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コメント数 823
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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 最近には見られなかった直球の映画。クイズという形を借りて、彼の生き様を描き、彼の生き様を通して“夢”や“愛”を手に入れるという単純なハッピーエンドムービーを単純に楽しめことができた。スラムの負け犬でも、諦めなければなんとかなる、思い続ければなんとかなるという“甘い”ストーリーは非常に好みだ。本作は、社会派の映画でもなければ、リアルなインドの実態を描いた映画でもないだろう。ましてや、教養のない人間が、難問のクイズに答えられるはずもない。リアルティのある作品ではないが、そういうことはでうでもよくなるほどの出来栄えだ。 インドが舞台であることが、本作の勝因ともいえる。 この舞台がアメリカや日本だったら、全く面白くはないだろう。 出来すぎたストーリーに嘘っぽさを感じてしまうはずだ。 アメリカにはもはや「アメリカンドリーム」はないかもしれないが、発展を続けているインドには「アメリカンドリーム」があると感じさせるパワーやパッションの溢れる街であるというように魅力的に描かれている。 また、クイズを絡めて、一人の男の生き様を語るというのは素晴らしいアイディアだ。 普通に描けば、大して面白くないストーリーでも、この手法によりダイナミックさが加わった。ストーリーに飽きることがなく、画面に集中させる効果も非常に高いといえる。 個人的には、最後の問題をジャマールは回答できなくてもよかったのではないかと思う。ジャマールにとっては、“愛”さえ手に入れれば、“金”などどうでもいいもののはずだ。「三銃士」の三番目と命名したラティカ自身が分からない「三銃士」の問題を間違えるというのも面白い運命とも思ったが。もともとゼロからのスタートなのだから、ゼロの状態からジャマールとラティカがスタートする方がもっとイマジネーションは膨らむと思う。あの二人にはむしろ“大金”は不要ではないか。 さらにレベルの高い演出をするのならば、司会者が正解かどうか答える瞬間に画面が切り替わり、駅のシーンへ移行してもよかったかもしれない。彼が正解できたかどうかを、観客の心に委ねてもよいだろう。 ただ、最後のエンドクレジット中のダンスはややマイナスといわざるを得ない。 ダニー・ボイルはインド的なものを取り入れようとしたのかもしれないが、せっかく気持ちよくさせてもらったのに、あれで“夢”から一気に冷めてしまった。[映画館(字幕)] 9点(2009-05-10 21:44:04)(良:2票) 《改行有》

2.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 面白いとは思うが、期待感があまりにも高すぎたためか、やや不満なところもあった。強引なストーリー展開はミュージカルなので許されるが、ストーリーの膨らみがやや物足りず、さらに感情面に訴えてくる点が少ないような気がした。バートンが意識したのは、ストーリー展開ではなく、ミュージカルそのものだったからだろう。ストーリーを楽しむというよりも、ミュージカルとして視覚的・聴覚的に楽しませることを念頭において製作したものと思われる。 それにしても、バートンの世界観はさすがだ。どっぷりと彼の世界観に浸ることができた。陰湿極まりないが、どこかユーモアがある見事な世界だ。グロいけれども、これは品のあるグロさだ。グロさを極めたものだけが、到達できるグロさだろう。 デュエット構成のミュージカルは見応え・聞き応え十分だ。 メチャクチャ上手いというわけではないが、編集の上手さで盛り上がりのあるデュエットを堪能することができるのは、映画ならではのものか。 ストーリーとして面白いのは、トッドが妻の顔も娘の顔も分からなかったことだろう。 15年間の牢獄の中で、記憶から消えつつあったのは妻や娘の顔であり、克明に記憶に刻まれたのは、判事の顔や役人の顔だったのではないか。 彼は“復讐”に溺れていただけということがよく分かる。 「恋に恋する」という状況があるが、あれに近いものがあったのではないか。 なんのために復讐するのかが、トッドには分からなくなっていたのかもしれない。 復讐することでしか、自分自身をサルベージ(救う)できなかったようだ。 ラベットが「顔を覚えているのか?」と聞いたときに、トッドがつまりながら「髪は黄金色で・・・」と答えていたのが印象的だ。 欲を言えば、もっとトッドの悲哀を感じさせて欲しかったところだ。 “復讐”いう名の魔物に取り憑かれた男の哀しさを十二分には感じることはできなかった。そういった感情をミュージカルで表現せざるを得ないため、通常の映画のようには上手くはいかなかったのかもしれない。 ラストのクダリも少々物足りないのではないか。観客には妻の正体が分かっているために“復讐”に囚われた男の末路の悲劇に深みや衝撃があまりない。 ラストのオチはあれでやむを得ないだろう。贖罪を求めて、自分の死を受け入れるかのように自分の首を少々上げるトッドの姿には、さすがに悲哀は感じられるものとなっている。[映画館(字幕)] 7点(2008-01-19 23:37:35)《改行有》

