みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. シャーロック・ホームズ(2009) (英語音声、日本語字幕でも観ています) それまでのホームズ観、とくにグラナダ版で印象づけられた紳士っぽいものが本作ではことごとく崩されてしまったのが強烈だった。 鳥打ち帽もかぶらず身なりもラフで、たんなるKYおやじという描写(笑)。相棒ワトソンとの仲もピリピリしたもので、破天荒なホームズ像という新しいイメージを作ったのはアリかもしれない。 ただ、他の登場人物たちが19世紀末のロンドンを彷彿とさせる労働者であったり娼婦であったりという中で、ホームズだけが浮いている印象を受けたのはなぜだろうか? 彼だけがその時代の中に生きているという一体感が無かったのが残念。 19世紀末のロンドンのゴミゴミしたイメージを再現した世界観は観ていて楽しいし、今後登場するであろうモリアーティ教授との戦いを想像するだけでもワクワクするものがあるが、まだまだホームズの人物像としてはなじめないのが残念ではある。[DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:21:21)《改行有》 2. ジョニー・イングリッシュ 《ネタバレ》 期待してなかったから、まずまずおもしろかったですね。回転寿司のシーンでプラス1点です(笑)。あの台詞、たとえ日本向けだとしても大ウケしました。イタリア語を意識しているんだろうか?(笑) 次に何が起こるか、たいていの場面では予想できるのですがあのシーンだけは予想もつかなかったので、まさに「やられた!」という感じです。2004年12月にローワン・アトキンソン氏がイギリス下院で「特定宗教への批判を禁止する法案」に反対する演説をした背景には、本作のようなアイロニーがあるんでしょうね。カンタベリー大司教をいじくって笑いをとろうとするんだからね。ま、あれが高尚な表現の自由と言えるかどうかは疑問だけれどね(苦笑)。それにしても(←口癖(笑))、マルコヴィッチのフランス語訛の英語は雰囲気もあっておもしろかったし、戴冠式のシーンは身長もあるから格好良く見えたね。悪役としてはたいしたことを狙っていないのが拍子抜けだけれどねえ。ところで、あんなアストンマーチンなら乗ってみたいなと思いました。で、実際に彼があんなスピンターンをやったの?8点(2004-12-18 16:51:17) 3. ジム・ヘンソンのストーリーテラー<TVM> これはレベルの高い作品ですよね。毎回、怪しげなメークのジョン・ハートが暖炉の前で語り、その犬(これも見事な作り物)が聞いている形で話は始まるのも好きでした。観た当時は、あんな暖炉が欲しいと思いました(笑)。どの話かは忘れてしまったけど、ジョン・ハートが持っていたカップの絵から人が落ちるシーンがあったと思うんですが、それがおとぎ話の中の人物とシンクロして、その演出には、思わずため息ものでした。こういうクオリティーの高い作品はぜひいろいろな人に観て欲しいものです。後悔はしませんよ(微笑)。9点(2003-12-25 18:14:51)(良:1票) 4. ショコラ(2000) あれ?書いていたと思ったのに。 女性版「ペイルライダー」か「荒野のストレンジャー」かって? いや撃ち合いなんかありません(笑)。よそ者が旧習を打破していくというのは、映画の典型的なパターンのひとつであり、それを演じるストレンジャーをどう描くかが重要なポイントであるわけですが、本作の母子はかなり好い線いっているんじゃないですか。フランスの小さな村の雰囲気もとてもよく出ているし、主人公に反感を持つキャリー・アン・モスもなかなか好かったです。でもジョニー・デップがいつ出てくるんだ?と思っていたら、後半になってやっとですね。このキャスティングに関しては、別に彼でなくてもよかったと思うのは、皆さんと同じ。節制された食生活よりも糖尿病を選んだ老婆の気持ちはわかります。私だって、「高血圧になるからひかえろ」と言われても、醤油を手放せません(笑)。8点(2003-12-06 02:16:27) 5. 勝利への脱出 《ネタバレ》 「大脱走」と「ロンゲストヤード」を足して2で割ったものでしょう。当時の一流サッカー選手が技を見せるシーンは楽しかったですね。どうせなら勝ってから脱出すれば好かったのにと思うのは私だけ?7点(2003-12-02 01:25:07) 6. ジャッカル 「ジャッカルの日」と比べてはいけません(笑)。別の作品として観たときも、この程度のサスペンスではモノ足りませんねえ。フォックスのジャッカルは中性的な魅力があったけれど、ウィリスじゃ男臭くっていけません・・・って、しっかり比較してるジャン、私(笑)。6点(2003-12-02 01:06:59) 7. ジャガーノート 今は亡きリチャード・ハリスが爆弾解体作業をするシーンは今観てもハラハラドキドキします。いかにもイギリス映画という感じの役者が勢揃いして、いい雰囲気です。7点(2003-12-02 01:03:46) 8. シャイニング(1980) 「ジャック・ニコルソンがなぜ狂っていくのか。そして、あのホテルには何があるのか」が、私には納得できないまま終わってしまった感じです。キューブリック信者には映像美が受けるのかもしれないけれど、私は宗派が違うので・・・(笑)。5点(2003-12-02 01:01:44) 9. ジャッカルの日 《ネタバレ》 フォーサイスの原作のイメージとエドワード・フォックスのイメージは、私の中ではかなり好い線いってます。実際のニュース映像と合成して、例の暗殺未遂シーンを作ったのは有名な話ですよね。パリ警視庁の警部と”ジャッカル”との虚々実々の駆け引き見事に描いています。結論はわかっているのだけれど、それでも照準の中にドゴールが映るシーンはドキドキしますね。8点(2003-11-18 01:31:21)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS