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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 描く空間を極度に制限したコスチューム劇。宮廷の外を描くことは完全に排し、宮廷内の豪華絢爛な佇まいとシンメトリーな構図をひたすらに意識し、独特で狭い空間に囚われ固執する人物たちをじっくり、ねっとりと見つめる。「バリー・リンドン」や「英国式庭園殺人事件」が手本であろうか。ロウソクの灯りを頼りに物事が展開するシーンは、計算された演出が憎いくらいに、登場人物たちの心の闇を映し出すことに見事にマッチしている。主演3人が完璧なのは言うまでもない。特に、レイチェル・ワイズは嫌味と気品をうまく体現して、最終的には見る者の同情を得ることに成功している。[映画館(字幕)] 8点(2019-02-19 22:41:20) 2. SHAME -シェイム- 都会の中で闇を抱えた男。孤独と苦悩、抑圧と依存、体全体を使って演じるファスベンダーに圧倒される。力みすぎな演出は、映画全体として物足りなさを感じさせる。[インターネット(字幕)] 5点(2017-04-30 10:13:49) 3. シリアスマン 《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画は好きです。しかし、この「シリアスマン」はなかなか難しい。主人公にどんどん振り掛かる不幸、悪夢も見ます。事態は悪化する一方です。いろいろなラビに相談します。ストーリー展開はスムーズなので飽きることはありません。そしてラスト、唐突に終わります。果たしておもしろかったのかどうか…。シニカルなコメディタッチの「赤ちゃん泥棒」や「ビッグ・リボウスキ」にしろ、ニコラス・ケイジやジェフ・ブリッジスといった主人公が、カッコよくないけど魅力的でした。しかし、この「シリアスマン」の主人公に魅力は全く感じなかった。そこが、この映画をおもしろいと言い切れない要因かもしれません。[映画館(字幕)] 6点(2011-03-27 21:45:17) 4. シャーロック・ホームズ(2009) 娯楽性は高い。ロバート・ダウニーJrとジュード・ロウのコンビはとても魅力的。サスペンス、推理ものとしては期待できず。ガイ・リッチー作品として見ると・・・肩透かしかな。ガイファンは「ロック・ストック」「スナッチ」の興奮からなかなか抜けられないのです。[映画館(字幕)] 7点(2010-03-29 21:48:55)
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