日本人観光客も眼がねの兄弟とおばあちゃんのいる医者もニクソンも奥さんも実は全部架空な話なんだと。 冒頭の人達は実際に被害を受けた人達だとしても(これも怪しいかもしれないが)、これがリアル過ぎて、実はソダーバーグのカラクリにやられたのかもしれない。 ソダーバーグは好きではないが、やっぱり才能はあるかもしれないな。6点(2004-12-28 01:32:44)《改行有》

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