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1. ゲティ家の身代金
《ネタバレ》 代役というのが全く気にならない、というか最初からこれでよかったんじゃない?と思えるクリストファー・プラマーの貫禄はさすがなんですけれども、身代金目的の誘拐事件にしてはなんだか緊迫感があんまり感じられなくて、誘拐犯一味の非道さよりゲティ氏のケチさ、強欲さが目立ってまして、最終的に身代金を値切るとか、税金対策して範囲を超える金額については息子に貸し付けるとか。これが事実なんですよね、すごいわ。
中だるみも少々ありでマーク・ウォールバーグの交渉人も地元警察もそれほど有能にも感じなかったですが「耳」からが速かったですね。誰がと言われたらチンクアンタの存在とキャラが際立ってたと思います。おいしい役どころかな?
シーンごとの映像の違いも的確でさすがリドリー・スコット、アーティストっぷりは健在です。
できれば特殊メイクで演じたケヴィン・スペイシーのほうも観てみたいです、上手いに決まってるし。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-04 17:42:43)《改行有》
2. 消されたヘッドライン
《ネタバレ》 イギリスのTVドラマシリーズの映画化だそうですね、それなら舞台もロンドンにしてほしかったなあ、さしずめヘレン・ミレンはあの中でクイーンですかね、ラッセル・クロウに「デブ」と言えちゃうもの。でもなんだか添え物、置物みたいで気になりました、勿体ないです。
すごく微妙です、ベテラン新聞記者が自分の流儀でどんどん事件を追い、真相に迫っていくところとか「あらまあ、まだこんなオチが用意されてたんだ」みたいなちょっとしたどんでんもあるところは良いんですが、とにかく人物描写が薄い。
サラサラ~と流れはいいけど深みがないんですよ。特にあの殺し屋の存在がわけわかりません、どうやら雇い主に命令されたわけでもなく4人も殺した?のに第三者のセリフだけで説明するとは手抜きもいいとこだと思った。でも退屈はしないサスペンスですね。
ラッセル・クロウとベン・アフレックが大学時代の親友というのもイメージ的にビミョー、アフレックの政治家役というのもビミョー、久しぶりに見たジェフ・ダニエルズは中年というよりすっかり老年という感じになっていてショック。
そして・・・肉付きがよいのはまあ、許せるんですが、ラッセルのあの長髪はなんとかならなかったものか・・・ここがいちばん残念、無念でした。
しかし、私も人のことは言えないけど・・・「LAコンフィデンシャル」では人差し指のみでタイプを打っていた、「インサイダー」でのマウスの動かし方は不器用、不自然極まりなかった、けれど本作ではブラインドタッチといってもいい見事なタイピングを見せてくれた。ラッセル・クロウは確実に進化している。プロフェッショナルですな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-02 23:05:31)(良:1票) 《改行有》
3. 月下の恋
《ネタバレ》 このテのお話しは途中でだいたい、ネタがわかるものですね。「シックス・センス」「アザーズ」の前に観ている人はちょっと得です。私も得しました。
エイダン・クィンの吸い込まれそうなブルーの瞳がよいです。前から気になる俳優のひとり。映像と雰囲気も私好みです。何の予備知識もなく観たのでかなりおもしろかった。あの兄妹だもの、出てきた時からなんとなく漂うその予感、エッチなシーンがあるのは自然なことだと私は思いました。なんと脱ぎっぷりのいい女優なんだと当時感心したんですけど、ボディダブルだったのね、でもすんごい色っぽくてキレイな後ろ姿でした。どっちを先に観たか忘れたけど同時期に「イノセント・ライズ」なんてのも観たっけ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-16 15:48:18)《改行有》
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