3.  スーパーマンIII/電子の要塞 《ネタバレ》 回を重ねるごとにどんどん詰まらなくなっていくこのシリーズ。80年代にも関わらず、このクオリティとストーリーのメチャクチャさはひど過ぎやしないか。Ⅰ・Ⅱでは上手く処理していたワイヤーも本作ではあからさまに見せているのもなんとかして欲しかった。 ストーリーとしては、自分の中の悪意が知らぬ間に増幅され、悪意に支配されるというのはヒーロー物にありがちで面白い展開なんだけど、もう少し前フリや、その解決方法に工夫が必要だろう。例えば、なんでもかんでも人類がスーパーマンに頼りきりになり自分たちのチカラで物事を解決しなくなったり、少しでも救助に遅れ被害が拡大したりしたら、全てスーパーマンの責任にするといった人間特有の利己的で自己中心的な部分にスーパーマンが少し辟易するような場面を描くと、いい前フリなるのではないか。 また、善のスーパーマンと悪のスーパーマンがいきなり二つに分かれて殴りあうというのは、なかなかお目にかかれないシュールな展開なんだけど、普通に戦って勝つというのは脚本としては最低だ。例えば、人類のスーパーマンへの過度な期待がスーパーマンに悪意が芽生え、クリプトナイトでそれが増幅される。そして悪意に支配されたスーパーマンは悪事に手を染めていき、人類から一旦見離されるが、自分の中の善意がまだ心の中に残っており分裂し、善のスーパーマンと悪のスーパーマンが公衆の面前で決闘する。公衆の面前ということが重要だろう。善のスーパーマンはやはりパワー不足で、悪のスーパーマンに敗れそうになるけれども、スーパーマンが人類へ対してしてきた行為への感謝の気持ちを思い出し、人類が悪のスーパーマンへ攻撃しようとする。人々からの支援や期待を受けて、悪のスーパーマンを打ち破るという方がより展開が引き締まり、悪意の芽生えとヒーローの重要性という前フリともリンクしてくると思う。そうしないと数々の悪事は帳消しにはならないだろう。 さらに、少々不可解だったのは、コンピューター使いの黒人が、せっかくスーパーマンの世話してくれた就職口を断るところ。いったいどういうつもりなのかを考えてみたけど、そろそろ自分のチカラで就職口を探してみたかったか、それとももうコンピューター関係の仕事はしたくないかのどちらかかと思うけど、ちょっと分かりづらい。どうせならスーパーマンがいるときに断れば少し意図が明確になったんだけど。[DVD(字幕)] 3点(2006-07-31 23:51:50)《改行有》

4.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 前半・中盤は、結構丁寧に創っているなという好印象だったけど、あのラストにはさすがに言葉が出なかった。時代背景が違うとはいえ、この脚本をみて常識あるワーナーのお偉いさんとか誰も何も言わなかったのかな。 あんなメチャクチャなラストで物事を解決するのではなく、個人的には「失った命は結局救えない」というラストでも良いのではないかと思われる。 ヒーローはなんでもできると思われがちだが、決して神というわけではなく、できることには限界がある。だからこそ、救うことができたはずなのに救えなかったという苦悩や苦しみが産まれ、かけがえのないものを失った悲しみや、限りあるものの美しさが描かれるのではないか。 このラストでは、「人類の歴史を変えるな」という父親の教えを無視する上に、自然の摂理に反する行為である。子ども達にも影響を与えるはずなのに、物事はすべて駄々をこねれば解決できるという子どもじみた発想でしかなく、ヒーローとして、また大人としての成長が感じられないと思う。 ところで、このシリーズのⅠ~Ⅲを通してみたけど、スーパーマンへの変身のシーンで、Ⅰで電話ボックスをちょっとはチェックするもののボックスタイプではなく諦めるシーンがあっただけで、結局変身の際にほとんど電話ボックスを使うことがなかったのには驚いた(Ⅳは未見)。Ⅰでは自動回転ドア、Ⅱでは証明写真用のボックス、Ⅲではクルマの中だったかな。その他には、誰もいないところで走りながらとか、ビルから飛び降りながらとかで、電話ボックスではなくて結構いろいろな場所や方法を利用していたのは、新たな発見だった。[DVD(字幕)] 5点(2006-07-31 23:05:41)《改行有》

5.  スパイ・ゲーム(2001) 「スパイゲーム」というタイトルの割にはゲーム性もなく、007のような映画とは違い、真面目で落ち着いた出来に仕上がっている。 出来自体は決して悪くはないのだが、盛りあがりに欠ける為、期待ハズレと感じる人も多いだろう。 部下であったトム救出のために動き回るネイサンの退職の日の「現実」を縦軸に、75年ベトナムでの出会いから、76年西ドイツでの二人の考えの対立、そして85年のベイルートでの二人の別れを「過去」の回想を横軸に二重構造にして描かれている。 ネイサンの信念には「情報提供者に命をかけるな」というスパイの役目や負けられない危険なゲームと割り切ることが大切という考え方があり、一方、トムは理想肌で「人を殺すことは苦しいこと」と語っていたように「人の命の重さ」を知っている。 二人の考え方はだいぶ違うと思ったが、やはり二人にはどことなく似ている部分を感じさせるし、人間的な根っこは同じような気がする。本作では師弟愛が感じられた。 しかしなあ、ネイサンはベイルートでは当然の策とはいえ、トムを待たずに、キプロス義勇軍を使ってしまったり、エリザベスをトムから引き離すために拉致って中国に引き渡したりしているわけでかなり実際はかなり非情なオトコなんだよな。 トムとエリザベスの二人の愛が本物だとは知らずに拉致ったりしているから今回のような事件が起きたわけで、28200ドルは自分のまいた種を刈り取ったようなものかもしれない。 エリザベスとトムの二人には、救出後2台の離れたヘリコプターで見つめ合う姿に愛を感じさせずにいられなかった。 ネイサンの奥さんネタも随所に登場させているから、ネイサンの奥さん、家族、愛についての考えも少しだけでも描いて欲しかった気がした。 奥さんネタはやや消化不良に終わっていると感じたな。 衛星写真のすり替えや「ディナー作戦決行」の周りの反応などニヤリと出来る場面も多く、「ディナー作戦」と聞いた時のトムの反応も特に良かった。7点(2004-12-18 16:35:49)(良:2票) 《改行有》

6.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 正直言って、自分は全くこの世界観に溶け込めずに、完全に置き去りにされてしまった感じがした。 前編を創りたいのは分かるけど、思わせぶりのセリフが多いのもやや気になる手法。 問題点としては、まずは薄っぺらい世界に合う薄っぺらい脚本。 ご都合主義満載のストーリーにはもはや突っ込む気にはなれず、これ以上あえて語るつもりはない。 宮崎映画というより、ラストあたりは自分はルパンのクローンのやつを思い出しましたよ。 そして、全く臨場感も疾走感も感じられない映像。 CG映画は好きな方であるし、CGによって映画は発展していると感じているが、この出来は、いかがなものだろうか。 特にグィネスが序盤ロボットに踏み潰されそうになっている場面は酷いとしか言いようがない。 あれでどうやって、ドキドキしろと言うだろうか。 真面目なヒーローモノと構えずに、完全にギャグ映画だと割り切れば楽しめる人は多いかもしれない。 事実、狙い通りレトロの世界に合う古典的なギャグで場内は結構笑いに溢れていた。 自分はグウィネスが好きなのでその点は充分楽しめたし。 衣装はステラマッカートニーが担当しているらしい。彼女はビートルズのポールの娘で、元クロエのデザイナー。 現在はグッチグループで自分の名前でデザインしている人気のデザイナーなので、ジュードとグィネスの衣装には注目して欲しい。 そして、かなり引っ張りに引っ張ったラストのオチ。あれには本当にマジ参った。あれで最低の映画だったのが救われた、完全にポイントアップした衝撃の驚きのラストは必見。5点(2004-11-28 22:29:32)《改行有》

7.  スイミング・プール 《ネタバレ》 この映画は、全てランプリングの頭の中のネタであり実際の娘は最後に出てきた歯の矯正をしたブサイクな女の子というオチなんだが、ちょっとこのオチはさすがにない方がいいと思う。 「マルホランドドライブ」なんかは妄想である必要があったんだが、どうも本作には妄想という必要がないと思われる。 ランプリングのサニエを見つめる複雑な感情が入り混じったなんともいえない視線や、「何も行動できないイギリスのおばさん」と言われたランプリングがジジイに執ったあの大胆な行動、社長とのやり取り、幻の作品等、全てが妄想と知ったら残念な気がします。 自分の中では、ラストを頭から消去して全て現実にあった物語とすることに決めました。5点(2004-06-25 15:18:16)(良:1票) 《改行有》

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